ヴァージン・レーシングの新チーム代表に就任したジョン・ブース
ヴァージン・レーシングは、チーム代表の座をアレックス・タイからジョン・ブースに引き継ぐことを発表した。

ロンドンでの公式発表会でアレックス・タイのチーム代表就任を発表してからまだ1カ月経っていないが、ヴァージン・レーシングはアレックス・タイが新たなプロジェクトへ移動し、ジョン・ブースが新たにチーム代表に就任したことを発表した。

ジョン・ブースは、ヴァージン・レーシングの母体となったマノー・グランプリでチーム代表を務めており、ヴァージン・レーシングではスポーティングディレクターに就任していた。

アレックス・タイは彼の決定の理由を「私の焦点と関心は、新しいチャンスと新しい冒険を始めるチャレンジを見つけることだ」と説明。

「私は、我々がコンセプトから短期間でチームを作り上げたことを誇りに思っている。ヴァージン・レーシングが信頼され、経験を手に入れるを確信している」

ヴァージン・レーシングの会長を務めるエティエンヌ・デ・ヴィリエは「ジョンの印象的なレースの血統と評判は、チーム代表という重要な役割に相応しいものだ」と語る。

「ジョンは、以前にレーシングのディレクターのポジションを占めていたCEOとしてグレイム・ローデンに加わることになる。彼はマノー・グランプリ・チームの創設者のひとりであり、昨年の成功を形成した重要な立役者だ」

「グレイムは、マノー・グランプリで証明された実績があり、スポーツで優れた評判のある強力なオペレーターだ。彼らの経験と専門知識の組み合わせは、刺激的な初シーズンへ向けて、ヴァージン・レーシング・チームを導く理想的な候補者とするだろう」

「このような任命は、新しいビジネスの複雑さと挑戦に完全に立ち向かい、存続可能な成功を確実にするために適切な技術と経験でチームを作り上げるという我々の長期的なコミットメントを反映している」

「我々はこの日が来るのを知っていたが、アレックスが管理職から異動するのを見るのは悲しいことだ。彼はヴァージンの特別プロジェクトのディレクターとしての役割を続け、チームと密接な関係を保持する。アレックスのサポートとエネルギー、着手からの責務に対して心から感謝の意を表明したい。そして、彼のビジネスへの継続的な貢献を楽しみにしている」

ヴァージン・レーシングは、2回目のプレシーズンテストとなるヘレステストで2010年マシンのVR-01をデビューさせるとみられている。

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カテゴリー: F1 / ヴァージン