F1:2010年は空力開発などに制限

2009年7月25日
F1 コスト制限
FOTAチームの関係者が、マックス・モズレーの予算制限案にかわる「コスト規約文書」を明らかにしはじめた。

FIAは、新コンコルド協定がまもなく締結されることを示唆している。

これまで、コスト規約文書の中身は明らかにされてこなかったが、次第にその内容が明らかになってきた。

F1:新コンコルド協定が基本合意

2009年7月25日
FIA 新コンコルド協定
FIAは、プレスリリースを発表。チーム、FIA、そして商業権保有者との間で新しいコンコルド協定がまもなく調印されると主張している。

FIAの声明によれば、バーニー・エクレストンと2010年のF1に参戦する13チームとの交渉は完了し、あとは世界モータースポーツ評議会の捺印を待つだけだという。

レギュレーションについては、これまで議論されてきたことは合意されており、レース中の給油が禁止となり、重量制限は605kgから620kgに引き上げられることになる。

ジャン・トッド 「FIAの効果を高めたい」

2009年7月16日
ジャン・トッド
ジャン・トッドは、10月にFIA会長に選出されたらFIAを“独立した効果的な組織”に強化するという公約を発表した。

ジャン・トッドは、木曜日にFIA会長戦に立候補することを表明。FIAのメンバーに手紙を送り、FIA会長を望む理由を説明した。

「私は、FIAがモータースポーツの理事会であり、世界中の自動車クラブを代表する独自の組織であることを強く意識している」

ジャン・トッド FIA会長選に出馬

2009年7月16日
ジャン・トッド FIA会長 立候補
ジャン・トッドが、FIA会長選に立候補することを発表した。

現在のFIA会長であるマックス・モズレーは、今年10月に1993年から務めてきたFIA会長を辞任することを発表。元フェラーリのチーム代表であるジャン・トッドを後任に推していた。

マックス・モズレーは、FIAのメンバーに宛てた手紙の中で「彼は継続するだけでなく、ここ16年の仕事を拡大するためにも理想的な人物だと思う」と記している。

FIAプレスリリース (2009年7月9日)

2009年7月9日
FIA
事実関係の明確化
昨日のテクニカル・ワーキング・グループの会議でFOTAが退席する以前に、FIA会長は、FOTAに宛て、2010年FIA F1世界選手権のレギュレーションの変更には、公表された規約のもとでエントリーした5チームの満場一致での承認が必要であることを記載した書簡を2度送付している。

これは国際競技規約に基づくものであり、また参戦チームは、総会でも世界モータースポーツ評議会でも破棄できない契約をFIAと結んでいるためである。モータースポーツの統治に関する基礎知識を有している者であれば、誰でも知っていることだ。FOTAチームが参戦したあと、世界モータースポーツ評議会がチームに問い合わせることなく規約を変えるような場合の騒ぎを想像していただきたい。

マックス・モズレー 「予算キャップ廃止には全チームの同意が必要」

2009年7月8日
マックス・モズレー
FIA会長のマックス・モズレーは、来年の予算キャップ規約を廃止するには、全チームの同意が必要だと改めて指摘している。

6月の世界モータースポーツ評議会で、FOTAとFIAは和平協定に至り、2010年は2009年のレギュレーションを継続するとされていた。

しかしマックス・モズレーは、公表済みのレギュレーションを修正するには、ウィリアムズ、フォース・インディア、そして新たにF1に参入する3チームの同意が必要であると主張していた。

アリ・バタネン、FIA会長に意欲

2009年7月8日
アリ・バタネン
アリ・バタネンは、マックス・モズレーの後任としてFIA会長に就任することに意欲をみせている。

フィンランド出身で元WRCチャンピオンである57歳のアリ・バタネンは、1999年に欧州議会の議員に選出された。ちなみに、WRCのタイトルを手にした1981年にアリ・バタネンのコ・ドライバーを務めていたのは現プロドライブ代表のデビッド・リチャーズだ。

「現在、FIA所属クラブと話し合っているが、すでにポジティブな感触を得ている」とアリ・バタネンは語る。

マックス・モズレー 「世界中から再選を迫られている」

2009年6月28日
マックス・モズレー FIA会長
FIA会長のマックス・モズレーは、FOTA会長のルカ・ディ・モンテゼーモロから謝罪されることを期待しておらず、彼が他のメンバーから再選を迫られていることを明らかにした。

マックス・モズレーは、10月に辞任するより、むしろF1の自動車メーカーとの論争に必要なことへの準備を進めていると語る。

「彼らは私が葬られる前に墓場の前で踊るという間違いを犯した」とモズレーは語る。

マックス・モズレー激怒、FIA会長辞任を再考

2009年6月26日
マックス・モズレー FIA会長
FIA会長のマックス・モズレーは、FOTAがメディアに対して事態を“意図的”に誤った方向に導いているとし、FIA会長辞任を再考する考えをみせている。

24日の世界モータースポーツ評議会で、FOTAとFIAは和平協定で合意に達し、F1分裂の危機を回避。2010年のF1エントリーリストが正式に発表され、マックス・モズレーが10月のFIA会長に再出馬しなことが発表された。
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