ルイス・ハミルトン フェラーリF1でエンジニアリング体制を変更
ルイス・ハミルトンは、F1第13戦ベルギーGPに向けて自らのエンジニアリングチームに変更があったことを明かした。

スパ・フランコルシャンで開催されたレースで、ハミルトンはピットレーンスタートから怒涛の追い上げを見せ、7位フィニッシュを果たした。だがそれまでの週末は苦難続きだった。予選では2日連続でQ1敗退、スプリントでもノーポイントに終わっていた。

ハミルトンは、レースエンジニアのリカルド・アダミに加え、新たにパフォーマンスエンジニアが加わったことを明かし、「前のチーム」で既に一緒に働いた人物だと語った。これはメルセデスを指すと見られている。

「シーズン中にエンジニアを変更するのは簡単じゃない。でも長年知っている人間で、以前のチームでも一緒に働いていた。もっとも、その時は今の役割ではなかった」

「だからお互いにものすごいスピードで慣れないといけない。今週末のマシン変更は、僕たち両方にとって予想外だった。でも一晩でうまく対応できたし、今後さらに強くなっていけると思う」

フェラーリもハミルトンも新パフォーマンスエンジニアの詳細は明かしていない。

新型リアサスペンションに苦戦、「今週末は忘れたい」
ハミルトンは、スプリント予選でスピンを喫した要因として「新しいコンポーネント」と「ブレーキの問題」を挙げた。

フェラーリはベルギーGPでリアサスペンションを改良。チームメイトのシャルル・ルクレールはより早くこのパッケージに順応し、決勝では3位表彰台を獲得した。

「今回のアップグレードは2つの要素で構成されていて、そのうち1つはモントリオールでテストする予定だった。でも僕は試せなくて、シャルルが使った。それ以来、彼は何戦かでその一部を使っていた」

「彼は素晴らしい仕事をしたし、明らかに慣れている。僕にとっては今回が初めての使用で、予選でスピンしたのもその影響。まったく予想していなかった」

「加えてエンジニア交代もあり、2人とも“ディープエンド”に放り込まれたような状況だった。でも一晩でかなりの修正ができたし、細かい調整もうまくいった」

「今日のマシンはかなり乗りやすくなった。追い上げるのも楽しかった」

「今回は本当に“忘れたいレース”の一つ。ただ、前向きに捉えている。今日はクルマについて多くを学べたし、セットアップも改善できた」

「来週に向けて準備するつもりだし、水曜にはファクトリーにも行く予定。これからはもっと良い結果を出していけるはずだ」

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カテゴリー: F1 / ルイス・ハミルトン / スクーデリア・フェラーリ