なぜルノーF1しか“ピンクメルセデス”を抗議しないのか?

2020年7月27日
なぜルノーF1しか“ピンクメルセデス”を抗議しないのか?
多くのチームがレーシング・ポイントが昨年のメルセデスW10をコピーした“ピンクメルセデス”のメソッドを不満に思っているはずだが、現時点でルノーF1しか正式に抗議していない。

レーシング・ポイントの新車RP20が、昨年のメルセデス W10の完全コピーであることは明らかだ。レーシング・ポイントは、“コピー”は純粋な写真に基づいて設計されたと強調している。

元メルセデスF1代表 「レーシング・ポイント批判はフェアではない」

2020年7月27日
元メルセデスF1代表 「レーシング・ポイント批判はフェアではない」
元メルセデスのモータースポーツ責任者であるノルベルト・ハウグは、“ピンクメルセデス”として物議を醸しているレーシング・ポイントを批判しているライバルチームは“フェアでない”と語る。

メルセデスの昨年マシンを“コピー”したレーシング・ポイントの新車RP20は、その見た目だけでなく、パフォーマンス面でもオールマイティな特性を引き継いでおり、前戦ハンガリーGPではレッドブル・ホンダよりも戦闘力は高かったとも評価されている。

F1:ニコ・ロズベルグ 「メルセデスとレーシング・ポイントは同一マシン」

2020年7月26日
F1:ニコ・ロズベルグ 「メルセデスとレーシング・ポイントは同一マシン」
ニコ・ロズベルグは、論争の的となっている昨年のメルセデスと今年のレーシング・ポイントのF1マシンの類似点を RTL Germany の番組で詳しく解説した。

レーシング・ポイントは、昨年メルセデスがタイトルを獲得したW10の詳細な写真を分析してRP20を生み出したとしているが、見た目だけでなく、オールマイティなマシン特性を含めたパフォーマンスまで再現されている。

ベッテルがピンクメルセデスに乗っていれば今頃表彰台に上がっていた

2020年7月24日
ベッテルがピンクメルセデスに乗っていれば今頃表彰台に上がっていた
元F1ドライバーのゲルハルト・ベルガーは、レーシング・ポイントにセバスチャン・ベッテルとの契約を強く首位戦。今シーズン、ベッテルはピンクメルセデスに乗っていれば、すでに表彰台を獲得していただろうと語る。

今年始め、フェラーリF1は今シーズ限りでセバスチャン・ベッテルを放出することを発表。シャルル・ルクレールの2021年のチームメイトとしてカルロス・サインツと契約を結んだ。

レーシング・ポイントF1 「RP20の開発初期は1秒遅くなっていた」

2020年7月24日
レーシング・ポイントF1 「RP20の開発初期は1秒遅くなっていた」
レーシング・ポイントF1のチーム代表であるオトマー・サフナウアーは、“ピンクメルセデス”として論争の的となっているRR20の開発の初期段階では事実上“大きな後退”だったと明かし、決して、単純なコピーだけで速さを手に入れたわけではないことを強調した。

レーシング・ポイントF1の2020年F1マシン『RP20』が2月のプレシーズンテストの開始時にピットレーンに登場した際、メルセデスが前年にタイトルを獲得したW10に酷似していることからライバルチームは眉を吊り上げた。

メルセデスF1代表 「ベッテルとアストンマーティンの交渉には関与してない」

2020年7月22日
メルセデスF1代表 「ベッテルとアストンマーティンの交渉には関与してない」
メルセデスF1のチーム代表トト・ヴォルフは、セバスチャン・ベッテルとアストンマーティンF1との交渉には関与していないと語る。

今シーズン限りでフェラーリF1チームから退団することが決まっているセバスチャン・ベッテルの去就は注目の的となっている。しかし、ドイツのチャンピオンチームであるメルセデスF1に加入する可能性はなさそうだ。

ピンク・メルセデス論争:FIA 「メルセデスF1に“共犯”の兆候はない」

2020年7月22日
ピンク・メルセデス論争:FIA 「メルセデスF1に“共犯”の兆候はない」
FIA(国際自動車連盟)は、メルセデス1チームが“リステッドパーツ”に関する情報をレーシン・グポイントに違法に提供した場合は“共犯”として有罪になるが、今のところそのような兆候はないと語る。

ルノーF1は、レーシング・ポイントの2020年F1マシン『RP20』の合法性を抗議。2019年にはリストに掲載がなかったが、2020年から掲載されているブレーキダクトに焦点を当てて抗議している。

メルセデスF1代表 「レーシング・ポイントはレースの優勝候補となった」

2020年7月22日
メルセデスF1代表 「レーシング・ポイントはレースの優勝候補となった」
メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、2020年に物議を醸した大躍進を果たしたレーシング・ポイントが2020年の“レースでの優勝候補”に浮上したと考えている。

トト・ヴォルフは、ルノーF1によってブレーキダクトがメルセデスの設計である正式に抗議されたレーシング・ポイントが、現在圧倒的な強さをみせるメルセデスにとってさえ“難敵”になると考えている。

F1比較:メルセデスW10とレーシング・ポイントRP20のブレーキダクト

2020年7月22日
F1比較:メルセデスW10とレーシング・ポイントRP20のブレーキダクト
メルセデスの2019年F1マシン『W10』とレーシング・ポイントの2020年F1マシン『RP20』の他、“Aチーム”と“Bチーム”の各マシンのブレーキダクトの画像を比較してみる。

レーシング・ポイントF1は、新車RR20の開発において、昨年タイトルを獲得したメルセデス W10の写真を参考に空力コンセプトを“コピー”したことを認めており、“ピンクメルセデス”の合法性には当初から疑惑の目が向けられた。

セルジオ・ペレス 「ベッテルが加入したら誰が追い出されるかは明白」

2020年7月21日
セルジオ・ペレス 「ベッテルが加入したら誰が追い出されるかは明白」
セルジオ・ペレスは、レーシング・ポイントF1が2021年のドライバーとしてセバスチャン・ベッテルと契約した場合、誰がチームを去ることになるかは“明白”だと語る。

今シーズン限りでフェラーリF1を退団することが決定している4回のF1ワールドチャンピオンのセバスチャン・ベッテルは、2021年からアストンマーティンF1へとブランドを変更するレーシング・ポイントと来季の加入について交渉している。
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