ピアストリ F1タイトル争いでノリスの追い上げに動じず「全く心配していない」

マクラーレンのチームメイト同士による初タイトル争いはシーズンを通じて拮抗しており、両者のポイント差は年初から増減を繰り返してきた。
第5戦サウジアラビアGP終了時から首位を維持しているピアストリだが、カナダGP以降はノリスに差を詰められている。
モントリオール以降はノリス優勢の流れだと指摘されると、ピアストリはその傾向を否定した。
「今年最大のリードは23ポイントで、ここ10戦は10ポイント以内で動いていない。だから特に気にしてはいない。もちろん、もっとポイントを持っていられればよかったけど、それが必ずしも傾向だとは思わない」と語った。
さらに、ハンガリーGPではわずかな差で結果が逆になり、開幕戦メルボルン終了時と同じ23ポイント差に戻っていた可能性があると指摘。
「1秒違っていればハンガリーGP後の流れはまったく違って見えただろう。ここ数戦で違うことが起きていれば、結果は大きく変わっていたはず。でも、それは今年のほぼ全てのレース、いやどの選手権でも言えることだ。だから全く心配していない」と強調した。

シーズン中には流れを左右する場面もあった。例えば、カナダGPでノリスが単独ミスにより10ポイントを失わなければ、この時点で首位に立っていた可能性がある。
一方で、シルバーストンではピアストリが不要なペナルティを受けて勝利を逃し、その勝利はノリスの手に渡った。
小さなミスや取りこぼしはあったものの、ピアストリはここまでのパフォーマンスに満足している。
「シーズン前半のペースは非常に良かったし、直近数戦もすごく良かった。多くのレースで強い走りができたし、非常に激しい戦いになっている。だから、休み明けも同じような展開になると思う」と述べ、残り10戦となるタイトル争いが最終戦アブダビまでもつれ込むことを見据えた。
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