フェラーリF1、2026年F1マシンを1月23日に公開&シェイクダウン
スクーデリア・フェラーリは、2026年F1マシンを1月23日(金)に公開すると発表した。これは、スペインGPの舞台であるカタルーニャ・サーキットで行われる、11チームによる非公開合同テストの直前となる。

新シャシーの名称については現時点では明らかにされておらず、正式名称は発表当日に公開される予定だ。また同日には、フェラーリのフィオラノ・サーキットでシェイクダウンも実施される。

チームとしては、今季期待を裏切る結果に終わったSF-25よりも、はるかに大きな成功を収めるマシンになることを願っている。

この発表日は、シーズン終了後に行われたフェラーリF1の記者向けデブリーフィングの場で、フレデリック・バスールがRacingNews365を含むメディアに対して明かしたものだ。

2026年レギュレーションがもたらす「再出発」
2026年F1では、パワーユニットとシャシーの両方で大規模な規則変更が実施される。これはスクーデリアにとって、そしてマラネロで苦しい初年度を過ごしたルイス・ハミルトンにとっても、再出発の機会となる。

シャルル・ルクレールはシーズンを通じて7回の表彰台を獲得した一方で、ハミルトンはキャリアで初めて、シーズン中に一度も表彰台に上がることができなかった。

その結果、ハミルトンはフェラーリ加入後、表彰台に到達するまでの空白期間が最も長いドライバーとなり、この不名誉な記録は1980年代初頭のディディエ・ピローニから引き継がれる形となった。

問われるバスール体制の成果
この最新マシンには、ハミルトンだけでなく、チーム代表であるフレデリック・バスールにも大きな重圧がかかる。

フェラーリF1は2024年に、2008年以来となるコンストラクターズタイトル獲得に迫ったものの、その後の失速により、現体制への視線はより厳しいものとなっている。

バスールは最近、SF-25の空力開発を4月の段階で停止していたことを明かしており、それがレッドブル・レーシングやメルセデスに対するパフォーマンス低下につながり、最終的にランキング4位に終わる要因のひとつになったという。

それでも、2026年は未知数が多いシーズンとなる。スクーデリア・フェラーリは、現行グラウンドエフェクト時代が始まった2022年当初と同様に、ライバル勢に先行するチャンスを再び手にしている。



このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / スクーデリア・フェラーリ / F1マシン