小林可夢偉 F1中国GP リタイア
ザウバーは、F1中国GPで小林可夢偉、ペドロ・デ・ラ・ロサともにリタイアに終わった。

15番手からスタートした小林可夢偉は、順調なスタートを切ったが、数コーナー後に突然前をいくヴィタントニオ・リウッツィのマシンがスピン。前に飛び出してきたリウッツィを避けることができず、リタイアとなった。

小林可夢偉は、これで開幕から4戦連続のリタイアとなった。

ペドロ・デ・ラ・ロサは、変わりやすいコンディションのなかで順位をあげたが、エンジントラブルによりリタイアした。

小林可夢偉 (リタイア)
「本当に残念です。今日のように難しい路面コンディションはグリッドポジションに関係なく誰にでもチャンスがあるはずだった。今日は必ずポイントが獲れたと思う。スタートはよかったけれども、いくつかコーナーを抜けたあと、ビタントニオ・リウッツィのクルマが飛んできて終わってしまった」

ペドロ・デ・ラ・ロサ (リタイア)
「もちろん、ひどく失望しているよ。僕たちのタイヤの決定はすべて正しかった。僕はスリックデスタートして、霧雨の中でもなんとか留まることができた。オーバーテイクは楽しかったし、そのあと僕は4位にいた。そのような状況では本当にフィニッシュしなければならない。今日は最高のチャンスを失った。何が起こったかはわからない。エンジンのなにかがおかしいと感じて、ターン9で止まった」

ジェームス・キー:テクニカルディレクター
「今日のレースは見ていてエキサイティングなレースだったが、我々にとっては非常にフラストレーションがたまるものだった。可夢偉は、彼の背後で起きたアクシデントでコースを横切ってきたクルマに巻き添えになってしまい、彼の責任ではない。ペドロは彼自身がタイヤを選び、チームもそれに従い、素晴らしいレースをしていた。他のクルマがウエットタイヤに履き替えるなか、ドライのソフトタイヤで走り続け、4番手まで順位を上げ、ビタリー・ペトロフと争いながらいいラップタイムで走っていた。リタイアの原因がエンジンの問題なのか車体側の問題なのかは、クルマが戻ってきてから検証することになる。入賞できるチャンスが充分あったが、ものにすることができなかった」


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カテゴリー: F1 / ザウバーF1チーム / 小林可夢偉 / F1中国GP