キャデラックF1、ペレスとボッタスの経験が即戦力に「すでに恩恵が出ている」

新規参戦となるキャデラックF1は、バルセロナで行われたシェイクダウンにおいて、2026年F1マシンの初期走行を実施。その初期段階から、2人のベテランの存在がチームの方向性づくりや作業の効率化に大きく貢献しているという。
ロードンは、カタロニア・サーキットでの3日間の走行を終えて、全体を「励みになる感触」と表現した。完全な新車である以上、初期トラブルが避けられないことは認めつつも、日を追うごとに前進が見られたと強調している。
「このチームがF1マシンを走らせたのは、今回でまだ4日目に過ぎない。シルバーストンでのフィルミングデーも含めた数字だが、それでも毎日すべてがよりスムーズになっている。手順はしっかり機能しているし、チーム全体がひとつのユニットとして動いている。その点をとても嬉しく思っている」とロードンは語った。
こうした立ち上げ初期の段階において、2人のグランプリ勝者が持つ経験値は極めて大きな意味を持つ。ロードンが評価しているのは、単なる勝利数や表彰台の実績ではなく、これまでに複数のF1チームで培ってきた実務的な経験だ。
「我々はすでに、その恩恵を受けている。彼らは完全に新しいマシンを、完全に新しいチームでドライブしている。ガレージの中にあるものは、すべてが新しい。これはルーキーにとっては極めて厳しい環境になるはずだ。だが今は、2人のドライバーがエンジニアやメカニックに対して、非常に的確なフィードバックを与えているのが分かる。だからこそ、彼らの経験が即座にプラスとして機能している」

バルセロナでの走行は、主に信頼性確認とチェックリストの消化が目的だったが、次に控えるバーレーンテストでは、焦点が明確に変わるという。
「今週は安定性と信頼性がテーマだった」とロードンは説明する。「バーレーンでは、よりパフォーマンス寄りになる。本当の意味で、どれだけクルマを速くできるのか、そこに重点が置かれることになる」
興味深いことに、チーム代表であるロードン自身は、ほとんどマシンの走行シーンを直接目にしていないという。
「実際には、クルマがガレージを出て行って、戻ってくる姿を見るだけだ。コースサイドでじっくり観察する時間はほとんどない。バーレーンでは、もう少し余裕があることを期待している。実際に走りを見れば、クルマの挙動について多くのことが読み取れるからね」
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