フェラーリ 「FIAが改善するか分裂するかのどちらかだ」

2009年6月14日
ルカ・ディ・モンテゼーモロ フェラーリ
フェラーリのルカ・ディ・モンテゼーモロ社長は、F1の現在の論争の結末は、FIAが改善するか、自動車メーカーが独自の分裂シリーズを立ち上げるかの2つの可能性しかないと語る。

金曜日に2010年のエントリーが発表され、フェラーリ、レッドブル、トロ・ロッソノの3チームが無条件エントリーとして扱われたことで、FIAとFOTAとの緊張はさらに高まっている。

FOTA:FIA発表のエントリーに対する声明

2009年6月13日
FOTA
FOTAは、FIAが発表した2010年F1エントリーに対して声明を発表。解決にむけてFIAと建設的な話し合いを続けていくことを強調しながらも、FIAの提案はF1にとって良くないものだとの見解を強めた。

FOTAの8チームは、2010年のレギュレーションを変更することを条件として2010年のF1エントリーを提出した。しかし、FIAが12日に発表したエントリーでは、フェラーリ、レッドブル、トロ・ロッソの3チームは“無条件”のエントリーとして扱われた。

トロ・ロッソもFOTA支持を表明

2009年6月12日
トロ・ロッソ 2010年 F1 エントリー
トロ・ロッソは、FOTAに身を置いたままであり、2010年の無条件エントリーを受け入れられないとの声明を発表した。

姉妹チームのレッドブルが声明を発表した数分後、トロ・ロッソもまたFOTAの条件が満たされなければ、2010年のF1に参戦しないとの意を表明した。

リリースは、チーム名以外はレッドブル・レーシングと同じ文面となっている。

レッドブル、条件付きエントリーを主張

2009年6月12日
レッドブル F1 2010年 エントリー
フェラーリに続き、レッドブルもFOTAの条件が満たされなければ来シーズンのF1に参戦しないとの声明を発表した。

他のFOTAの5チームが条件を取り下げることを要請されるなか、レッドブル、トロ・ロッソ、そしてフェラーリは無条件のエントリーを与えられた。

レッドブルは、自身のエントリーがFOTAと同じく条件付きであると主張する。

フェラーリ、2010年F1エントリーリストに異議

2009年6月12日
フェラーリ F1 2010年
フェラーリは声明を発表し、FIAが発表した2010年のF1エントリーリストに無条件で掲載されたことに異議を申し立て、条件が満たされない限り2010年のF1には参戦しないことを発表した。

フェラーリはFOTAの一員として条件付きのエントリーを提出したが、FIAが発表したリストには無条件エントリーとして掲載された。

フェラーリは、過去にFIAおよびFOMとF1参戦を保証することで合意していたが、その合意は破棄されており、レース参戦を強制できないと主張。規約に条件が満たされない限り、来年のF1に参戦しないと述べている。

F1:2010年の新規エントリー提出は15チーム

2009年6月12日
F1 2010年 エントリー
FIAは、2010年のF1参戦を目指す15チームからエントリーを受け取っていたことを明らかにした。

カンポス・グランプリ、チームUSF1、マノー・グランプリが来年のF1世界選手権の無条件のエントリーを保証されたが、FIAは既存チームが離脱することに備え、他のチームとも交渉を続けているとしている。

「2010年 FIA F1世界選手権のエントリーを受け付けてから、15チームから申請を受け取った」

2010年 F1エントリーリスト発表

2009年6月12日
F1 2010年
FIAは、2010年F1世界選手権のエントリーリストを発表した。

論争になっていた2010年のF1エントリーだが、既存の10チームはすべてエントリーに含まれた。拡大された3枠には、チームUSF1、マノー・グランプリ、カンポス・グランプリの3チームが入った。この3チームはコスワースエンジンを使用する。

マクラーレン、BMWザウバー、トヨタ、ルノー、ブラウンGPに関しては、条件付きのエントリーを提出しており、6月19日(金)終業時までにさらなる討議を終了し、これら条件を撤回するよう要請されている。

フェラーリ 「FIAは勝手にフェラーリをエントリーに含むことはできない」

2009年6月11日
フェラーリ F1
フェラーリは、FOTAの要求に同意しない限り、FIAはフェラーリを2010年のF1エントリーリストに含むことはできないと主張する。

2010年のF1エントリーリストは6月12日(金)にFIAによって公表されるが、そこに自動的にフェラーリが入るのではとの憶測が広がっている。

これは、フェラーリが数年前に良好な商業的条件とテクニカルレギュレーションの拒否権と引き換えにF1参戦を保証することをFIAとFOMに誓約したためだ。

マックス・モズレー 「反対チームは独自の選手権を立ち上げればいい」

2009年6月4日
マックス・モズレー FIA
FIA会長のマックス・モズレーは、2010年のF1参戦に関する既存F1チームの要求に屈することはないと主張する。

FOTAの9チームは、新しいコンコルド協定に6月12日までに署名し、提案中の予算制限案を破棄し、FOTA独自のコスト制限提案に同意することを条件として、2010年F1へのエントリーを提出した。

しかし、マックス・モズレーは、そのような短期間でコンコルド協定はまとまりそうもないと考えており、不満ならば既存F1チームは、独自にチャンピオンシップを立ち上げればよいと語る。
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