ブリヂストン:F1日本GP決勝レースを振り返る

2008年10月12日
ブリヂストン F1日本GP 決勝レース
ブリヂストンが、F1日本GPの決勝レースを振り返った。

FIA F1世界選手権第16戦日本GP決勝は、ミディアム・ミディアム・ソフトのタイヤ戦略を使ったフェルナンド・アロンソ(INGルノーF1チーム)がスリリングなレースの優勝を飾った。

アロンソに5.284秒遅れてフィニッシュラインを越えたのは、アロンソと同じタイヤ戦略で戦ったBMWザウバーF1チームのロバート・クビサ。キミ・ライコネン(スクーデリア・フェラーリ・マールボロ)も同じ戦略で3位入賞を果たした。

ルノー:アロンソが圧倒的な走りで優勝! (日本GP)

2008年10月12日
F1 日本GP アロンソ 優勝
ルノーは、F1日本GP決勝レースで、フェルナンド・アロンソが優勝、ネルソン・ピケJr.も4位に入った。

アロンソが素晴らしい走りで2戦連続で勝利を手にした。4番グリッドからスタートしたアロンソは、スタートの混乱を避けて2位に浮上。1度目のピットインでクビサを交わしてトップに立ってからは、驚異的なペースでギャップを広げ、文句なしの優勝を飾った。

ネルソン・ピケJr.も大健闘。12番グリッドからスタートしたピケは、第1スティントを長めにとる作戦で燃料を多く積んでいたにも関わらず、素晴らしいパフォーマンスを披露。ピットストップ後もペースは落ちることなく、4位でフィニッシュ。チームのために重要なポイントを持ち帰った。

セバスチャン・ブルデー、25秒加算ペナルティで10位に降格 (日本GP)

2008年10月12日
フェリペ・マッサと接触するセバスチャン・ブルデー
F1日本GPの決勝レース後、セバスチャン・ブルデーに25秒加算ペナルティが下された。

セバスチャン・ブルデーは、日本GP決勝レースの50周目、ピットアウト時にフェリペ・マッサと接触し、マッサのスピンを誘発した。

レース後、その行為が審議に掛けられていたが、スチュワードはセバスチャン・ブルデーに25秒加算ペナルティを科すことを決定した。

フェラーリ:ライコネンが3位表彰台 (日本GP)

2008年10月12日
F1 日本GP ライコネン3位表彰台
フェラーリは、F1日本GP決勝レースで、キミ・ライコネンが3位、フェリペ・マッサは8位でフィニッシュした。

2番グリッドからスタートしたキミ・ライコネンは、1コーナーの混乱でコースオフしたが、その後、果敢な走行で順位をあげ、久し振りの表彰台となる3位を獲得した。

フェリペ・マッサは、2周目でのハミルトンとの接触でドライブスルーペナルティを科せられ、後方でのレースを余儀なくされる。しかし、そこから徐々に順位をあげ、最終的にポイント圏内でフィニッシュ。貴重な1ポイントを獲得した。

マクラーレン:ハミルトン、痛恨のノーポイント (日本GP)

2008年10月12日
マッサと接触しスピンするハミルトン(F1 日本GP)
マクラーレンは、F1日本GP決勝レースで、ルイス・ハミルトンが12位、ヘイキ・コバライネンはリタイアに終わった。

ルイス・ハミルトンが、痛恨のノーポイントに終わった。スタートに失敗したハミルトンは、1コーナーで強引にインをつくが、大きく膨らんで順位を落とす。そして、2周目にフェリペ・マッサと接触しスピン。ピットスピンが必要となり大きく順位を落とす。さらに、1コーナーでの走行が危険行為とみなされ、ドライブスルーペナルティを科せられ、上位フィニッシュへの望みは断たれた。

BMW:ロバート・クビサが2位表彰台 (日本GP)

2008年10月12日
F1 日本GP BMWザウバー
BMWザウバーは、ロバート・クビサが2位、ニック・ハイドフェルドは10位だった。

5番グリッドからスタートしたロバート・クビサは、オープニングラップの1コーナーでの混乱をうまく避け、トップに躍り出る。しかし、1回目のピットストップでフェルナンド・アロンソに先行を許し、2位へ後退。その後はグレーニングに苦しみながらもポジションを守り、見事に2位表彰台を獲得した。

レッドブル:クルサード、大クラッシュも怪我はなし (日本GP)

2008年10月12日
レッドブル F1 日本GP
レッドブルは、F1日本GP決勝レースで、マーク・ウェバーが9位、デビッド・クルサードはリタイアに終わった。

デビッド・クルサードのレースは、わずか1つのコーナーで終わった。ターン1での接触により、サスペンションにトラブルが生じてコントロールを失い、ウォールに激しくクラッシュ。マシンは大きな損傷を負ったが、幸いクルサードに怪我はなかった。

トヨタ:ヤルノ・トゥルーリが5位入賞 (日本GP)

2008年10月12日
トヨタ F1 日本GP
トヨタは、F1日本GP決勝レースで、ヤルノ・トゥルーリが5位、ティモ・グロックはリタイアという結果に終わった。

スタート直後に第1コーナーで発生した混乱の中、ヤルノ・トゥルーリは3つ順位を上げ4番手になった。しかし、8番グリッドスタートのティモ・グロックは10番手まで順位を落としてしまった。その後、ティモ・グロックは、縁石に乗って着地した際の衝撃で、シートに問題が発生し、無念のリタイアを喫した。

一方、ヤルノはその後も手堅い走行を続け、最終的に5位でフィニッシュし、4ポイントを獲得した。

ホンダ:1ストップ戦略が機能せずノーポイント (日本GP)

2008年10月12日
ホンダ F1 日本GP
ホンダは、日本GP決勝レースで、ルーベンス・バリチェロが13位、ジェンソン・バトンは14位だった。

スタート直後の1コーナーの混乱を、ホンダ勢はうまく切り抜け、バトンは10番手、バリチェロは14番手まで一気にジャンプアップするも、徐々に後退。

ともに1回ストップ戦略のホンダ勢は、バトンが37周目、バリチェロが38周目にピットイン。バトンはプライムタイヤに履き替え14番手、バリチェロはオプションタイヤに履き替え13番手でそれぞれコースに復帰する。結局、そのままの順位でチェッカー。両者完走したものの、ポイント獲得はならなかった。
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