アウディF1、デビュー目前で認めた「非常に長い」課題リスト

今年からザウバーのエントリーを引き継ぎ、満を持してF1に参戦するアウディは、先月バルセロナでのフィルミングデー・シェイクダウンを経て、先週には同地で非公開テストを実施した。
各チームに許可された3日間の走行枠の中で、アウディは合計240周を消化したと報告されている。
アウディの走行距離は全10チーム中8番手だったが、アストンマーティンが1日強で65周にとどまったことを考慮すると、比較対象となるのは同じ新規参戦組のキャデラック、そしてコンストラクターズ王者マクラーレンだった。
アウディはキャデラックより76周多く走行し、マクラーレンとの差も47周にとどまった。総走行距離は1,117kmに達している。
ラップタイム自体は目立つものではなかったが、この種の初期テストでは重要視される要素ではない。チーム体制やドライバーラインアップには依然としてザウバーのDNAが色濃く残る一方で、パワーユニットは完全なアウディ製であり、新レギュレーション下での開発は、経験の有無を問わずすべてのメーカーにとって難題となっている。
それでも、バルセロナでの1週間を終えたアウディは、一定の手応えを持って現地を後にしたといえる。ただし、2月に控えるバーレーン公式テストまでに、なお多くの課題が残されていることも事実だ。
「チーム全体にとって多くの作業がある。ドライバーにとっても、ファクトリーに戻ったエンジニアにとっても同じだ。設計面、オペレーション面、今回見えてきたあらゆる問題を修正していく必要がある」
ビノットはそう語り、準備作業の現実を率直に表現した。
「我々としては、何一つ見落とすことはできない。すべてのディテールを管理し、修正しなければならない。非常に長いリストがある。本当に、非常に長いリストだ。これほど長いリストは、これまで見たことがない」
それでもビノットは、この状況を必ずしも悲観的には捉えていない。
「だが、それは良いことでもある。チームは本当に献身的で、改善しようという意志がある。そして、より良い状態でバーレーンに臨もうとしている」
R26はテスト中にトラブルも経験したが、ビノットはこれを新レギュレーション初期段階では避けられないものだと受け止めている。事実、2026年レギュレーションに向けた準備は、各メーカーが何年も前から頭を悩ませてきた領域でもある。

ビノット「現時点としては順調」
ビノットは、現状の立ち位置についても冷静な評価を下している。
「我々には、まだ築かなければならないもの、成長しなければならないものが多くある。この3日間の走行は非常に重要だった」
さらに、信頼性面についても課題を認めつつ、前向きな見解を示した。
「信頼性は常に極めて重要だが、いくつか問題はあった。小さなもので、深刻なものではない。ここにも前向きな要素が多くあると感じている」
アウディは、2月11日〜13日、そして18日〜20日に行われる2回のバーレーン公式テストを通じて、デビュー戦に向けた最終準備を進めていくことになる。
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