F1サンパウロGP スプリント ハイライト動画:角田裕毅は14位

曇天と湿った路面という難条件にもかかわらず、ランド・ノリスはF1サンパウロGPのスプリントで圧巻の走りを見せ、メルセデス勢のキミ・アントネッリとジョージ・ラッセルを振り切って勝利を飾った。
スタート直後からノリスが主導権を握る一方、マクラーレンのチームメイトであるオスカー・ピアストリは、混ざり合うコンディションの厳しさを痛感することになった。ターン3で濡れた縁石に乗ってスピンし、ウォールにクラッシュしてしまったのだ。
その直後、ニコ・ヒュルケンベルグとフランコ・コラピントも同じミスを犯し、ストップしたマシンの回収のためスプリントは赤旗中断となった。レースコントロールは再開時にノリスのコントロールによるローリングスタートを指示した。
再スタート後、ノリスはアントネッリを突き放し、アントネッリは背後のラッセルからのプレッシャーにさらされた。最終的に順位はチェッカーフラッグまで変わらなかったが、ノリスは終盤にソフトタイヤの摩耗に苦しみ、アントネッリが急接近。それでも最終的にはわずか0.8秒差で逃げ切り、スプリント勝利を収めた。
母国の声援を受けていたガブリエル・ボルトレトは、フィニッシュ直前に大クラッシュを喫した。内側ウォールに激突したあとコースを横切り、外側バリアにも衝突。マシンは大破したが、幸いにもボルトレト本人にケガはなく、無事が確認された。
一方、レッドブル・レーシングの角田裕毅はピットレーンスタートからのスプリントに臨み、異なるセットアップの評価とデータ収集を優先するレースを展開した。角田は「今回はマシン全体の理解を深めるためのアプローチを取った。まだ改善の余地はあるが、収穫も多かった」と語り、決勝に向けた手応えを得た様子だった。
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