F1ブラジルGP解説 by デビッド・クルサード

2009年10月9日
デビッド・クルサード F1ブラジルGP
デビッド・クルサードが、F1ブラジルGPが開催されるインテルラゴスを解説。昨年度のブラジルGPは、デビッド・クルサードがウィングス・フォー・ライフのクルマで最後の(残念ながらとても短い)レースに出場した。クルサードは、2001年度の優勝を含め、合計14回このサーキットでレースを戦っている。

「F1を長年開催しているサンパウロのコースには、様々な素晴らしい歴史がある。反時計回りのコースなのでドライバーの首の左側に負担が大きく、標高が高いのでエンジンパワーにも影響がある。エンジン担当のメンバーにはチャレンジングなレースとなるが、ブラジルはデューティーサイクルが少し少ないので、セバスチャンのエンジンアロケーションにとっては負担が少ない」

フェリペ・マッサ、ブラジルGPでチェッカーフラッグを担当

2009年10月9日
フェリペ・マッサ
フェリペ・マッサは、来週のブラジルGPでチェッカーフラッグを振る担当する。

マッサは、7月のハンガリー予選での負傷から回復してトレーニングに戻っているが、インテルラゴスでのレース復帰は断念した。

その代わり、彼は事故以来初めてフェラーリのチームに同行してインテルラゴス・サーキットに向かい、チェッカーフラッグで優勝者を出迎えることになった。

最終ラップにドラマが待っていたF1ブラジルGP

2008年11月4日
F1 ブラジルGP 2008年
ルイス・ハミルトンが、ワールドチャンピオンを獲得して幕を閉じた2008年のF1シーズン。最終戦ブラジルGPには、最終ラップに大きなドラマが待っていた。

スタート5分前に突然インテルラゴスに豪雨が降りそそいだ時点でドラマを予感させたF1最終戦ブラジルGP。スタートは10分のディレイが言い渡され、各車ウェットタイヤと雨用にセッティング変更を施した。しかし、雨はすぐに上がり、空には晴れ間さえ見えだしたことで、ウェットからドライへの変更タイミングが第1の鍵となった。

ティモ・グロック、ブラジルGPを振り返る

2008年11月4日
ティモ・グロック トヨタF1
ティモ・グロックが、F1ブラジルGPを振り返った。グロックは、図らずとも最終ラップでチャンピオンシップの鍵を握る存在となった。

レース終盤の雨はあなたの戦略にどんな影響を及ぼしましたか?
最後の数周で雨になった際、我々はいくつか順位を上げるチャンスが訪れたと思った。ほぼ残り6周となった時、サーキットの数カ所で軽い雨が降り始めたが、その時は全員がドライタイヤだった。雨は激しさを増していったものの、他のクルマがウェットタイヤに交換するためピットインすれば自分達が順位を上げられると確信していたため、自分達はドライタイヤのまま走り続けることに決めた。それにウェットタイヤの方が優位になったのは最後の2周程度だけだったからね。我々はそのまま走り続け、そして私は4位に浮上したが、ただし最後の数周のあの状態で走り続けるのは簡単ではなかった。

ルイス・ハミルトン:インタビュー(ブラジルGP)

2008年11月4日
ルイス・ハミルトン
ワールドチャンピンを獲得したルイス・ハミルトンが、ブラジルGPでのレースを振り返った。

あなたは歴史を作りました。あなたが成し遂げたことを認識できますか?
まだ本当のこととは思えないんだ。人生で最も激しいレースだったし、気持ちはまだレースをしている。だた、チームが僕に与えてくれたチャンスに感謝している。僕に素晴らしいチャンスを与えてくれたマクラーレンとメルセデス・ベンツ、ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスに関わるみんな、ここに来てくれた家族、僕を応援してくれた人、地元の人々に大きな敬意を表したい。それらがなければ、僕はこれを達成できなかった。フェリペは今日、素晴らしい仕事をしたし、彼の勝利と1年中の戦いを祝福したい。トップであることは素晴らしいことだ。

ティモ・グロック、「チャンピオンシップへの影響には気付かなかった」

2008年11月3日
ティモ・グロック
ティモ・グロックは、ブラジルGPの最終ラップで、彼がチャンピオンシップに影響を与えるということに気付いていなかったと語る。

ティモ・グロックは、図らずともハミルトンのチャンピオンシップ獲得をドラマチックに演出するドライバーとなった。

6位を走行していたハミルトンは、最終ラップの最終コーナーでティモ・グロックを追い抜いて5位でフィニッシュしたことで、チャンピンシップ獲得を決めた。

F1最終戦ブラジルGP決勝 (ドライバーコメント)

2008年11月3日
F1 ブラジルGP 決勝 ドライバーコメント

FORMULA 1 Grande Premio do Brasil 2008

マクラーレン:ハミルトンが最年少王座に(ブラジルGP)

2008年11月3日
ルイス・ハミルトン 最年少王座
マクラーレンは、F1ブラジルGPで、ルイス・ハミルトンが5位、ヘイキ・コバライネンが7位完走だった。

ルイス・ハミルトンが2年目にしてF1ワールドチャンピオンを獲得した。23歳10ヶ月25日でのワールドチャンピオン獲得はF1史上最年少となる。

2008年のタイトル争いは、F1の歴史に残るであろうドラマチックな戦いとなった。5位以上でタイトルを獲得できるハミルトンだったが、終盤に降り出した雨の中、セバスチャン・ベッテルに抜かれ、ファイナルラップでは6位だった。しかし、ラスト数コーナーでティモ・グロックが失速。ぎりぎりのところでグロックを抜いたハミルトンは、5位でチェッカーを受け、見事初タイトルを獲得した。

フェラーリ:マッサ、惜しくもタイトルを逃す(ブラジルGP)

2008年11月3日
フェラーリ フェリペ・マッサ
フェラーリは、F1ブラジルGPの決勝レースで、フェリペ・マッサが優勝、キミ・ライコネンが3位という結果だった。

フェリペ・マッサは、わずか1ポイント差で涙をのんだ。ハミルトンと7ポイント差で迎えた最終戦ブラジルGP。ポールポジションからスタートしたフェリペ・マッサは完璧なレース運びでトップでチェッカーを受けた。この時点でハミルトンとは同ポイントでマッサはタイトルを掴みかけた。
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