F1第13戦ベルギーGP決勝 (ドライバーコメント)

2008年9月8日
F1ベルギーGP決勝 ドライバーコメント
2008 FORMULA 1 ING Belgian Grand Prix
ベルギーGP決勝レース後、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)とティモ・グロック(トヨタ)の2名に25秒加算ペナルティが科せられた。その結果、優勝のルイス・ハミルトンは3位に、8位入賞を果たしたティモ・グロックは9位と降格した。

ルイス・ハミルトン、25秒加算ペナルティで3位に転落(ベルギーGP)

2008年9月8日
ルイス・ハミルトンに25秒加算ペナルティ
ベルギーGPのレース終了後、ルイス・ハミルトンに対して25秒加算ペナルティが科せられた。

これにより、ハミルトンの優勝は取り消され3位に転落、優勝はフェリペ・マッサとなった。

レース終盤の雨で、キミ・ライコネンとバトルを展開していたルイス・ハミルトンは、大きくコースオフ。そのままライコネンの前に出たため、一度、ライコネンにポジションを譲った。

しかし、その後、すぐにライコネンにアタックしオーバーテイクしたことが、フェアではないと判断され、スチュワードはハミルトンに対して、25秒加算のペナルティを科すことを決定した。

ティモ・グロック、25秒加算ペナルティ(ベルギーGP)

2008年9月8日
25秒加算ペナルティが科せられたティモ・グロック(ベルギーGP)
ティモ・グロックに、25秒加算ペナルティが科せられた。

ベルギーGPで8位入賞を果たしたティモ・グロックだが、キミ・ライコネンの事故によりイエローフラッグが出ていた際に、マーク・ウェバーを追い越したとして、スチュワードは、グロックのレースタイムに25秒加算ペナルティを科すことを決定した。

トヨタ:ティモ・グロックが8位入賞(ベルギーGP)

2008年9月8日
8位入賞を果たしたティモ・グロック(トヨタF1)
トヨタは、F1ベルギーGP決勝レースでティモ・グロックが8位、ヤルノ・トゥルーリは16位だった。

ヤルノ・トゥルーリは、11番グリッドからのスタート直後に順位を5つ上げ6番手となった。しかしその後、後ろから追突され、クルマにダメージを負い、最終的に16位でレースを終えた。

ティモ・グロックもスタート直後に順位を4つ上げ13番手から9番手となった。ワンストップ作戦を取ったことにより燃料を多く搭載したため、途中順位を落としたものの、ティモは最終的に8位でチェッカーを受けた。今までのところ、トヨタはコンストラクターズ選手権で4位を維持している。

BMW:ハイドフェルドが幸運な3位表彰台(ベルギーGP)

2008年9月8日
表彰台を獲得したニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)
BMWは、F1ベルギーGPでニック・ハイドフェルドが3位表彰台、ロバート・クビサは6位だった。

5番手からスタートしたニック・ハイドフェルドは、オープニングラップで大きく順位を落とし、苦しいレース展開となった。しかし、終盤の雨で素早くウェットタイヤに変更したことが功を奏し、一気に4台をオーバーテイクして、見事に3位表彰台を獲得した。

ロバート・クビサは、2度目のピットストップでミス。後ろを走っていたセバスチャン・ベッテルにも先行を許したが、最終的に6位でチェッカーを受けた。

ホンダ、見せ場のないレース(ベルギーGP)

2008年9月8日
ホンダ・レーシングF1チーム(ベルギーGP)
ホンダは、F1ベルギーGP決勝レースで、ジェンソン・バトンが15位、ルーベンス・バリチェロはリタイアという結果に終わった。

ルーベンス・バリチェロは、レース序盤にギアボックスの6速を失うというトラブルが発生。エンジンにオーバーレブが起こってしまい、1レース目のエンジンのため、チーム次戦モンツァのためにリタイアという決断を下した。

17番手からスタートしたジェンソン・バトンは、マシンセッティングに苦しみ15位でレースを終えた。

トロ・ロッソ:力強い走りでダブル入賞(ベルギーGP)

2008年9月8日
力強いパフォーマンスをみせたセバスチャン・ブルデー(トロロッソ)
トロ・ロッソは、セバスチャン・ベッテルが5位、セバスチャン・ブルデーが7位とダブル入賞を果たした。

今週末も力強い走りを見せたトロ・ロッソ。9番手からスタートしたセバスチャン・ブルデーは、オープニングラップで5位に浮上。終盤まで5位をキーブしていたが、終盤の雨でコースに留まる決断をしたことが裏目に出てしまい、7位でレースを終えた。

10番手からスタートしたセバスチャン・ベッテルも、同じくグルーブタイヤでコースに留まる決断をし、最終コーナーでハイドフェルドとアロンソにかわされるが、5位でレースを終えた。

ルノー:アロンソ惜しくも4位(ベルギーGP)

2008年9月8日
惜しくも4位フィニッシュとなったフェルナンド・アロンソ(ルノーF1)
ルノーは、F1ベルギーGPの決勝レースで、フェルナンド・アロンソが4位、ネルソン・ピケJr.はリタイアだった。

6番手からスタートしたフェルナンド・アロンソは、オープニングラップで4位に浮上。そのまま4位を維持し、ライコネンのリタイアで一時は3位まで浮上したが、残り数周の突然の雨で、チームはウェットタイヤに変更することを選択。惜しくもニック・ハイドフェルド(BMW)にポジションを奪われ、3位表彰台を逃し、4位でフィニッシュした。

ネルソン・ピケJr.は、序盤にコースオフし、バリアに激しく衝突。そのままレースを終えた。

フォース・インディア:スーティル、13位に満足(ベルギーGP)

2008年9月8日
13位でフィニッシュしたエイドリアン・スーティル(フォース・インディア)
フォース・インディアは、F1ベルギーGPの決勝レースで、エイドリアン・スーティルが13位、ジャンカルロ・フィジケラは17位だった。

18番手からスタートしたエイドリアン・スーティルは、途中コースアウトなどのミスもあったが、終盤に降った雨でうまく順位をあげ、13位でフィニッシュした。

最後尾スタートとなったジャンカルロ・フィジケラは、オープニングラップで中嶋一貴と接触。ピットインで多くの時間をロスし、17位でレースを終えた。
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