トヨタ:戦略が裏目となりノーポイント(イタリアGP)
トヨタは、F1イタリアGP決勝レースで、ティモ・グロックが11位、ヤルノ・トゥルーリは13位だった。
1ストップ作戦でレースを進めた両車であったが、ピットアウト後、レース中盤に路面が徐々に乾いていったため、予定外のピットストップでスタンダードウェット・タイヤへの変更を余儀なくされ、最終的にティモ・グロックが11位、ヤルノ・トゥルーリは13位でレースを終えた。
イタリアGPを終え、トヨタはコンストラクターズランキングでルノーに同点に追いつかれたが、辛うじて4位をキープしている。
ティモ・グロック (11位)
「全体的に見て、今日は我々にとって難しい一日となってしまった。良いスタートが切れたんだけど、その後すぐ、アロンソをオーバーテイクしようとした時にスピンをしてしまい、数秒を失ってしまった。レース序盤で、路面が最も濡れていたときは、水しぶきで視界がすごく悪かった。アタックするのは大変だったけど、それでも、いくつか順位を上げることには成功したんだ。その後、予定外のピットストップをしたことで、我々のポイント獲得のチャンスは犠牲になった。言うまでもなく、今回の結果は残念だった。けれど、我々はアンラッキーだったのだし、我々のペースは、次回以降のレースで再びポイントを獲得できることを示しているよ。」
ヤルノ・トゥルーリ (13位)
「レース序盤のウェットコンディションでは、ヘビーウェット・タイヤで良い走行ができていた。けれど、今日はタイミングがうまく合わなかったために、戦略に運がなかった。(1ストップ作戦の)ピットストップに入ったときは、スタンダードウェット・タイヤに履き替えるには、4周から5周ほど早すぎたんだ。つまり、その後すぐに再びピットストップをしなくてはならず、すべてを失ってしまった。レース終盤では、クルマが滑ってしまったために、それほど強いレースができなかった。今日は我々の日ではなかったよ。それでも、今日は難しいレースになるとは予想していたし、この後の数レースは、我々にとってもっと良いものとなるだろう。我々はもっと多くのポイントを獲得できるだろうし、今シーズンは今までのところは良いから、まだまだ前向きでいるよ。」
新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
「今日のコンディションではベストを尽くせたが、結果に繋がらず残念なレースだった。サーキット特性を考えて1ストップ作戦を選んだが、路面状況の変化と給油のタイミングが合わず、もう一度ピットインせざるを得なかった。レースを振り返ってみても、ペースも悪くなく、チームスタッフもそれぞれの役割をしっかり果たせた。これもレースと割り切り、気持ちを入れ替え、次戦、初めて開催されるシンガポールのレースに臨みたい。」
山科忠 TMG会長 兼 チーム代表
「全員がベストを尽くしたが、天候は我々を救ってはくれなかった。予選では良いポジションを取れ、我々は1ストップ戦略を選んだ。残念なことに、我々は完全に間違った方向を向いていた。なぜならば、2ストップのチームとより長い1ストップを選んだチームの方が、どちらも我々より良いピットストップだったからだ。我々は、ウィリアムズのニコ・ロズベルグのように、その真ん中に挟まれてしまった。それでも、第1スティントではエクストリーム・ウェット・タイヤで非常に速く、ドライバーは良い調子だったし、クルマのパフォーマンスも良かった。しかし、今日我々にこれ以上できることはなかった。トロ・ロッソには、F1初の勝利にお祝いを述べたい。今、我々は今年残りのレースについて、より良い成果を追求していきたい。」
カテゴリー: F1 / トヨタ
1ストップ作戦でレースを進めた両車であったが、ピットアウト後、レース中盤に路面が徐々に乾いていったため、予定外のピットストップでスタンダードウェット・タイヤへの変更を余儀なくされ、最終的にティモ・グロックが11位、ヤルノ・トゥルーリは13位でレースを終えた。
イタリアGPを終え、トヨタはコンストラクターズランキングでルノーに同点に追いつかれたが、辛うじて4位をキープしている。
ティモ・グロック (11位)
「全体的に見て、今日は我々にとって難しい一日となってしまった。良いスタートが切れたんだけど、その後すぐ、アロンソをオーバーテイクしようとした時にスピンをしてしまい、数秒を失ってしまった。レース序盤で、路面が最も濡れていたときは、水しぶきで視界がすごく悪かった。アタックするのは大変だったけど、それでも、いくつか順位を上げることには成功したんだ。その後、予定外のピットストップをしたことで、我々のポイント獲得のチャンスは犠牲になった。言うまでもなく、今回の結果は残念だった。けれど、我々はアンラッキーだったのだし、我々のペースは、次回以降のレースで再びポイントを獲得できることを示しているよ。」
ヤルノ・トゥルーリ (13位)
「レース序盤のウェットコンディションでは、ヘビーウェット・タイヤで良い走行ができていた。けれど、今日はタイミングがうまく合わなかったために、戦略に運がなかった。(1ストップ作戦の)ピットストップに入ったときは、スタンダードウェット・タイヤに履き替えるには、4周から5周ほど早すぎたんだ。つまり、その後すぐに再びピットストップをしなくてはならず、すべてを失ってしまった。レース終盤では、クルマが滑ってしまったために、それほど強いレースができなかった。今日は我々の日ではなかったよ。それでも、今日は難しいレースになるとは予想していたし、この後の数レースは、我々にとってもっと良いものとなるだろう。我々はもっと多くのポイントを獲得できるだろうし、今シーズンは今までのところは良いから、まだまだ前向きでいるよ。」
新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
「今日のコンディションではベストを尽くせたが、結果に繋がらず残念なレースだった。サーキット特性を考えて1ストップ作戦を選んだが、路面状況の変化と給油のタイミングが合わず、もう一度ピットインせざるを得なかった。レースを振り返ってみても、ペースも悪くなく、チームスタッフもそれぞれの役割をしっかり果たせた。これもレースと割り切り、気持ちを入れ替え、次戦、初めて開催されるシンガポールのレースに臨みたい。」
山科忠 TMG会長 兼 チーム代表
「全員がベストを尽くしたが、天候は我々を救ってはくれなかった。予選では良いポジションを取れ、我々は1ストップ戦略を選んだ。残念なことに、我々は完全に間違った方向を向いていた。なぜならば、2ストップのチームとより長い1ストップを選んだチームの方が、どちらも我々より良いピットストップだったからだ。我々は、ウィリアムズのニコ・ロズベルグのように、その真ん中に挟まれてしまった。それでも、第1スティントではエクストリーム・ウェット・タイヤで非常に速く、ドライバーは良い調子だったし、クルマのパフォーマンスも良かった。しかし、今日我々にこれ以上できることはなかった。トロ・ロッソには、F1初の勝利にお祝いを述べたい。今、我々は今年残りのレースについて、より良い成果を追求していきたい。」
カテゴリー: F1 / トヨタ