ハイドフェルド、「F1.08は去年のマシンよりいいね」

2008年2月17日
ニック・ハイドフェルド (画像)
BMWの2008年マシンF1.08の発表から一ヶ月が経ち、テストで多くの走行が重ねられた。ニック・ハイドフェルドは、新車F1.08関しての印象をポジティブに感じてきているようだ。

「マシンは去年より明確に良いね」とハイドフェルドは語る。「ラップタイプを見れば明らかだ。最近のテストで、昨年のマシンの方がバランスがいいと言ったけど、よいバランスを見つけるのに丸1年かけたことを忘れてはいけない。その後、我々は新車のバランスも改善させているし、新しいコンポーネントも追加している」

しかしながら、トップタイムに追いつくには、まだコンマ数秒を改善しなければらない。「最近、我々は異なるセットアップを試しているんだ。次のステップに進む前に、バランスに集中するのは珍しいことではない。ここヘレスでは、通常の流れだよ。」

ホンダ、RA108の問題点は把握済み

2008年2月17日
RA108にポジティブな見解を示すホンダ(画像)
2007年は失望のシーズンとなったホンダ。今シーズンは全くの新車RA108を投入し再起を狙うが、直近のヘレス合同テストでも、ホンダの文字はタイムシートの下段に沈んでいる。

しかし、レース&テストエンジニアリング責任者であるスティーブ・クラークは、RA108の現在の弱点を理解し、改善に自信をみせている。

「ヘレスでのテストを終え、マシンのハンドリングに影響を及ぼしている問題を完全に理解した。問題に対応する新コンポーネントは次回のバルセロナテストで投入することになっている。それを考慮し、今日バトンとブルツがレース距離を走破しように、今週はマシンのレース距離における信頼性に焦点をあてた。エンジンドライバビリティとシャシーコントロールの改善においても着実に進歩している。アップデートを施す次回のテストではいい位置からスタートできるはずだ」

佐藤琢磨の2008年シーズン

2008年2月17日
2008年の佐藤琢磨
今週のヘレステストで2008年初めてF1マシンの走行を行った佐藤琢磨。スーパーアグリは、2月19日に予定していた新車発表会の中止を決定し、ドライバーとの契約についても明言していないが、琢磨は2008年の初テストに手ごたえを感じたようだ。

「たくさんの周回数をこなし、包括的なプログラムを終えることのできた2008年の最初のテストを楽しむことができた。たくさんのセットアップを試すことができたし、問題なくシステムチェックとタイヤテストを終えることもできたので、とてもいいテストだったと思う。チームのみんなが素晴らしい仕事をしたし、今後の2回のテストでもこの勢いを持続することができることを願っている」

スーパーアグリは、次回バルセロナのテストに参加する。

マクラーレン:ヘレステスト 最終日

2008年2月17日
VODAFONE McLAREN MERCEDES
マクラーレンは14日、3日間にわたるヘレスでのテストを完了させた。ルイス・ハミルトンとヘイキ・コバライネンがテストを行い、コバライネンは、この日のトップタイムを記録した。

チームは今週、空力に関するプログラムを続けた。さらにコバライネンは、午前中、レースウィークエンドのあらゆる状況においてMP4-23のハンドリングの理解を深めるために、予選のシミュレーションを行った。

ハミルトンは83周を走行し、4番手となる1分19秒429。コバライネンは、96周を走行し1分17秒974というタイムを記録した。

ホンダ:ヘレステスト 最終日

2008年2月16日
HONDA RACING F1 TEAM
ホンダは14日、3日間のヘレステストを完了させた。

最終日は、ジェンソン・バトンとアレキサンダー・ブルツがテストを担当し、午前中はピットストップを含むレースシュミレーションを実施。午後は、セットアップ作業を続けた。

バトンは121周を走り12番手タイムの1分20秒988。ブルツは103周を走行し、1分21秒605で最下位となった。

BMW:ヘレステスト 最終日

2008年2月16日
BMW SAUBER F1 TEAM
BMWは14日、ヘレスでの3日目となるを行った。最終日となるこの日も引き続きロバート・クビサとニック・ハイドフェルドがF1.08の開発を行った。

この2日間よりも天候は安定し、チームは異なる空力セットアップの評価のために、何度かロングランを行うことができた。また両ドライバーは、ピットストップとスタートの練習もこなした。

クビサは129周を走行し、5番手となる1分19秒535。ハイドフェルドは116周を走行し1分19秒934で9番手だった。

フォース・インディア:ヘレステスト 最終日

2008年2月16日
Force India F1 Team
フォース・インディアは、ヘレスでのテスト最終日を迎えた。最終日は、ジャンカルロ・フィジケラがテストを担当し、16台中11番手というタイムを記録し、チームの進歩を証明した。

昨日より穏やかなコンディションの中、フィジケラは1分20秒669というタイムを記録。ギアボックス、エレクトリック開発、セットアップといったシーズン開幕へのプログラムをこなした。この日も順調な走行を行い、チームは400km以上を走破。テスト走行距離を1,200kmまで伸ばした。

トロ・ロッソ:ヘレステスト 最終日

2008年2月16日
SCUDERIA TORO ROSSO
トロ・ロッソは14日、今週のヘレステストの最終日を迎えた。この日はマシントラブルが生じてしまい、トロ・ロッソによってあまり良い一日とはならなかった。

午前中はこれまでの2日間よりも風が弱いコンディションで、ドライバーもSTR2Bのパフォーマンスに満足していた。スタートは良かったのだが、その後、セバスチャン・ブルデーのクルマに水漏れが発生し、ガレージでの修理に時間がかかった。セバスチャン・ベッテルのクルマにもクラッチのトラブルが発生した。それでも、クルマの問題が解決された後に、ボーデは数回の長距離走行を行っている。空力パッケージの作業に取り組みながら、1日の終わりにはかなりの走行周回数をこなしていた。ベッテルは運が悪く、また別のトラブルに見舞われた。今回は電子系統の問題で、彼はさらに走行時間を削られることになった。

レッドブル:ヘレステスト 最終日

2008年2月16日
Redbull Racing
レッドブルは14日、ヘレス合同テストの最終日を迎えた。

この日は、この2日間の強風が少なくとも午前中はおさまり、これまでよりも良いコンディションの中でデビッド・クルサードとマーク・ウェバーは走行距離を伸ばした。

デビッド・クルサードは、107周を走行し、1分18秒485のタイムはタイムシートの2番目に記された。マーク・ウェバーも107周を走り、1分19秒980で10番手タイムだった。
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