【F1マシン詳細解析】 フェラーリ F1-75:一線を画す多数のイノベーション

2022年2月20日
【F1マシン詳細解析】 フェラーリ F1-75:一線を画す多数のイノベーション / 2022年F1マシン
フェラーリの75周年を記念して『F1-75』と名付けられた2022年F1マシンは、14年ぶりのF1ワールドチャンピオンのトロフィーをマラネッロに持ち帰るべく大胆かつ緻密に設計された意欲作だ。

フェラーリは、F1-75の開発に専念するために2021年マシンの作業をすぐに終了した。2月17日(木)に発表されたF1-75は、ハース、アストンマーティン、マクラーレン、アルファタウリ、ウィリアムズによってそれ以前に発表されたマシンとは一線を画す多くのイノベーションと形状を備えている。

フェラーリF1、新型PUはスプリットターボ方式を見送って燃焼技術に焦点

2022年2月19日
フェラーリF1、新型PUはスプリットターボ方式を見送って燃焼技術に焦点
フェラーリF1のパワーユニット責任者を務めるエンリコ・グアルティエーリは、差し迫ったF1エンジン開発の凍結により、2022年F1パワーユニットでいくつか“大胆な設計ソリューション”を生み出すことを余儀なくされたと語る。

エンリコ・グアルティエーリは、2022年仕様のフェラーリのF1パワーユニットを「車両の設置、レイアウト、および多くの内部部品の点で極端な、型破りなプロジェクト」と説明する。

F1:ルール悪用のフレキシブルフロアが登場すれば「躊躇せず撲滅」

2022年2月19日
F1:ルール悪用のフレキシブルフロアが登場すれば「躊躇せず撲滅」
FIA(国際自動車連盟)は、2022年にフレキシブルフロアをトリックによってルールが“悪用される”と感じた場合、躊躇せずに撲滅に動くことをF1チームに警告している。

2022年に開始されるまったく新しいF1レギュレーション時代は、グラウンドエフェクト効果のコンセプトへの移行をもたらし、マシンのフロア下を流れる気流によって生成されるダウンフォースが50%を占めるようになる。

レッドブルF1、2022年F1マシン『RB18』はフロントにプルロッドを採用

2022年2月19日
レッドブルF1、2022年F1マシン『RB18』はフロントにプルロッドを採用
レッドブルF1は、今週シルバーストンで2022年F1マシン『RB18』のシェイクダウンを行っており、より鮮明な画像がソーシャルメディアに登場している。

レッドブルF1は、2月9日(水)に2022年F1マシン『RB18』をオンラインで発表したが、実際にはタイトルスポンサーとなったオラクルのお披露目の場であり、披露されたマシンはFOMのショーカーに2022年のカラーリングを施しただけだった。

【F1マシン着目点】 メルセデス W13:ロング&スリムの最大公約数

2022年2月19日
【F1マシン着目点】 メルセデス W13:ロング&スリムの最大公約数 / 2022年F1マシン解説
メルセデスF1の2022年F1マシン『W13』は、2022年のレギュレーションで定められる最大3600mmのホイールベースの制限のなかでマシンをできる限り長く、スリムにすることを最優先したなかでの最大公約数のパッケージングという印象を与える。

そのパッケージングによって可能となった狭いサイドポットには2つの重要な空力的影響がある。

メルセデスF1、W13搭載の新型パワーユニットは2014年以来ほぼ全てを刷新

2022年2月19日
メルセデスF1、W13搭載の新型パワーユニットは2014年以来ほぼ全てを刷新
メルセデスF1は、2014年に現行ハイブリッドF1エンジンが発表されて以来、パワーユニットの設計にこれまで以上に多くの変更を加えたことを明らかにした。

すべてのF1エンジンメーカーは、コストを削減し、競争の場を均一に保つために、F1エンジンの凍結の一部としてパワーユニットを開発することを許可されなくなる。

【動画】 フェラーリF1、2022年F1マシン『F1-75』をシェイクダウン

2022年2月19日
【動画】 フェラーリF1、2022年F1マシン『F1-75』をシェイクダウン
フェラーリF1は、2022年F1マシン『F1-75』のシェイクダウンを実施。フィオラノでのデモ走行でシャルル・ルクレールがF1-75をトラックデビューさせた。

フェラーリF1は、2月18日(金)に同社が所有するフィオラノ・サーキットでF1-75によるデモ走行を実施。F1の競技規則に従って、デモ走行の定義に合致するためにフィオラノのショートサーキットは15km以内に変更された。

【動画】 メルセデスF1、2022年F1マシン『W13』をシェイクダウン

2022年2月19日
【動画】 メルセデスF1、2022年F1マシン『W13』をシェイクダウン
メルセデスF1は、2022年F1マシン『W13』をシェイクダウン。シルバーストンでジョージ・ラッセルがW13をトラックデビューさせた。

メルセデスF1は、2月18日(金)の現地時間9時から2022年F1マシン『W13』の発表会を配信。すでにシルバーストン入りしていたチームは、午後からW13のシェイクダウンを実施した。

メルセデス W13:2022年F1マシン 画像ギャラリー

2022年2月18日
メルセデス W13:2022年F1マシン 画像ギャラリー
メルセデスの2022年F1マシン『W13』の画像ギャラリー。メルセデスAMG・ペトロナスF1チームは2月18日(金)、2022年のF1世界選手権に参戦する新車『W13』を発表した。

過去2年間は差別に反対する意味を込めたブラックのカラーリングを採用してきたメルセデスF1だが、2022年F1マシン『W13』では伝統のシルバーアローが復活。『セロからのスタート』をスローガンに失ったドライバーズタイトルの奪還に挑む。
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