ルイス・ハミルトン F1オーストリアGP4位「少しずつだけど前進できている」

スクーデリア・フェラーリは新フロアを投入した今週末のレースで両マシンが上位を争い、ハミルトン自身も首位ランド・ノリスから30秒以内でのゴール。これまでに比べて明らかにパフォーマンスが向上していた。
「少しずつだけど前進できている。これは大きなポジティブ要素だ」とハミルトンは語る。
「チームとしても進歩できたし、今週末は2番目に速いチームだった。何より1分以上遅れてのゴールではなかったという点が嬉しいね。今の段階ではマクラーレンのような走りはできないけど、今回のアップグレードと、チーム全体の良いオペレーションが成果につながったと思う」

今後に向けての希望を尋ねられたハミルトンは、「予選の感触は良くなってきている」と手応えを示しつつ、決勝での課題も明らかにした。
「レース中のバランスには本当に苦しんだ。低速ではアンダーステア、高速ではオーバーステアがひどくて、どのツールを使っても調整できなかった」
「それにブレーキにも常に問題を抱えていて、今回も一貫してマネージしなければならなかった。それがかなりのタイムロスになっていた」
それでもハミルトンは、「ポジティブな点を持ち帰る週末だった」と強調。進化の途中であるフェラーリにおいて、自身の適応と車両の理解をさらに深める必要があると語った。
フェラーリはこのレースでシャルル・ルクレールが3位、ルイス・ハミルトンが4位に入り、2台そろって上位入賞を果たした。これによりチームはコンストラクターズランキング2位に再浮上。一方、メルセデスはジョージ・ラッセルが5位に入ってポイントを獲得したものの、アンドレア・キミ・アントネッリがオープニングラップでマックス・フェルスタッペンに接触してリタイアとなり、チームとしてはやや苦しい週末となった。
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