ブリヂストン:F1韓国GP レースレポート
2010年10月24日

ドラマチックなレースとなった初の韓国GP決勝は、ウェット−ウェット−インターミディエイトの戦略を用いたスクーデリア・フェラーリ・マールボロのフェルナンド・アロンソが、今季5度目の優勝を飾った。
レースは雨でスタートが遅延。さらにはセイフティーカーの先導でのスタート及び再スタートとなった。全員がブリヂストンのウェット・タイヤでスタートしたが、その後はコンディションが向上し、インターミディエイト・タイヤへと交換することができた。
フェラーリ:アロンソがチャンピオンシップ首位に浮上 (F1韓国GP)
2010年10月24日

波乱の韓国GPを制したのはアロンソだった。レッドブル勢がリタイアするという幸運があったのは確かだが、タイヤを労わりながらも、攻めるべきときに攻める判断力と集中力が生んだ優勝だったとも言える。
初開催となる韓国GPの初代ウィナーとなり、シーズン5勝目をあげたアロンソは、これでチャンピオンシップ首位に躍り出た。4位のセバスチャン・ベッテルまでのポイント差は25ポイント。残りのチャンピオンシップがさらに面白くなった。
レッドブル:痛恨のダブルリタイア (F1韓国GP)
2010年10月24日

レッドブルにとって韓国は厳しい週末になった。
予選でフロントローを獲得したレッドブル勢は、セーフティカー先導によるスタートで順位をキープ。しかし、赤旗中断後の再スタートでマーク・ウェバーがクラッシュ。
マクラーレン:ハミルトン、タイトルに望みをつなぐ (F1韓国GP)
2010年10月24日

ルイス・ハミルトンが、タイトルに望みをつなぐ2位表彰台を獲得した。
スタートで5位に後退したハミルトンだが、マーク・ウェバーとニコ・ロズベルグのリタイアにより3番手に浮上。ピットストップで一時フェルナンド・アロンソの前に出たハミルトンだが、セーフティカー後のリスタートで3位に後退。
ザウバー:小林可夢偉が8位入賞! (F1韓国GP)
2010年10月24日

小林可夢偉 (8位)
「ディレイがあったり、セーフティーカー先導でスタートしたりと、いつもと違った決勝日でした。ただ、最初セーフティーカーランの後ろを走っていても何も見えなかったし、この進行について僕としては問題はなかったです。視界不良とグリップ不足が今日の問題でしたね」
メルセデスGP:ミハエル・シューマッハが4位入賞 (F1韓国GP)
2010年10月24日

ミハエル・シューマッハ (4位)
「今日のレースにはかなり満足している。午後、僕を完璧に導いてくれたチームにも感謝しなければならない。観客は、今回の韓国の初レースを大いに楽しんだと確信している。レーシングスタートは絶対に不可能だったので、セイフティカー先導でレースをスタートさせたFIAはとてもよかったと思う。今日、僕たちにとって唯一残念なことは、ニコがリタイヤさせられたことだ。それがなければチームにとってとてもよい週末になっただろう」
ヒスパニア・レーシング:山本左近が15位完走 (F1韓国GP)
2010年10月24日

山本左近 (15位)
「今日は、チームにとって最高の結果でしたし、それについてはとても満足しています。波乱のレースでしたし、スタート後はトラックにあまりに水が多かったので、中断は正しい決断だったと思います。そのあと、セーフティカー出動中に何台かがインターミディエイトに交換していましたが、僕たちはより多くの雨が来ると考えてウェットタイヤで留まってました。トラックは予想よりも早く乾いていって多くのタイムを失ってしまったので、僕たちもインターミディエイトに交換しました。タイヤを管理することができましたし、レース全体で良いペースを刻むことができました。ずっと懸命に作業してくれたチームと応援してくれたファンの皆さんに感謝したいです」
ルノー:ロバート・クビサが粘りの5位 (F1韓国GP)
2010年10月24日

ロバート・クビサ (5位)
「5位はチームにとって良いポイントだったし、今週末の全員の努力が報われた。長くて、難しいレースだった。レースは2つに分かれていた。前半はタイヤのウォームアップに大きな問題を抱えていて、とてもトリッキーだった。まったくグリップがなくて、プッシュできなかった。ただトラックに留まることに集中していた。でも、後半はとても良かったと思う。終盤のラップで成果をあげるために、インターミディエイトタイヤを労わって、出来る限り良い状態に保つことが重要だった。それによって最後に多くのポジションをあげることができたし、最後にすべてをかなりいい方向を変えることができた」
ウィリアムズ:苦しみながらもダブル入賞 (F1韓国GP)
2010年10月24日

ルーベンス・バリチェロ (7位)
「タフなレースだったけど、今日の僕たちは競争力があった。セーフティカーのタイミングはラッキーだったし、最後の段階までは良いポジションを走っていた。残念ながら、残り5周でタイヤが終わってしまい、最終に2つポジションを失ってしまった。今日はとても難しいレースだったので、レースを完了できたことに満足している」