F1 モナコGP 決勝:優勝はハミルトン、中嶋一貴7位入賞

2008年5月25日
モナコGP ルイス・ハミルトンが優勝
2008年F1第6戦 モナコGPの決勝レースが25日(日)、モンテカルロ市街地コースで開催された。

雨の中、ウェットでスタートしたモナコGP決勝レース。中盤からコンディションはドライに変わったが、レース距離に満たなかったため、2時間でレースは終了した。

多くの接触とタイヤ選択が運命を分けたモナコGP。優勝はマクラーレンのルイス・ハミルトン。2位にはBMWのロバート・クビサ、3位には、フェラーリのフェリペ・マッサが入った。

デビッド・クルサード、5グリッド降格処分

2008年5月25日
デビッド・クルサード(レッドブル)
デビッド・クルサード(レッドブル)は、モナコGPでギアボックス交換により5グリッド降格が決定した。決勝レースは15番手からのスタートとなる。

クルサードは、24日に行われた予選Q2終了直前に、トンネル出口でコントロールを失い、大クラッシュ。それでも10番グリッドとなるタイムを記録していたが、彼のRB4は、新しいトランスミッションを含む、広範囲の修復が必要となった。

佐藤琢磨、今夜フジテレビに登場

2008年5月25日
佐藤琢磨(テレビ出演情報)
佐藤琢磨は、スーパーアグリ撤退以来はじめて、テレビに登場する。

佐藤琢磨は23日(木)にモナコGPの会場を訪れ、マスコミの取材に応じた。今夜25日(日)にフジテレビで放送されるF1モナコGP決勝の中で、そのインタビューの模様が放映される。

佐藤琢磨は、ホンダ、ルノーのシートが噂されるなど、今後について注目を集めている。

F1第6戦:モナコGP予選 (ドライバーコメント)

2008年5月25日
2008年 モナコGP予選 ドライバーコメント
FORMULA 1 Grand Prix de Monaco 2008

1位 フェリペ・マッサ (フェラーリ)
「信じられないね!いつも苦しんでいたトラックでポールポジションを獲ったんだ。今、少しは好きになり始めているよ・・・素晴らしいマシンでパーフェクトなラップを行うことができた。懸命に全ての部分で出来る限り詳細まで注意して作業した結果だ。ラップを終えた後、ラジオで誰も何も言わなかったんだ。そして、突然、ロブ(・スメドレー、フェリエのエンジニア)が叫んだんだ。“信じられない、ポールだ!”ってね。僕は、ちょうど止まることが出来なかったので、インラップの間、ずっとニヤけていたよ。これから明日のレースのために集中力を維持しなければならない。それはとても難しいことだ。雨が降っていたら、さらに複雑になっていただろう。前からのスタートは、最高の状況ということだ。でも、すべてを完璧に行わなければならない。僕たちは去年と比べて、状況を改善するためにたくさんのセットアップ作業をしたし、この決断が成果を挙げたと思う。」

2位 キミ・ライコネン (フェラーリ)
「ポールポジションにいる方が好ましいのは明らかだし、否定はできない。でも、2台のフェラーリが残りより前にいることはチームにとって素晴らしい結果だ。明日は雨が降ると思うので、レースは運になるだろう。ドライは退屈なレースになる危険があるから、もっとオーバーテイクの機会が多くなるかもしれない。全体的に、マシンには満足している。最初の計測ラップではタイヤを最大限に使うことに少し苦労した。だからQ3の2回目の走行で最初の数コーナーが少し難しいことはわかっていた。今週末の前は、このトラックでのタイヤのポテンシャルにいくつか疑いがあったけど、この結果は、僕たちがうまく作業し、昨年と比べて前進しているを確認できた。」

3位 ルイス・ハミルトン (マクラーレン)
「ポールの方が好ましかったのは明らかだね。でも、マシンの感触と戦略には満足している。チームは手堅い仕事をしたし、トラフィックの問題もなかった。予選の最後の2回目の計測ラップは良かったけど、ターン8のトラクション加速が少し足りなくて、第2セクターで少しタイムを失った。第3セクターでは、最終コーナーで遅めのブレーキをきちんとできなかった。でも、僕たちには良い戦略があるし、レースにかなりの自信があるよ。明日は天気予報では雨が降りそうだし、どんなことも起こりえるね。」

フェラーリ:モナコGP予選 フロントロー独占

2008年5月25日
フェラーリがフロントロー独占(モナコGP予選)
フェラーリはF1 モナコGPで、フェリペ・マッサが1番手、キミ・ライコネンが2番手だった。

モナコが好きではないことを公言していたマッサだが、見事に自身初となるポールポジションを獲得。すべてのセッションを1位で通過した。

ライコネンもマッサに次ぐ2番手ポジションを獲得し、優位とされたライバルのマクラーレンの前に出た。

マクラーレン:モナコGP予選 2列目からのスタート

2008年5月25日
ルイス・ハミルトンは3番手(マクラーレン)
マクラーレンは、F1 モナコGP予選で、ルイス・ハミルトンが3番手、ヘイキ・コバライネンが4番手だった。

フェラーリの先行を許したマクラーレン勢。しかし、週末を通して速さをみせており、Q1とQ2でも上位タイムを記録している。

決勝レースでは、戦略面でフェラーリとの燃料搭載量の差が気になるところだ。

レッドブル:モナコGP予選 クルサードが大クラッシュ

2008年5月25日
クラッシュし損傷したクルサードのマシン(レッドブル)
レッドブルはF1 モナコGPで、マーク・ウェバーが9番手、デビッド・クルサードが10番手だった。

Q2の最後のセッションで、デビッド・クルサードが大クラッシュ。トンネル出口のヌーベルシケインの手前のブレーキングで、突然マシンが右を向き、壁に衝突。エスケープゾーンに突っ込んでいった。クルサードに怪我はなかった。

このクラッシュにより、イエローフラッグが降られ、後続車のタイムアタックを妨げることになってしまった。Q3に進出したが、マシンの損傷により走行を行うことはできず、10番手で予選を終えた。

ホンダ:モナコGP予選 不運なQ2脱落

2008年5月25日
ホンダは揃ってQ2脱落(モナコGP予選)
ホンダはF1 モナコGPで、ジェンソン・バトンが12番手、ルーベンス・バリチェロが15番手だった。

1回目のアタックで、バリチェロ10番手、バトン11番手。そして次のアタックで二人とも、コンマ4秒近くタイムを更新し、9、10番手に付け、第2セッションへと進んだ。このセッションでは、1分16秒台に12台のマシンが入る熾烈な争いとなった。

BMW:モナコGP予選 ハイドフェルドがQ2脱落

2008年5月25日
ニック・ハイドフェルドがまさかのQ2脱落(BMWザウバー)
BMWは、F1 モナコGP予選で、ロバート・クビサが5番手、ニック・ハイドフェルドは13番手だった。

ロバート・クビサは、最後のラップで不運にもルイス・ハミルトンの後ろに入ってしまい、いくらかのタイムを失ってしまった。モナコではトラフィクが大きな要因となる。それでも、クビサは5番手ポジションを獲得した。

一方のニック・ハイドフェルドは、まさかのQ2脱落。ここ最近のレースでは、クビサに遅れをとっているハイドフェルド。チームメイト争いも気になるところだ。
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