ブリヂストン:F1中国GP レースレポート
2010年4月18日

上海インターナショナル・サーキットで開催された中国GP決勝は、ブリヂストンのソフト・コンパウンドとインターミディエイト・タイヤを使った昨年度世界チャンピオンのジェンソン・バトン(ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス)が、入り混じった天気のコンディションとなったスリリングなレースで優勝を飾った。
マクラーレン:1-2フィニッシュで首位に浮上 (F1中国GP)
2010年4月18日

ジェンソン・バトンは、スタート直後の雨ではドライタイヤのままステイアウトすることを選択。その戦略が功を奏し、ニコ・ロズベルグを追い抜いて首位に立ってからは、タイヤを労わりながら首位をキープ。今シーズン2度目の優勝を成し遂げた。これによりバトンは、ドライバーズランキングで首位に立った。
フェラーリ:アロンソが4位入賞 (F1中国GP)
2010年4月18日

3番グリッドからスタートしたフェルナンド・アロンソは、スタートでトップに躍り出るが、ジャンプスタート(フライング)によりドライブスルーペナリティが科せられた。
一時は16番手まで順位を下げたアロンソだったが、その後、適切なタイミングでのピットインが功を奏し、最終的に4位でフィニッシュした。
メルセデスGP:ロズベルグが2戦連続表彰台 (F1中国GP)
2010年4月18日

ニコ・ロズベルグ (3位)
「2戦連続で表彰台に立てて素晴らしい気分だ。ハプイニングの多いレースだったし、今日は結果を争うためにとても良い選択ができた。最初のシャワーが降ってきたとき、ジョックとチームからのアドバイスに従って、スピックでステイアウトすることに決めた。雨が止んでくれることを願っていたよ!でも、正しい判断だったし、しばらくレースをリードすることは素晴らしい気分だった」
ルノー:ペトロフがF1初ポイント獲得でダブル入賞 (F1中国GP)
2010年4月18日

ロバート・クビサ (5位)
「エキサイティングなレースだったし、多くのポイントを獲れて良かったよ。レース序盤は、スタートがうまくいかなくて、多くのポジションを失ってしまったけど、雨が降り始めたときに僕たちはステイアウトするという正しい決断ができたし、3番手まで順位をあげることができた。でも、レースの重要な場面でセーフティカーが入って、後ろのクルマにつけていた大きなリードを失ってしまい、表彰台の望みが断たれてしまった。5位でフィニッシュできたことには満足しているけど、やっぱり表彰台逃したことは少し残念に感じているよ」
ザウバー:小林可夢偉、4戦連続リタイア (F1中国GP)
2010年4月18日

15番手からスタートした小林可夢偉は、順調なスタートを切ったが、数コーナー後に突然前をいくヴィタントニオ・リウッツィのマシンがスピン。前に飛び出してきたリウッツィを避けることができず、リタイアとなった。
小林可夢偉は、これで開幕から4戦連続のリタイアとなった。
ヒスパニア・レーシング:再びダブル完走 (F1中国GP)
2010年4月18日

ブルーノ・セナ (16位)
「再びレースを完走できてとても満足している。僕たちには今日のようなウェットコンディションの経験がなかったし、クルマは少し運転しづらかった。雲が低くて、少し暗かった。全般的に僕のバイザーはこのようなコンディションでは少し暗すぎた。ウェットトラックでのレースは楽しかった。2台のクルマをレースに完走できるように再び素晴らしい仕事をしてくれたチームにためにも嬉しく思う」
レッドブル:ダブル入賞も落胆 (F1中国GP)
2010年4月18日

セバスチャン・ベッテル (6位)
「難しいレースだった。ほぼすべてのラップで追い越さなければならないクルマがいたり、追い越されたりした。最初のピットストップで少しタイムを失ってしまったけど、取り戻すことができたし、6位でレースを終えることができた。僕たちはポールからスタートしたし、実際に1-2でスタートしたけど、その場所でフィニッシュすることはできなかった」
ウィリアムズ:望み通りのレースができず (F1中国GP)
2010年4月18日

ルーベンス・バリチェロ (12位)
「レースは計画通りにはいかなかった。速めにインターミディエイトに替えるようにピットインを指示されたけど、難しい指示だったし、レースはそこから発展した。そのあとは良い判断ができたと思うけど、リカバーするには遅すぎた」