F1 セーフティカー・ルールの変更をテスト
F1の新しいセーフティカー・システムがフランスGPの週末にテストされる予定だ。

F1チームは、6月21日のフランスGPの金曜日にセーフティカー導入時のピットレーン閉鎖に対する論争を解決すべく、新しいシステムを試すことになる。

F1ではセーフティカー導入のルールの改変が提案されている。現在のルールでは、セーフティカー導入後、隊列が揃うまでの間の給油は禁止され、その間に給油を行ったドライバーは、10秒間のストップ&ゴー・ペナルティが科せられる。

F1のスポーティング・ワーキンググループとFIAのチャーリー・ホワイティングは、まずセーフティカーが導入された際に最小限のセクタータイムを設定するシステムを支持している。このアイデアは、マシンをモニターする標準ECUを使って開発され、セーフティカー導入時にドライバーの速すぎる走行を防ぎ、ピットをオープンなままにしておくことを可能にする。

このシステムは、セーフティカーがコースインしたという情報を各ドライバーに知らせるため、メッセージを送るという機能のようなもの。各ドライバーは、メッセージを承諾したというボタンを押すと、ECUはセーフティカーモードに変更となる。

システムの導入には、各F1チームが満場一致することが必要となるが、FIA関係者は、近い将来導入されると信じている。

「取決めはされていない。まずは機能するかどうかをみなければならない。我々はそれを試すことに同意した。それが全てだ。しかし、マニクールですべてがうまく機能したら、そのあとすぐに実施することができるだろう。

当初、このシステムはモナコGPの木曜日にテストされることが期待されたが、カナダGPとフランスGPの間のバルセロナテストでチームがソフトウエアを試すために日程は変更になった。その後、マニクールでレース状況をシミュレーションし、システムがテストされることになる。

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カテゴリー: F1 / F1関連 / FIA(国際自動車連盟)