トヨタ:戦略が裏目となりノーポイント(イタリアGP)
2008年9月15日

1ストップ作戦でレースを進めた両車であったが、ピットアウト後、レース中盤に路面が徐々に乾いていったため、予定外のピットストップでスタンダードウェット・タイヤへの変更を余儀なくされ、最終的にティモ・グロックが11位、ヤルノ・トゥルーリは13位でレースを終えた。
イタリアGPを終え、トヨタはコンストラクターズランキングでルノーに同点に追いつかれたが、辛うじて4位をキープしている。
マクラーレン:コバライネンが2位表彰台(イタリアGP)
2008年9月15日

2番グリッドからスタートしたヘイキ・コバライネンは、優勝したセバスチャン・ベッテル(トロ・ロッソ)には終始リードされたが、安定感のある走りで2番手を走行し続け、2位表彰台を獲得した。
自身最悪の15番グリッドからスタートしたルイス・ハミルトンだったが、アグレッシブな走りで次々とオーバーテイクを成功させ、7位でフィニッシュ。チャンピオンシップのために貴重な2ポイントを獲得した。
BMW:1ストップ戦略が当たりダブル入賞(イタリアGP)
2008年9月15日

11番グリッドからスタートしたロバート・クビサは、燃料搭載量のアドバンテージを生かし1ストップ戦略を選択。正しいタイヤ選択も功を奏し、今季6度目の表彰台となる3位表彰台を獲得した。
10番グリッドからスタートしたハイドフェルドも1ストップを選択。堅実な走りで5位でフィニッシュした。
ホンダ:ドライタイヤで賭けに出るも結果を出せず(イタリアGP)
2008年9月15日

バトンは、予選後にマシンのセットアップを変更したため、ピットからのスタート。後半に良いペースで走行するも15位でフィニッシュした。
バリチェロが2度目のピットインでドライタイヤに変更するという賭けに出るが、路面が十分に乾いておらず、タイムは伸びず17位でチェッカーを受けた。
レッドブル:マーク・ウェバーが8位入賞(イタリアGP)
2008年9月15日

3番グリッドからスタートしたマーク・ウェバーだったが、最初のピットストップのあと、トラフィックに捕まってしまいタイムを失ってしまう。最後はハミルトンとバトルを展開したが、抜くことはできず8位でフィニッシュした。
デビッド・クルサードは、中嶋一貴との接触もあり16位でレースを終えた。
ルノー:アロンソ4位でトヨタに並ぶ(イタリアGP)
2008年9月15日

8番手からスタートしたフェルナンド・アロンソは、スタンダードウェットへの判断と1ストップ戦略が功を奏し、4位でフィニッシュ。貴重な5ポイントを獲得した。
ネルソン・ピケJr.は、17番グリッドからほぼフルタンクの状態でスタート。堅実な走りをみせ、10位までポジションをあげ完走した。
ウィリアムズ:中嶋一貴は12位完走(イタリアGP)
2008年9月15日

中嶋一貴は、ウェット用のエアロセッティングに変更するためにピットスタートを選択。セーフティカースタートなったため、その選択が功を奏し、最下位からのスタートで12位までポジションをあげた。
一方、5番グリッドからスタートしたニコ・ロズベルグは、乾きはじめたトラックでタイヤ選択のタイミングを誤り、最終的に14番手でフィニッシュした。
フォース・インディア:予選のパフォーマンスを生かせず(イタリアGP)
2008年9月15日

初のQ2進出を果たし、12番グリッドからスタートしたフィジケラは、序盤良い走りを見せたが、デビッド・クルサード(レッドブル)との接触でフロントウィングがマシンの下に入り込み、ストレートでコントールを失いウォールに接触しリタイアした。
エイドリアン・スーティルは、良いところもなく最下位でレースを終えた。
セバスチャン・ベッテル、「信じられない」
2008年9月14日

ポールポジションからスタートしたセバスチャン・ベッテルが完璧なレース展開で見事な初優勝を遂げた。21歳73日での優勝はF1史上最年少記録。トロ・ロッソにとっても、ミナルディ時代から数えてチーム初優勝となった。160名ほどのプライベーターであるトロ・ロッソがF1で優勝することも快挙といえる。
「信じられないよ。レース中、全てがうまくいっていて、問題もなく、戦略もうまくいった。最後にチェッカーをうけたときに全てが真っ白になったよ。ピットまで戻ってくるラップ、セレモニー全てが感動的だった。人生最良の日だ。この感動的な日を一生忘れない。想像していた以上だよ。本当にチームのみんなにお礼をいいたい。」