フェルスタッペン レッドブルF1に警告「タイトルを狙うなら今すぐ速さを」

現在ポイントリーダーのオスカー・ピアストリに43点差をつけられているフェルスタッペンは、史上2人目となる5年連続タイトル獲得を目指す中で、開発のスピードアップをチームに強く求めている。
カナダGPでは、マクラーレン勢が今季初めて揃って表彰台を逃す結果となった。ピアストリはスタート直後に順位を落とし4位、ランド・ノリスは終盤の接触によってリタイアに終わったが、それでもフェルスタッペンはマクラーレンの強さを警戒し続けている。
「今週末はいい週末だったけど、まだ十分に速くはなかった」とフェルスタッペン。「僕たちには“勝てる瞬間”が時々ある。でももっと頻繁にレースで勝たなければならない。そのためにはマシンをもっと速くするしかない。そうすれば自分たちにとってずっと楽になる」
レッドブルはカナダで表向きには善戦していたが、フェルスタッペンはチャンピオン争いにおいてはまだ物足りないと断言する。
「何が必要かって? 競争力をもっと上げること。それだけだ」

27歳のフェルスタッペンは、今後投入されるアップグレードに一定の期待を寄せながらも、それがライバルに追いつくのに十分かどうかは未知数だと語った。
「もちろんいくつかのパーツは投入されるけど、それで十分かどうかは分からない。F1ではごくわずかな差が毎週末の結果を大きく左右する」
さらにマクラーレンについては「今季通して見せている一貫性は驚異的で、倒すのは簡単じゃない」と称賛した上で、「今週末は彼らにとってベストではなかったかもしれないけど、それでも依然として彼らが最有力候補だ」と付け加えた。
レッドブルがマシンの競争力を高め、再び優勝争いの常連に返り咲けるかどうか。今後のアップグレードの成果に注目が集まる。
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