F1第14戦イタリアGP フリー走行3回目:グロックがトップタイム

2008年9月13日
ティモ・グロックがトップタイム(イタリアGPフリー走行3回目)
2008年F1第14戦 イタリアGPのフリー走行3回目が13日(土)、モンツァ・サーキットで行われた。

フリー走行3回目は、雨の中でのスタート。その後も雨は激しくなり、厳しいコディションでのセッションとなった。

トップタイムは、雨がひどくなる前にティモ・グロックが記録した1分35秒464。2番手タイムはセバスチャン・ベッテル、3番手タイムはニコ・ロズベルグが記録した。

FIA、シケインカット時のルールを明確化

2008年9月13日
問題となったハミルトンのシケインカット
FIAは、モンツァでシケインカット時のルールを明確にした。シケインをカットしたドライバーは、少なくとも1つのコーナーでオーバーテイクを仕掛けてはいけないことになった。

ベルギーGPでは、ルイス・ハミルトンがシケインをカットし、キミ・ライコネンにポジションを譲った直後のコーナーでオーバーテイクを行い、レース後、25秒加算ルールにより優勝を奪われた。それ以降、F1界では論争が巻き起こっていた。

モンツァのレース前に行われたドライバーブリーフィングで、FIAのレースディレクターを務めるチャーリーホワイティングは、ドライバーが不正にコーナーを通過してポジションを得たば場合、そのドライバーはポジションを譲ってから少なくとも1つのコーナーは、オーバーテイクを仕掛けてはいけないことを説明した。

フェラーリ:ライコネンが最速タイム(イタリアGP初日)

2008年9月13日
最速タイムを記録したキミ・ライコネン(フェラーリ)
フェラーリは、F1イタリアGP初日のフリー走行で、キミ・ライコネンが1番手、フェリペ・マッサが6番手だった。

キミ・ライコネン
フリー走行1回目 9番手 1分37秒392
フリー走行2回目 1番手 1分23秒861
「今日の進捗には満足している。段階的に、最終的にはマシンはかなり良く反応してくれたし、ここでの僕たちはかなり速いようと思うよ。セットアップは良い感じだし、雨が降ってもハンデになるとは思わない。僕はいつも通り自分のベストを尽くすつもりだ。契約? このチームの一員であることに満足しているし、そうでなければサインしないよ!僕たちみんなの雰囲気は良いし、運転することを楽しみ続けている。もう1年残留するという選択は難しくなかったよ。最も難しい時期だけど、僕たちは懸命に作業を続けて、今は正しい方向に向いている。結果もすぐに良くなると確信している。」

マクラーレン:初日の進歩に満足(イタリアGP初日)

2008年9月13日
マクラーレン(イタリアGP初日)
マクラーレンは、F1イタリアGP初日のフリー走行で、ルイス・ハミルトンが4番手、ヘイキ・コバライネンが7番手だった。

ルイス・ハミルトン
フリー走行1回目 20番手 no time
フリー走行2回目 4番手 1分23秒983
「今朝はかなりウエット状態だったから、最低限の走行しかしなかった。すなわりインストレーションラップの1周だった。午後のセッションは乾いったけど、濡れた部分もあるという、かなり複雑なコンディションでスタートしたから、早めに出て行ってもそれほど得るものはなかった。それでも、セッション終盤は有益な走行を重ねることができたし、進歩に満足しているよ」

レッドブル:ウェバーが8番手(イタリアGP初日)

2008年9月13日
レッドブルF1チーム(イタリアGP初日)
レッドブルは、F1イタリアGP初日のフリー走行で、マーク・ウェバーが8番手、デビッド・クルサードが11番手だった。

マーク・ウェバー
フリー走行1回目 19番手 no time
フリー走行2回目 8番手 1分24秒521
「午後にはある程度路面も乾き、ドライのレースの準備が行えるコンディションになった。今週末はかなり不安定な天候になるようだ。コースの乾き方が場所によってまちまちだったので、それが分かってからは、午後のセッションの終わりまでセットアップを中心に作業に取り組んだ。今日は収穫があったので、明日を楽しみにしている」

BMW:好調な滑り出し(イタリアGP初日)

2008年9月13日
2番手タイムを記録したロバート・クビサ(BMWザウバー)
BMWは、F1イタリアGP初日のフリー走行で、ロバート・クビサが2番手、ニック・ハイドフェルドが3番手だった。

ロバート・クビサ
フリー走行1回目 17番手 no time
フリー走行2回目 2番手 1分23秒931
「悪天候だったので計画していたプログラムを行うことができなかった。特に午前中はね。午後はコンディションが改善されたけれど、乾いていくコースでもまだ濡れていた。セッションを通して毎ラップでコンディションが変化していて、結果を評価するのがとても難しいよ。明日は良い天気になることを期待している」

ウィリアムズ:中嶋一貴は16番手(イタリアGP初日)

2008年9月13日
コースオフする中嶋一貴
ウィリアムズは、F1イタリアGP初日のフリー走行で、中嶋一貴が16番手、ニコ・ロズベルグが5番手だった。

中嶋一貴
フリー走行1回目 16番手 no time
フリー走行2回目 16番手 1分25秒330
「今日はとてもトリッキーなコンディションだった。それでも、午後のセッションでドライ路面を走れる時間があったことはありがたかった。マシンの全体的なフィーリングは悪くなかったし、ラップタイムも出せていた。でも、十分なスペースがなかったのでタイムが落としてしまった。明日のフリー走行は、今日残した成果を継続するためには重要な時間になるだろう」

ルノー:ペース不足に苦戦し下位に沈む(イタリアGP初日)

2008年9月13日
撤去されるピケJr.のマシン(ルノーF1チーム)
ルノーは、F1イタリアGP初日のフリー走行で、フェルナンド・アロンソが18番手、ネルソン・ピケJr.が20番手だった。

フェルナンド・アロンソ
フリー走行1回目 6番手 1分36秒965
フリー走行2回目 18番手 1分25秒481
「今日は、ここで行ったテストでの作業を組み立てることに集中していた。天候がプログラムに影響したけれど、いくらかは前進をすることができた。まだ自信を持っているし、予選を前に明日の午前中にはもっと改善ができるはずだ」

トロ・ロッソ:堅実なパフォーマンスを披露(イタリアGP初日)

2008年9月13日
トロ・ロッソ(イタリアGP初日)
トロ・ロッソは、F1イタリアGP初日のフリー走行で、セバスチャン・ベッテルが10番手、セバスチャン・ブルデーが12番手だった。

セバスチャン・ベッテル
フリー走行1回目 10番手 1分37秒754
フリー走行2回目 10番手 1分24秒773
「雨のため、望んでいたようにプログラムを完了することはできなかったけど、それは誰にとっても同じことだ。全体的にトリッキーなコンディションの中だったけど良い1日を過ごせたと思う。だって、2台とも無事だったからね! スパの前にここでやったテストとは天候の影響で路面が明らかに違うけど、大いに助けになった。だから、こういうコンディションになった今日はタイヤとサーキットの感触に慣れることに重きを置いた。全体としてとても満足できる。先週末のように、天気がどうなるかまったく分からないけどね」
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