インド政府がF1復活へ本格始動 2028年開催を目標に検討加速

かつて2011年から2013年までF1を開催したブッダ・インターナショナル・サーキットを舞台に、再び世界最高峰カテゴリーを呼び戻す計画が具体化しつつある。
政府主導でF1復活計画を推進
インドのスポーツ大臣マンスク・マンダヴィヤは、国内モータースポーツ環境を包括的に調査するため、4~5人で構成される専門タスクフォースを設置すると発表した。
この決定に先立ち、F1関係者、ブッダ・インターナショナル・サーキットの代表者、アダニ・グループ、インド自動車スポーツ連盟(FMSCI)などが参加する会合が行われていた。
マンダヴィヤ大臣は「省として4〜5人による専門タスクフォースを設置し、国内モータースポーツ環境の詳細な評価を実施する」と説明した。
タスクフォースには3カ月以内に提言をまとめることが求められており、国際イベント開催による経済効果や観光振興、投資誘致などを多角的に分析する予定だ。
目標は2028年のF1復帰
インド政府は当初、2027年のF1開催を目指していたが、今回の発表では目標時期を2028年へ修正した。
F1が最後にインドで開催されたのは2013年。ニューデリー近郊のブッダ・インターナショナル・サーキットで行われたインドGPを最後にカレンダーから姿を消している。
政府が主導する今回の検討は、F1復活に向けた具体的な第一歩と位置付けられており、今後の提言内容が開催実現の鍵を握ることになる。
FMSCIは2030年を視野
一方で、インド自動車スポーツ連盟(FMSCI)のアリンダム・ゴーシュ会長は、交渉が継続していることを認めながらも、より現実的なスケジュールとして2030年頃の開催を見込んでいる。
ゴーシュ会長は「2030年までにF1をインドへ呼び戻すための取り組みを進めている」と語った。
またFMSCIはF1だけでなく、MotoGPの再招致や世界ラリー選手権(WRC)のインド開催についても推進しており、2028年までの実現を目標としている。
政府が掲げる2028年開催とFMSCIの2030年見通しには隔たりがあるものの、今回のタスクフォース設置によって、インドの国際モータースポーツ復権に向けた動きが本格化したことは間違いない。
カテゴリー: F1 / F1インドGP
