F1ドイツGP 予選 (ドライバーコメント)
FORMULA 1 GROSSER PREIS SANTANDER VON DEUTSCHLAND 2009
1位 マーク・ウェバー (レッドブル)
「今日は僕にとってはとてもスペシャルな日だ。これまでにもポールポジションを獲得できそうになったことは何度かあった。今日はチームが最高の仕事をしてくれた。今週末はずっと良いタイムを記録しているが、あの予選セッションはチームとドライバーにとって本当の試練だった。本当に大変だったので、僕にとっては一番重要な瞬間に良いラップタイムを記録することがとても重要だったが、トップタイムを記録できたので本当にうれしかった。クルマはとても調子が良かったが、コースコンディションが非常に難しかったので、常にエンジニアと無線連絡を取って状況を確認していた。路面はかなりドライになっているように見えたが、スリックタイヤでは全くダメだった。Q2は最後の10分に何が必用かを読むのが本当に難しかった。最終的には、3つのセクターをミスなくクリーンに走ることができたのがカギとなり、ポールポジションを獲得することができた。自分の経験を生かすことができたし、チームも最高だった。ピットウォールのスタッフの判断も正しかった。彼らは他のドライバーたちの動向を観察することができるからね。ここには世界のトップドライバーが集まっているので、彼らがミスを犯すということは、タイヤが間違っているということだ。自分たちの決断を信じて、コースに出て全力を尽くした。このコンディションでは誰もが大変なのは分かっていたからね。ファクトリーのスタッフとここにいるチームの全員に心から感謝する。明日は最高のポジションからのスタートなので、初優勝となることを願う。バリチェロもバトンも非常に力強いシーズンを戦っているのでプッシュしてくるだろうが、良い戦いができれば良いと思う。明日は初優勝を目指して全力で戦う」
2位 ルーベンス・バリチェロ (ブラウンGP)
「予選の興奮は本当に楽しんだし、2番手を獲得して明日フロントローからスタートできることには非常に満足している。Q2でトラックがスリックでも十分行けると感じたので、チームにピットインすると無線で伝えたけど、彼らの返答が聞こえなかったので、ピットに到着したときにタイヤが待っていたことに感謝したよ!素晴らしい決断だったし、他のドライバーよりもQ2の終盤はずっとリラックスしていられた。明日のレースはトリッキーなものになると思うので、油断はできないし、天候がどうであってもアドバンテージを利用しなければならない。楽しみにしているよ」
3位 ジェンソン・バトン (ブラウンGP)
「今日は、予選最終セッションに進むことが業績だったと思うので、予選で3番手になれたことには本当に満足している。かなり波乱に富とんだな時間だったし、特にQ2は狂乱だったね。でも、楽しかったよ。スリックにはウェット過ぎると思ったけど、ルーベンスがそれを働かせていたので、ラップタイムを出すのに十分な時間でタイヤを変更することができた。予報をみると、天候は雨とドライコンディションが混ざり合ったもになりそうなので、レースは興味深いものになるだろう。僕たちは昨日のプラクティスからクルマを改善させたけど、まだタイヤを温め続けるのは厳しいだろうし、少し天気において運が必要だろう。初ポールポジションを獲得したマークにおめでとうと言いたい。明日が彼の初勝利にならないようにできることは全てやるつもりだよ!」
4位 セバスチャン・ベッテル (レッドブル)
「今日の予選はクジ引きみたいだった。特にQ2はどのタイヤを選べば良いのかが分からなかったからね。Q3は再びドライタイヤでの戦いだったが、厳しい接戦だった。セッションを通して路面のコンディションは向上したが、最終ラップがイマイチでフロントローとはならなかった。クルマの性能は十分だったが、できなかった。この辺は天気がかなり不安定なので、明日のレースでも何が起きるか分からない。様子を見よう」
5位 ルイス・ハミルトン (マクラーレン)
「Q3に入れて本当に満足している。今年の僕たちにとっては大きな違いだし、チームは素晴らしい仕事をしてくれた。コンディションは浮き沈みがあったけど、彼らは正しい時に正しいタイヤで僕たちを見事にトラックに送り出してくれた。ファクトリーのみんなもトラックにパーツを届けるためにかなり懸命に作業してくれたし、それらが大きな違いを生んだ。残念なことに、僕が最速タイムを記録したあとに、トラックは少し良くなった。そのときは少しベタベタしていたんだ。でも、ヘイキと僕が明日5番手と6番手に並ぶことは、僕たちにとって素晴らしい結果だ。僕たちは確かに表彰台を争えるポジションにいるけど、ブラウンとレッドブルを打ち負かすのは難しいだろう。マシンはまだ進歩中だし、ややらなければいけないことはある。でも、本当に励みになっている。明日雨が降るかは気にしていないけど、スムーズなレースになればいいね!」
6位 ヘイキ・コバライネン (マクラーレン)
「今日は予想以上にうまくいった。非常に満足している。午後のタイヤ戦略は本当にうまく働いたし、Q2でコンディションが最もトリッキーなときに正しいタイヤを使うことができた。とてもタイトな状況だったので、素晴らしい仕事をしてくれたチームに感謝している。今回の結果はチームのみんなにとって非常に有望なものだし、僕のクルマは前回のレースよりもずっとうまく働いていた。今日、僕にはルイスと同じアップグレードはなかったけど、チームはクルマを改善させるために信じられないくらい懸命に作業していた。僕たちが遂げたステップは本当に励みになるものだ。僕たちは素晴らしい進歩を遂げた。最後に、メルセデス・ベンツのホームレースで、今年最も力強い予選結果を生み出せたことは素晴らしいことだ。彼らはF1で最高のエンジンを生産していると思うし、彼らが今日の結果を誇りに思ってくれればいいね」
7位 エイドリアン・スーティル (フォース・インディア)
「本当にハッピーだ。間違いなく、今日F1で最も幸せな一人だと思うよ!ホームレースだし、F1でこれまでの最高の予選ポジションだ。素晴らしい予選だった。天候はとてもトリッキーだったけど、特にQ2で雨が降ったときなど、僕たちの決断はとても良かった。ドライタイヤでいくというリスクをとり、みんなより早くラップを行って3番手タイムを出すことができた。最終的にQ3の燃料搭載量でも本当にうまくいって、7番手に入れた。チームのみんなのためにもとても満足している。僕たちは先月、本当に一生懸命に作業していた。あとはポイントを獲るだけだね!」
8位 フェリペ・マッサ (フェラーリ)
「今回の予選はちょっと運任せだったね。最初はドライで、そのあと雨が降って、またドライになった。うまくいく可能性もあるけど、もっと悪い可能背もあった。8番手より上には行けなかったけど、それほど悪くはないよ。正直、表彰台は難しいと思うけど、ポイントを狙える良い戦略がある」
9位 キミ・ライコネン (フェラーリ)
「路面状況がずっと変化していて、かなり厄介なセッションだった。だから、結果が実際の順位を表しているかについて言うのは難しい。Q3のために新品のタイヤセットがなかったのは明らかに不利だった。普通のコンディションだったら、もっと良いグリッドポジションを得られたと思う。それを言えば、レースのための状態は悪くはないよ。良い戦略があるし、それを最大限に生かすつもりだ」
10位 ネルソン・ピケJr. (ルノー)
「今日はコンディションが難しかったけど、なんとかうまく対処することができ、正しい瞬間に正しいタイヤを使うことができた。Q3でうまくやれなかったのは残念だけど、トップ10にいるのは素晴らしいことだし、明日はポイントを獲れるポジションにいることを期待している」
11位 ニック・ハイドフェルド (BMWザウバー)
「フリープラクティスではそれほど悪くはなかった。予選でも、Q1では10番手だったし、Q2もトップ10に入れそうだった。でも、タイヤ選択でちょっと不運だった。インターミディエイトが過熱したので、Q2の最後の走行では新品タイヤが必要だったし、個人的に何を選べばいいのか確信がなかった。インターの違うセットでいくか、スリックのソフトタイヤでいくかね。僕はチームの決定に委ねていたし、チームはドライを選んだ。あとから何がベストだったかを知るのは簡単なことだし、誰も非難するつもりはない。でも、11番手はそれほど悪くないし、僕たちは自由に燃料戦略を選択することができる。明日ウェットレースになっても気にはならないよ」
12位 フェルナンド・アロンソ (ルノー)
「予選のスタートではかなり楽観的だった。僕たちはQ1では競争力があったけど、そのあとのQ2では、状況が絶え間なく変化して、誰にとっても難しいものになった。残念ながらQ3に進む機会を逃してしまったけど、明日はポジションをいくつか上げられると思っているし、雨が降ったら、僕たちのアドバンテージとなるだろう。明日のレースにはかなり自信があるよ」
13位 中嶋一貴 (ウィリアムズ)
「今日はトリッキーなコンディションでの走行で、難しい予選セッションでした。うまくやるには、完璧なタイミングとタイヤを正しく決定する必要がありました。今日はそれをちょっとミスしてしまった。そういうことです。トップ10の順位は少し違ったものになっているので、レースには可能性があるかもしれない。これから戦略を最も効果的に使えるように、何ができるかみてみるつもりです」
14位 ヤルノ・トゥルーリ (トヨタ)
「今日は天気が全く味方をしてくれなかった。風がとても強く、気温もすごく低かった。一般的に、僕たちのクルマに合わない天気なので、残念なことに、タイヤを適温に温めることに苦労した。僕たちは競争力が充分あるので、大きなトラブルもなく予選第1セッションを通過したものの、雨が降り出してしまった。予選第2セッションの後半、残念なことにその時の天候に適したタイヤを履いておらず、トップ10に入るのは難しかった。最近はトップ6入りを果たすことも多く、14番手という予選の結果には、とても残念だ。明日のレースでは、ベストを尽くしたい」
15位 ニコ・ロズベルグ (ウィリアムズ)
「ドライだったらうまく全てがうまく行っていた。Q1は快適だったし、僕たちは良い進歩を遂げていた。ドライなままだったら、うまく行ったと思う。でも、Q2でコンディションが変わり、それを最大限に利用できなかった。なぜそうなったか分析しなければならない。雨のレベルが変化したことで状況はかなり難しくなったけど、明日も同じようになるかもしれない。コンディションが変化しやすいのであれば、運が味方してくれることを期待しているよ」
16位 ロバート・クビサ (BMWザウバー)
「僕たちはニュルブルリンクにいくつか新しいパーツを持ち込んで、マシンは進歩を遂げた。残念ながら、僕のマシンはうまく反応しなかった。僕はマシンの挙動に苦労していた。最初のフリープラクティスセッションの早い時期に僕は何かが間違っていると気付いていた。分析したデータは良くなさそうだったけど、何が起こっているかという詳細は理解できなかった。すぐに理解しなければならないし、問題を解決しなければならない」
17位 セバスチャン・ブエミ (トロ・ロッソ)
「トラフィックに捕まらなければ、Q2に入れたと思う。それ以外では、僕たちがマシンのアップテードをまだ待っていることを想定する場、僕たちはベスト尽くしたと思う。僕たちは午前中にマシンを改善させたし、僕たちがレースをするマシンと比較しても競争力があったと思う。僕たちのマシンはウェットコンディションでうまく働くはずなので、僕は明日雨が降るのを期待していることを認めなければならない。プッシュを続けなければならないし、何が起こるか見てみなければならない」
18位 ジャンカルロ・フィジケラ (フォース・インディア)
「まず始めに、このような素晴らしい予選ができて、チームとエイドリアンのためにとても嬉しく思っている。信じられない結果だし、明日も良いレースができることを期待している。僕にとっては少し期待外れだった。最初のセッションの序盤はうまくいっていたけど、残念ながら両方の最速ラップでトラフィックに捕まってしまった。僕たちが本当にうまくやれる天候だと思うので本当に残念だ。明日は複雑な天候になりそうなので、何が起こるかはわからない」
19位 ティモ・グロック (トヨタ)
「全く期待はずれの順位。僕の地元で開催されるGPだから、良い結果を出したかった。シルバーストン以来、アタックするときに、タイヤの性能を最大限に引き出すことに苦労してきたが、今日も気温が低すぎ、タイヤが温まらず、同じ問題を抱えた。それが、温度だけによるものなのか定かでないが、予選でタイヤの問題が発生したため、僕たちは問題を解決しなければならない。予選第2セッションからは雨が降り始めたが、僕はウェットコンディションには強いにもかかわらず、第2セッションに進めなかったのは、本当に残念。明日も雨かもしれないので、決勝で良い結果を得るチャンスが僕にあると思う」
20位 セバスチャン・ブルデー (トロ・ロッソ)
「午前中、マシンバランスに不満だったし、十分に速くないことはわかっていた。だから午後、セバスチャンが午前中に使って満足していた非常に異なるセットアップを試したけど、うまく働かなかった。僕たちは雨のコンディションでより競争力があると思っていたので、雨がすぐに来なかったのは残念だった。正直なところ、17位でも20位でもそれほど違いはないし、明日はベストを尽くして、何ができるか考えてみるよ」
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