フェルナンド・アロンソの即答は「優勝」だった F1マシンに託された時間

2025年12月22日
フェルナンド・アロンソの即答は「優勝」だった F1マシンに託された時間
44歳になった今も、フェルナンド・アロンソに衰えの兆しは見られない。シーズン最終戦アブダビGP後、マシンを降りた直後の何気ない問いかけに対し、アロンソは一切の迷いなく「優勝だ」と答えた。その言葉は、今なお頂点を見据える現在地を端的に示していた。

情熱もフィジカルも、まだ限界には達していない。ただし、残された時間が無限でないことも事実だ。

FIA、2026年F1マシンのダウンフォース生成に技術的制限を導入

2025年12月21日
FIA、2026年F1マシンのダウンフォース生成に技術的制限を導入
FIA(国際自動車連盟)は、2026年F1に向けて、極めて大胆なテクニカルレギュレーションを策定した。

最大の狙いは、マシン下面(フロア)を中心に発生してきた乱流の後流を抑制することにある。そのため、フロア全域で寸法と発生荷重を抑える一連の規定が導入される。以下では、何がどのように変わるのかを整理する。

ランス・ストロール アストンマーティン低迷の年「それがF1という世界」

2025年12月21日
ランス・ストロール アストンマーティン低迷の年「それがF1という世界」
アストンマーティンF1のランス・ストロールは、2025年シーズンが期待ほど競争力のあるものではなかったことを認めつつも、「それがフォーミュラ1だ」と受け止めている。

チームは前年にコンストラクターズランキング5位で“ベスト・オブ・ザ・レスト”の評価を得たが、今季は7位に後退。シルバーストン拠点のアストンマーティンF1にとっては2026年前半に向けた風洞時間が増える一方、賞金面では減収となった。

F1カーナンバーの物語:他のドライバーの番号を引き継いだF1ドライバー11例

2025年12月21日
F1カーナンバーの物語:他のドライバーの番号を引き継いだF1ドライバー11例
マックス・フェルスタッペンがダニエル・リカルドの旧ナンバーである「3」への変更を発表し、さらにランド・ノリスが来季チャンピオンナンバー「1」を使用する予定となったことで、カーナンバーが再び注目を集めている。ここでは、他のドライバーの番号を引き継いでレースに出場した11のケースを紹介する。

4シーズンにわたって「1」を使用してきたマックス・フェルスタッペンは、2026年にまったく新しい数字でレースに臨むことを明らかにした。

F1デビューのリンドブラッドの裏側 カートチームまで設立したローランドの支援

2025年12月21日
F1デビューのリンドブラッドの裏側 カートチームまで設立したローランドの支援
2026年F1シーズンに向けて、レーシングブルズは唯一のルーキーとしてアービッド・リンドブラッドを起用する。18歳の英国人ドライバーは、リアム・ローソンのチームメイトとしてF1の舞台に立つことになる。

このリンドブラッドを長年支えてきたのが、フォーミュラE王者のオリバー・ローランドだ。ローランドはリンドブラッドの才能を「生まれつきのもの」と表現し、カート時代から約10年にわたり指導と後援を続けてきた。

2026年F1エンジン論争:圧縮比操作で15馬力向上「部品の膨張だけで可能」

2025年12月21日
2026年F1エンジン論争:圧縮比操作で15馬力向上「部品の膨張だけで可能」
12月中旬を迎えたが、次世代マシンはいまだ一度もコースを走っていない。最初のテストまではまだ1か月あり、マシン自体もまだ組み上がっていない段階だ。しかし、それにもかかわらず、「新しい」F1レギュレーションを巡る最初の嵐はすでに到来している。

複数のエンジンメーカーが、新世代パワーユニットに関するあるグレーゾーンの可能性について、連盟に説明を求めたとされている。

キャデラックF1、ボッタスとペレスの担当レースエンジニアを決定

2025年12月21日
キャデラックF1、ボッタスとペレスの担当レースエンジニアを決定
2026年F1シーズンに初参戦するキャデラックF1は、バルテリ・ボッタスとセルジオ・ペレスの担当レースエンジニアを正式に決定した。PlanetF1.comの取材により、ペレスにはカルロ・パセッティ、ボッタスにはジョン・ハワードが就くことが明らかになった。

2025年シーズンをレースから離れて過ごした両ドライバーにとって、2026年はF1キャリアの再出発となる重要な一年となる。チーム初年度に向け、キャデラックF1はドライバーラインアップに続き、トラックサイドの中核を担うエンジニア陣の布陣も固めた形だ。

ヒュルケンベルグ F1ルーキーのボルトレトから「多くの点で学ぶことがあった」

2025年12月21日
ヒュルケンベルグ F1ルーキーのボルトレトから「多くの点で学ぶことがあった」
ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)は、2025年F1シーズンを通じて、ルーキーのチームメイトであるガブリエル・ボルトレトから「多くの点で学ぶことがあった」と認めた。

2010年にF1デビューを果たし、今回が12回目のフル参戦シーズンとなった38歳のヒュルケンベルグは、経験値という点では大きく上回っている。それでも彼は、若きブラジル人ドライバーが見せたパフォーマンスを「印象的だった」と率直に評価している。

メルセデスとレッドブル 2026年F1エンジン圧縮比を巡る“抜け穴”疑惑

2025年12月21日
メルセデスとレッドブル 2026年F1エンジン圧縮比を巡る“抜け穴”疑惑
2026年F1レギュレーション導入を前に、新パワーユニットを巡る論争が浮上している。焦点となっているのは、エンジンの圧縮比に関する規則の解釈だ。

独Motorsport Magazinおよび英The Raceによれば、複数のエンジンメーカーが、メルセデス、そしてレッドブル(レッドブル・パワートレインズ)の設計について、FIAに正式な説明を求めたという。

フェラーリF1代表 ルクレールの発言に反応「感情が高ぶった状況でのもの」

2025年12月21日
フェラーリF1代表 ルクレールの発言に反応「感情が高ぶった状況でのもの」
フェラーリF1チーム代表のフレデリック・バスールは、アブダビGP後にシャルル・ルクレールが口にした発言について、感情が高ぶった状況でのものだったとして冷静に受け止めている。

フェラーリは2025年F1シーズンを通してグランプリ未勝利に終わり、大型補強として加入したルイス・ハミルトンも表彰台に立つことができなかった。2026年にはシャシーとパワーユニットの両方が刷新される大規模なレギュレーション変更が控えており、各チームにとって勢力図を変える大きな機会となる。
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