セルジオ・ペレス キャデラックF1本部初訪問でスタッフ激励「重要なのは結果」
セルジオ・ペレスは、キャデラックF1チームのシルバーストーン本部を初めて訪問し、チームのスタッフに向けて激励の言葉を送った。

昨シーズン限りでレッドブルを解雇され、1年間のブランクを経て、来季アメリカの新規参入メーカーであるキャデラックからF1復帰を果たすベテランのペレスは、2026年のデビューシーズンに向けて、同じく経験豊富なバルテリ・ボッタスとチームを組むことになる。

35歳のペレスは、先月正式に発表されたボッタスとのラインアップの一員として今回渡英し、チームの拠点を見学、スタッフと初めて顔を合わせた。

チームのInstagramアカウントには、ペレスの顔写真と名前が入ったビジター用ラニヤードの画像が投稿され、その後「He’s here!(彼が来た!)」の言葉とともに、チーム施設内にいるペレスの映像が公開された。

さらに、キャデラックのチーム代表グレアム・ロードンと並んで立つペレスが、チームメンバーを前にブリーフィングを行っている様子の動画も公開された。マイクを手にしたペレスは、次のようにモチベーションを高めるメッセージを送った。

「大事なのは、きちんとスタートを切ることだよね?」

「でも僕にとっては、どこからスタートするかはあまり重要じゃない。大事なのは、どこでフィニッシュするかなんだ」

セルジオ・ペレス F1 キャデラックセルジオ・ペレスはキャデラックの初シーズンでバルテリ・ボッタスとコンビを組む

今回の訪問はキャデラックの2拠点ツアーの一環であり、ペレスはアメリカ・ノースカロライナ州シャーロットにあるチームの拠点にも足を運ぶ予定だと明かした。

また、キャデラックは新規参戦チームであるにもかかわらず、「旧型車テスト(Testing of Previous Cars/TPC)」の実施が許可されており、近くペレスが実際のサーキットテストを行う見込みだ。

来季は暫定的にフェラーリ製パワーユニットを搭載し、将来的に独自開発のエンジンを投入する計画がある。かつてフェラーリのジュニアドライバーでもあったペレスが、マラネロの旧型マシンを走らせて自らの感覚を取り戻すと同時に、新チームの準備を進めると見られている。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / セルジオ・ペレス / キャデラックF1チーム