マクラーレン、ルイス・ハミルトンがモナコ初勝利

2008年5月26日
マクラーレンのルイス・ハミルトンが優勝(モナコGP)
マクラーレンは、F1 モナコGPで、ルイス・ハミルトンが1位、ヘイキ・コバライネンは8位だった。

3番手からスタートしたハミルトンは、スタートでキミ・ライコネン(フェラーリ)をかわし2位に浮上。そのあと、タバココーナーでバリアに接触し、右リアタイアを破損。ピットストップを余儀なくされるが、このピットストップで1ストップに戦略を変更。この作戦変更が功を奏し、2位との差を大きく広げてレースをコントロール。2年目にして、伝統のモナコで見事な優勝を遂げた。

ウィリアムズ、中嶋一貴が7位入賞

2008年5月26日
クラッシュし大破したニコ・ロズベルグのマシン(モナコGP)
ウィリアムズは、F1 モナコGPで、中嶋一貴が7位、ニコ・ロズベルグはリタイアだった。

中嶋一貴が7位入賞を果たした。多くの接触、リタイアがあった荒れたレース展開だったが、中嶋一貴は、粘り強い走りで7位完走。日本人初となるモナコでのポイント獲得。今季3度目のポイントフィニッシュを達成した。

ホンダ、バリチェロが6位入賞で今季初ポイント

2008年5月26日
今季初ポイントを獲得したホンダのルーベンス・バリチェロ
ホンダは、F1 モナコGPで、ルーベンス・バリチェロが6位、ジェンソン・バトンは11位でレースを終えた。

ルーベンス・バリチェロが6位入賞し、今季初となるポイントを獲得した。混戦の中断の中でうまく生き延び、貴重な2ポイントをチームにもたらした。

ジェンソン・バトンは、オープニングラップの接触でマシンを破損。後方から懸命な追い上げを見せるも11位でレースを終えた。

フォース・インディア、不運すぎる事故で初ポイントを逃す

2008年5月26日
もらい事故で初ポイントを逃したエイドリアン・スーティル(フォース・インディア)
フォース・インディアは、F1 モナコGPで、エイドリアン・スーティル、ジャンカルロ・フィジケラ共にリタイアに終わった。

エイドリアン・スーティルにとって、今回のモナコは非常に残念な結果となってしまった。18番手からスタートしたスーティルは、1ストップ戦略がうまく働き、様々な混乱をさけて4位までポジションをあげた。問題なければ、そのまま4位でレースをフィニッシュするかに見えた。

レッドブル、ウェバーが4位入賞で5戦連続ポイント

2008年5月26日
レッドブル、マーク・ウェバーが4位入賞(モナコGP)
レッドブル、F1 モナコGPで、マーク・ウェバーが4位、デビッド・クルサードはリタイアだった。

マーク・ウェバーは、波乱のレースのなか、堅実なレース運びで、彼の今季最高位となる4位入賞を果たした。ウェバーはこれで5戦連続でのポイント獲得。チームに5ポイントをもたらし、レッドブルはコンストラクターズでウィリアムズと並ぶ15ポイントとなった。

デビッド・クルサードは、レース序盤にクラッシュしリタイアとなった。

トロ・ロッソ、ベッテルが5位で今季初ポイント

2008年5月26日
トロ・ロッソ、セバスチャン・ベッテルが5位入賞(モナコGP)
トロ・ロッソは、F1 モナコGPで、セバスチャン・ヴェテルが5位、セバスチャン・ブルデーはリタイアだった。

19番手からスタートしたセバスチャン・ベッテルだったが、波乱のレースをうまくすり抜け、最終的に5位でフィニッシュ。新車STR3で挑んだ初レースで、ベッテル自身の今季初ポイントとなる4ポイントをチームにもたらした。

一方のセバスチャン・ブルデーは、レース序盤に、クラッシュしてコース上に止まっていたデビッド・クルサード(レッドブル)に後ろから衝突。マシンを破損し、レースを終えた。

BMW、クビサが2位表彰台

2008年5月26日
BMW、ロバート・クビサが2位表彰台(モナコGP)
BMWは、F1 モナコGPで、ロバート・クビサが2位、ニック・ハイドフェルドは14位だった。

5番手からスタートしたロバート・クビサは、スタートで4位に上昇。多くのドライバーがミスを犯すなか、終始堅実な走りをみせ、フェリペ・マッサを抑えて見事2位表彰台を獲得した。

ニック・ハイドフェルドにとっては不運なレースとなった。スタートを決め、序盤5位まで浮上したが、ローズ・ヘアピンでフェルナンド・アロンソに接触され、マシンにダメージを負った。それが原因でペースを上げることができず、結果的に最下位の14位でレースを終えた。

ルノー、アロンソのアグレッシブさが裏目に出た10位

2008年5月26日
ルノー、アロンソが10位(モナコGP)
ルノーはF1 モナコGPで、フェルナンド・アロンソが10位、ネルソン・ピケJr.はリタイアに終わった。

フェルナンド・アロンソは、スタンダード・ウェットタイヤで7番手からスタート。スタートでニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)をかわし6位に浮上。しかし、その後、ウォールに右リアタイヤを接触。ピットインでエクストリーム・ウェットに交換しプッシュするが、ローズ・ヘアピンでニック・ハイドフェルド(BMW)と接触。フロントウィングを破損し、ピットインで大きく順位を落とす。中盤、どこよりも早くドライタイヤに変更するギャンブルを行うが、健闘虚しく10位でレースを終えた。

トヨタ、戦略を生かせず下位に終わる

2008年5月26日
フロントウィングを失ったトヨタのティモ・グロック(モナコGP)
トヨタは、F1 モナコGPで、ティモ・グロックが12位、ヤルノ・トゥルーリは13位だった。

パナソニック・トヨタ・レーシングの2台は、ヤルノ・トゥルーリが8番手グリッド、ティモ・グロックが10番手グリッドでスタートした。両車とも良いスタートを切ったが、その後はタイヤの選択をはじめ、様々な事態が待ち受けていた。

ティモ・グロックは序盤のスピンのためノーズ交換のためピットイン。その際、エクストリームウェットタイヤに交換したが、コースが乾きつつある中で厳しい走行となり、ピットイン直前に再度スピン。ゴールまでの給油を行ったが、その後ドライタイヤに交換、最終的に12位でフィニッシュした。
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