ホンダF1撤退会見 「今でもF1をやりたいという気持ちは非常に強い」

2008年12月6日
ホンダ F1 撤退
ホンダの福井威夫社長は記者会見で、F1撤退の理由がチームの成績やF1の動向には関係なく、昨今の急激な経済状況の変化だと語った。

「今年の結果に関わらず、まったく関わらず決断しました」と福井社長は述べた。

「ファンの皆様には大変申し訳ないと思っていますが、状況を申し上げますと、自動車の販売だけでなくて、2輪車も含め、北米のみならず、世界中のマーケットが10月〜11月に入ってから、特に加速度的に減速しています。これはもう我々の想像をはるかに超えた、まったく先が見えないような状況だと思います。10月以前、少なくとも9月までの状況でこういう決断はたぶんしなかったと思います」

ホンダF1撤退会見 「第3期ホンダF1の成果」

2008年12月6日
ホンダF1撤退会見 「第3期ホンダF1の成果」
ホンダの福井威夫社長が、第3期ホンダF1の活動を振り返った。

ここ数年は成績が低迷し、2008年は9位でシーズンを終えたホンダF1チーム。また最近では、ロス・ブロウン、ニック・フライ率いるイギリスのホンダ・レーシングF1が実質的な実権を握っており、ホンダとしての姿勢に対して疑問視する声も上がっていた。

「第3期の成果といたしましては、私自身、大変残念だし、きちんとした成果を得られない途中撤退という認識でいますが、あえて申し上げますと、やはり最高峰のF1というレースの場で8年間戦ってきた。例えそれがロス・ブロウンの指揮下にあったとしても、栃木研究所、ホンダのエンジニアがその最前線で、最高峰の技術あるいはレースの場で戦ってきたというのは、非常に大きなものだと思ってます」

ホンダF1撤退会見 「チーム売却の可能性」

2008年12月6日
ホンダ チーム売却
ホンダは、F1撤退記者会見で、英国のHonda Racing F1 Team、エンジンの供給を行ってきたHonda Racing Development Ltd.の売却についての見解を語った。

大島裕志モータースポーツ担当執行役員は、チームの具体的な売却先などの明言は避けたが、3月の開幕戦を考えると早急な決定が必要であるとの見解を述べた。

ホンダF1撤退会見 「ジェンソン・バトンとは契約していた」

2008年12月6日
大島裕志 ホンダ
ホンダF1撤退会見の中で、大島裕志モータースポーツ担当執行役員は、ジェンソン・バトンと既に来季の契約をしていたことを明らかにした。

「チームスタッフとドライバーには、本田技研の意思決定の後、お伝えしました。今後の内容ですけど、ドライバーにつきましては、バトンとは契約しておりました。したがいまして、契約解消の手続きをとっていきます」

コスワース、F1スタンダードエンジンを落札

2008年12月5日
コスワース スタンダードエンジン
コスワースが、F1スタンダードエンジンの入札に勝利した。FIAのスタンダードエンジン導入計画が推進されれば、2010年からコスワースの名がF1に復帰する。

FIAは5日、ギアボックスのスペシャリストであるXtrac and Ricardo Transmissions社とともに、コスワースと独占交渉中であることを明らかにした。エンジンは最近のV10仕様になるという。チームが望めば、追加料金を支払うことにより、コスワースのバッチの付いていないエンジンを使用できるオプションも用意される。

ロス・ブロウンとニック・フライ、チーム存続を確約

2008年12月5日
ロス・ブロウンとニック・フライ
ホンダ・レーシングF1チームのCEOであるニック・フライとチーム代表のロス・ブロウンは、チームを救済する売却先を見るけることに“十分な確約”を得ていることをホンダ・レーシングF1チームの役員が明らかにした。

本田技研工業は5日、F1からエンジン供給を含め、完全に撤退することを発表した。

イギリスを拠点とするホンダ・レーシングF1チームは、現在、チーム存続に向けて救済案を検討している。

トヨタ、F1継続を明言

2008年12月5日
トヨタF1チーム
トヨタは、ホンダのF1撤退のニュースを受けて声明を発表。改めてF1活動を継続することを明言した。

「トヨタは現在、F1での成功、コスト削減にむけ取り組んでいる」

「我々は、F1のスピリットを維持される限り、大きなコスト削減を実現しようというFOTAの活動に貢献していきたい」

ジェンソン・バトン流出でF1シート争いが激化か

2008年12月5日
ジェンソン・バトン
ホンダは5日(金)、F1から完全撤退することを正式発表した。ホンダはチーム売却も視野に入れているが、事実上ホンダの現ドライバーであるジェンソン・バトン、ルーベンス・バリチェロ、そしてホンダ入りが有力視されていたブルーノ・セナが市場に放出されることとなった。

特にエースドライバーであるジェンソン・バトンの流出は、ドライバー市場に大きな影響を与えることになるだろう。ここ数年はホンダで低迷していたバトンだが、いまだドライバーとしての評価は高くく、市場価値のあるドライバーといえる。

ホンダF1撤退:福井社長のコメント

2008年12月5日
ホンダ F1撤退
ホンダは5日、緊急記者会見を開き、F1から撤退することを発表した。

福井威夫 ホンダ代表取締役社長
私どもHondaは、このたび、2008年をもってF1レース活動から撤退することを決定いたしました。

サブプライム問題に端を発した金融危機と、それらに伴う信用危機、各国に広がった実体経済の急速な後退により、Hondaを取り巻くビジネス環境は急速に悪化してきています。当面の世界経済は不透明さを増すばかりであり、回復にはしばらく時間がかかることが予想されます。
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