2026年にF1赤旗ルール改定、イモラ予選の混乱を受けFIAが明確化

2025年12月31日
2026年にF1赤旗ルール改定、イモラ予選の混乱を受けFIAが明確化
FIA(国際自動車連盟)は、今季エミリア・ロマーニャGP予選で25分以上の遅延を招いた混乱を繰り返さないための措置に踏み切った。統括団体は、赤旗が予選セッションに与える影響を明確化する新たな規定を追加した。

イモラでは、ハースF1チームがオリバー・ベアマンのQ1最終ラップ抹消という判断に異議を唱えたため、レースコントロールはQ2開始を延期した。

FIA、F1での戦術的抗議を抑制へ 抗議費用を10倍の2万ユーロに引き上げ

2025年12月31日
FIA、F1での戦術的抗議を抑制へ 抗議費用を10倍の2万ユーロに引き上げ
FIA(国際自動車連盟)は、レースウイークエンドの運営を効率化し、「妨害を目的とした戦術」を抑制することを目的として、F1における抗議制度の大幅な財政的見直しを発表した。

2026年シーズンから、抗議、再審査、技術調査を申し立てる際の費用が大幅に引き上げられる。グランプリ結果の確定を遅らせる軽率な申し立てを防ぐ狙いだ。

F1副レースディレクターのクレア・デュベルマンがFIA退任 サウジへ転身

2025年12月29日
F1副レースディレクターのクレア・デュベルマンがFIA退任 サウジへ転身
FIA(国際自動車連盟)でF1のレース運営に携わってきたクレア・デュベルマンが、2025年末をもって同組織を離れることが明らかになった。F1の副レースディレクターを務めてきたデュベルマンは、新たにサウジアラビアの国内モータースポーツ連盟へ移り、リヤドを拠点に活動する予定だという。

デュベルマンは2024年初頭からF1の副レースディレクターとしてレースディレクションチームの一員を担ってきたが、FIAとの契約が2025年末で満了するのを機に更新を選ばず、新たなキャリアに踏み出す決断を下した。

ルワンダがF1を核に新都市構想 2029年アフリカ開催へ協議進展

2025年12月29日
ルワンダがF1を核に新都市構想 2029年アフリカ開催へ協議進展
アフリカ大陸へのF1復帰の可能性が、現実味を帯びてきた。ルワンダ開発庁の最高経営責任者を務めるジャンギー・アフリカは、ルワンダでのグランプリ開催に向けた協議が前進していることを明らかにし、10年の終わりに向けた明確な目標を示した。

ルワンダ側の責任者によれば、同国は2029年にもモータースポーツ最高峰を迎えるべく本格的に動いており、その計画は単なるサーキット建設にとどまらない大規模プロジェクトの一環だという。

2026年F1 サステナブル燃料:3000MJ制限を最大限に活かす“トリック”

2025年12月28日
2026年F1 サステナブル燃料:3000MJ制限を最大限に活かす“トリック”
2026年F1では、新型パワーユニットと並び、サステナブル燃料の導入がもう一つの大きな技術革命となる。FIA(国際自動車連盟)は次期レギュレーションにおいて、燃料面でも大きな方向転換を選択した。この分野では石油化学業界の巨大企業同士が、パドック内で激しい主導権争いを繰り広げている。

次のレギュレーションサイクルでは、「e-fuel戦争」は3000MJというエネルギー上限を、いかに効率よく燃焼させられるかを制した者が勝者となる。

2026年F1レギュレーション:雨天時の視認性向上へミラーにLEDライト導入

2025年12月27日
2026年F1レギュレーション:雨天時の視認性向上へミラーにLEDライト導入
2026年F1シーズンに向け、FIA(国際自動車連盟)は安全性をさらに高めるための新たな対策を導入する。改良されたノーズ構造による二次衝突への耐性強化に加え、雨天時の視認性を向上させる目的で、マシンのドアミラー外側にLEDライトが追加されることになった。

2026年のレギュレーション刷新では、新パワーユニットと可動ウイングを前提とした全面的な空力見直しが注目を集めている。一方でFIAは、衝突試験の厳格化など、安全面での進化も同時に進めてきた。

2026年F1エンジン論争が激化 FIAは1年限定の妥協案を検討

2025年12月24日
2026年F1エンジン論争が激化 FIAは1年限定の妥協案を検討
2026年F1のパワーユニットを巡る論争は、依然として決着を見ていない。先日行われたFIA(国際自動車連盟)と2026年の全エンジンメーカー(メルセデス、レッドブル・フォード、ホンダ、フェラーリ、アウディ)による緊急会合の後も、事態を収束させる「白い煙」は上がっていない。

明確になったのは、メルセデスが唯一この潜在的な抜け穴を利用しているわけではないと指摘された一方で、最大の受益者になり得るという点だ。

2026年F1エンジン技術規則が再修正 FIAが燃料流量計の抜け穴を封鎖

2025年12月24日
2026年F1エンジン技術規則が再修正 FIAが燃料流量計の抜け穴を封鎖
FIA(国際自動車連盟)は、2026年F1エンジン規則において、潜在的な“抜け穴”のひとつを遮断した。各メーカーがグレーゾーンを探っていることを示す、さらなる証拠と言える。

近年、圧縮比制限の悪用疑惑を巡る大きな論争が噴出しているが、最近の技術規則の変更は、不透明さが存在するのがその一点に限られないことを浮き彫りにした。

ホンダ含む3社がFIAに説明要求 メルセデスの2026年F1エンジン手法に疑念

2025年12月24日
ホンダ含む3社がFIAに説明要求 メルセデスの2026年F1エンジン手法に疑念
2026年F1レギュレーションを巡り、早くもパワーユニット開発をめぐる政治的な動きが表面化している。メルセデスとレッドブルが、2026年F1エンジン規則の「グレーゾーン」を突いた開発手法を用いているとされ、ライバルのホンダ、フェラーリ、アウディがFIAに対して正式な説明を求めた。

プレシーズンテストはまだ数週間先だが、すでに各陣営は“実力隠し”と抗議の可能性を視野に入れた神経戦に入っている。大きな優位性が確認されれば、他チームが技術的抗議に踏み切るのは避けられない状況だ。

2026年F1新PU時代で浮上する“燃料エネルギー”論争の火種

2025年12月23日
2026年F1新PU時代で浮上する“燃料エネルギー”論争の火種
2026年は、新型パワーユニットを巡って激しい論争が相次ぐシーズンになる覚悟が必要だ。現時点で耳にしているのは、メルセデスとホンダがベンチ上で行ったパワーユニットのファイアーアップ音だけだが、実際の走行はまだ始まっていない。それにもかかわらず、レギュレーション革命を統治するルールを巡る議論はすでに過熱している。俊敏な新世代マシンの登場により、これまでと同じ世界ではなくなる。ゆえに、グレーゾーンを創造性と発想で解釈し、パフォーマンスを追い求めた者を巡る抗議が噴出するのは避けられない。
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