FIA、フラビオ・ブリアトーレへの判決を控訴することに決定
先週、フランスの大審裁判所は、両名への当初の有罪に異議はないとしながらも、FIAがフラビオ・ブリアトーレとパット・シモンズに下した処分は“非合法”であるとして処分の撤回を命じた。
その後、FIA会長のジャン・トッドと組織の代表によって議論が行われ、FIAはフランスの法廷に控訴することを決定した。
「FIA会長は、1月5日のパリ大審裁判所の判決について、FIA上院とFIAの弁護士に意見を求めた。控訴の準備をすることが満場一致で同意された」
「昨年の選挙活動で、FIA会長ジャン・トッドと彼のチームは、懲戒手順を含む構造改革のために新しい処置が導入すると発表した。その取り組みは、順調に進展している。一度まとまれば、法廷の判決における問題に対処されるだろう。それにもかかわらず、訴える必要がある」
FIAは、訴訟が進行している間は、世界モータースポーツ評議会の決定が有効であると考えており、それはブリアトーレとシモンズはモータースポーツでは働くことができないことを意味する。
しかし、FIAはフラビオ・ブリアトレーがマネジメントしていたドライバーにF1スーパーライセンスを発給しないという当初の禁止を実施しないつもりであることを明らかにした。
「訴訟が進行している間、2009年9月21日の世界モータースポーツ評議会の決定は完全に効力がある」
「しかし、この決定によって悪影響を受けるドライバーの不確実性を考え、FIA会長とFIA乗員は、FIAの訴訟の結果を待つ間、スーパーライセンスが通常の方法で資格のあるドライバーに発給することを決定した」
「FIA会長、FIA上院、世界モータースポーツ評議会、そして世界中のFIAの議員クラブは、スポーツの継続的な健全性と安全性を確実にするために、必要ないかなる処置もとるつもりだ」
クラッシュゲート関連：
・フラビオ・ブリアトーレが勝訴 - 2010年1月6日・フラビオ・ブリアトーレ、FIAに100万ユーロの賠償訴訟 - 2009年11月12日
・フラビオ・ブリアトーレ、モータースポーツ界から永久追放 - 2009年9月22日
・ルノーに執行猶予付きの参戦停止処分 （クラッシュゲート） - 2009年9月21日
・ルノーのシンガポールGPでの無線通話記録が流出 - 2009年9月17日
・ルノー、意図的なクラッシュを認めブリアトーレとシモンズを解任 - 2009年9月16日
・ネルソン・ピケJr. 故意のクラッシュを記載した声明が流出 - 2009年9月11日
・ネルソン・ピケJr. シンガポールGPでのクラッシュに命令疑惑 - 2009年8月31日
・ネルソン・ピケJr. ルノー離脱を発表 - 2009年8月4日
・ルノー：アロンソが見事な優勝！（シンガポールGP） - 2008年9月29日
カテゴリー： F1 / FIA（国際自動車連盟）
