ルノーに執行猶予付きの参戦停止処分 (クラッシュゲート)
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21日、パリで2008年シンガポールGPでのクラッシュゲートの公聴会が開かれた。ルノーは、公聴会に先駆けて、チーム代表のフラビオ・ブリアトーレとエンジニアリング・ディレクターのパット・シモンズを解任。ルノーの謝罪と、両名のチーム離脱が考慮され、処分は軽減される結果となった。
元ルノーF1のチーム代表であったフラビオ・ブリアトーレには、無期限の資格停止およびあらゆるレースへの出入り禁止。パット・シモンズには5年間の資格停止とレース活動への関与禁止が言い渡された。
ネルソン・ピケJr.には捜査への協力と引き換えに恩赦が与えれた。フェルナンド・アロンソに関しては、今回の事件には全く関与していなかったとし、いかなる処分も下されなかった。
FIA プレスリリース
2009年9月21日にパリで開催された世界モータースポーツ評議会の臨時総会において、INGルノーF1チームは、チームとドライバーのネルソン・ピケJr.が共謀して2008年のF1シンガポールGPで故意にクラッシュすることを企てたことを認めている。これは国際スポーティング規約とF1スポーティングレギュレーションに違反している。
ルノーF1は、総会の中で詳細な内部調査を実施した、それを確認した。
(1)フラビオ・ブリアトーレ、パット・シモンズ、そしてネルソン・ピケ・ジュニアがクラッシュを企てた
(2)他のチームメンバーがこの企てに一切関与していなかった
FIAはそれに対して独自に調査を行い、調査結果はルノーF1のものと一致した。
世界モータースポーツ評議会の会議で、ルノーF1は緩和において以下の点を主張した。
・初期のちょうさ段階で罪を認め、FIAの調査に完全に協力した
・フラビオ・ブリアトーレとパット・シモンズが陰謀を企てたことを認め、彼らがチームを離れた
・FIA、そして、行動によってスポーツに与えた危害について全面的に謝罪
・ルノーがFIAの調査費用を負担することに同意した
・ルノー(マニュファクチャラー)がFIA関係の安全プロジェクトに貢献することに同意
ネルソン・ピケJr.も、共謀に加わったことを世界モータースポーツ評議会に対して全面的に謝罪している。
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カテゴリー: F1 / ルノーF1チーム