FIA、プレシーズンテストで2026年F1新燃料規則を一時的に緩和へ

2026年F1シーズンでは数多くの新規則が導入される。その中には、パワーユニットにおける電動出力の比率を大幅に高め、内燃機関と電動出力を50対50で使用することが含まれている。
これと並行して、F1はネットゼロ目標を達成するため、完全に持続可能な燃料の導入も進めている。ただし、こうした燃料は独自の課題を伴う。
燃料の開発自体がカーボンニュートラルを確保するために極めて複雑であることに加え、ホモロゲーションの手続きも困難を極める。さらに、コスト面での負担も非常に大きい。
昨年には、こうした燃料の価格が1リットルあたり最大300ドルに達する可能性があると推測され、1レースウイークエンドあたり最大10万ドル、シーズン全体では約250万ドルに及ぶ恐れがあると報じられていた。
こうした状況を受け、Auto Motor und Sportによると、FIAは3回のプレシーズンテストプログラム(バルセロナとバーレーンでの2回)に限り、規定に適合しない燃料の使用を認める決定を下したという。

この決定により、メルセデスのペトロナス、フェラーリのシェル、ホンダ/アストンマーティンのアラムコ、レッドブル・パワートレインズのエクソンモービル、アウディのカストロールといった燃料サプライヤーは、新規則による金銭的負担から一定の猶予を得ることになる。
報道では、この措置は今年限りの例外であり、2027年F1プレシーズンテストからは、FIAが定める正式な規制燃料の使用が義務付けられると付け加えられている。
メルセデスF1代表のトト・ヴォルフは、こうした高額なコストが最初に報じられた昨年5月の時点で、関係者全体の経済的負担を軽減する解決策が必要だと訴えていた。
「この問題を解決するためには、オープンマインドな対話が必要だ」
ヴォルフはそう語り、柔軟な議論を通じて現実的な解決策を見いだすべきだとの考えを示していた。
カテゴリー: F1 / FIA(国際自動車連盟)
