ブリヂストン F1中国GP
ブリヂストンが、F1中国GPの決勝レースを振り返った。

上海インターナショナル・サーキットで開催された中国GP決勝は、ブリヂストンのソフト・コンパウンドとインターミディエイト・タイヤを使った昨年度世界チャンピオンのジェンソン・バトン(ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス)が、入り混じった天気のコンディションとなったスリリングなレースで優勝を飾った。

バトンに1.5秒遅れてフィニッシュラインを越えたのは、チームメイトのルイス・ハミルトン。バトンはドライ用ソフト・コンパウンドでスタートを切り、2セットのインターミディエイトを使ってチェッカーフラッグを受けた。ハミルトンは4回のピットストップを行い、ソフト-インターミディエイト-ハード-インターミディエイト-インターミディエイトのタイヤ戦略で戦った。メルセデスGPペトロナスF1チームのニコ・ロズベルグが3位だった。

安川ひろし (ブリヂストン モータースポーツ推進室長)
「今シーズン2度目の優勝を飾ったジェンソン・バトン選手と、1?2フィニッシュを成し遂げたボーダフォン・マクラーレン・メルセデスにお祝いを申し上げます。今回のレースは、ブリヂストン中国の大きなサポートもあり、ゲストも大勢いらしていました。今日は素晴らしいバトルを観ることができ、ゲストの皆さんにも喜んでいただけました。今日は我々のドライ及びインターミディエイト・タイヤの品質の高さが際立ったレースでした。エキサイティングなレースをサポートすることができ、嬉しく思っています」

浜島裕英 (ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部フェロー)
「今日は非常に興味深く、またスリリングなレースでした。興味深い、というのは、ドライとインターミディエイト・タイヤのどちらも可能だった周回が多かったこと、スリリング、というのはまさにタイヤ選択によるコース上でのアクションが見られたことです。ジェンソン・バトン選手は、多くのドライバーがインターミディエイトへ交換した際もソフトでコースに留まり、そのポジションをうまく活かすという、とても賢明なレースを戦って今季2度目の優勝を果たしました。今日は様々なアプローチが見られました。ソフト・コンパウンドは路面が湿ったコンディションでもとても良い性能を発揮し、インターミディエイトも満足のいく性能を発揮しました。どちらのタイヤも慎重なマネージメントが必要でしたが、上海は非常に見応えのあるレースに恵まれました。さて、次のチャレンジは、どうやって我々のスタッフがヨーロッパへ戻るかですね」

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カテゴリー: F1 / ブリヂストン / F1中国GP