2025年F1 カナダGP:開催スケジュール&テレビ放送時間

舞台となるジル・ビルヌーブ・サーキットは、大西洋と北米の五大湖をつなぐセントローレンス川上の人工島に位置するサーキット。
仮設でもなく、ストリートでもないが、路面のグリップ力が低く、かつサーキットバリアが市街地コースのようにギリギリにそびえ立ち、圧迫感があることが特徴。
レイアウトの中でも最も有名なのは、最終コーナーのシケインと立ち上がりの直後に迫る壁の「ウォール・オブ・チャンピオンズ」。また、セーフティカーの出現率は80%以上と、展開が予想できない難しいレースである。
一方、サーキットの形状は平坦で、高速コーナーなどもあまりないが、フルスロットル率の高い複数のストレートから、急激な加減速が必要とされ、パワーユニットやタイヤ、ブレーキに大変厳しい。
日本とカナダの時差は13時間。2025年 F1カナダグランプリのフリー走行1回目は、日本時間6月14日(土)の午前2時30分(現地時間13時30分)から開始。決勝は日本時間6月16日(月)の午前3時(現地時間14時)にスタートする。
2025年 第10戦 F1カナダGP 開催スケジュール
■6月14日(土)
フリー走行1: 2:30~3:30(13:30~14:30)
フリー走行2: 6:00~7:00(17:00~18:00)
■6月15日(日)
フリー走行3: 1:30~2:30(12:30~13:30)
予選 : 5:00~6:00(16:00~17:00)
■6月16日(月)
決勝: 3:00~(14:00~)
※日本時間(現地時間)
2025年 F1カナダGP テレビ放送時間(フジテレビNEXT)
■フリー走行1
6月14日(土) 2:20~4:10
■フリー走行2
6月14日(土) 5:50~7:40
■フリー走行3
6月15日(日) 1:20~3:10
■予選
6月15日(日) 4:50~9:00
■決勝
6月16日(月) 2:20~8:00
※時間はいずれも日本時間
2025年 F1カナダGP ネット配信(DAZN)
■フリー走行1
6月14日(土) 2:30~
■フリー走行2
6月14日(土) 6:00~
■フリー走行3
6月15日(日) 1:30~
■予選
6月15日(日) 5:00
■決勝
6月16日(月) 3:00~
※時間はいずれも日本時間
■ 2025年F1 カナダGP 注目ポイント
マクラーレン同士の王座争い
スペインGPを制したオスカー・ピアストリが、ついにチームメイトのランド・ノリスを逆転し、ドライバーズランキング首位に浮上。2人の差はわずか10ポイントと、今季のF1はマクラーレンの“同門対決”が中心となってきた。カナダGPでも両者が火花を散らすことは確実で、チーム内の力関係がどう変化するかに注目が集まる。
フェルスタッペンは崖っぷち
マックス・フェルスタッペンは現在ランキング3位だが、ポイント差以上に問題なのはスーパーライセンス上のペナルティ。スペインGPでのラッセルとの接触により累積11ポイントとなり、あと1点で1戦出場停止となる。この状況下でどこまで攻めに転じられるかが問われる一戦だ。
ハミルトン、原点回帰の舞台で
2007年にF1初勝利を挙げた思い出の地カナダで、ルイス・ハミルトンが巻き返しを狙う。フェラーリでの苦戦が続いているが、セッティングの微調整が進んでおり、今季初表彰台が現実味を帯びつつある。
中団勢のサバイバルゲーム
母国GPとなるランス・ストロールは、スペインGPを手首の負傷で欠場したが、今週末の復帰が有力と見られている。地元ファンの前で意地を見せられるか。そして、前戦で驚異的な追い上げを見せたニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)も台風の目となる可能性がある。
開催地モントリオールの命運も
2024年のカナダGPは観客動員の不振や市街の閑散ぶりが問題視され、「ゴーストタウン」と酷評された。今年はF1側も現地との連携強化に動いており、開催継続の可否を占う重要な年となっている。レース以外の盛り上がりにも注目したい。
コンディションと戦略
今週末の天候はおおむね良好で、気温は23℃前後が予想されている。タイヤの摩耗と温度管理が戦略面での鍵を握りそうだ。また、森林火災による空気質への懸念もあり、一部チームはセンサー調整や燃焼戦略の見直しに着手している。
■サーキット情報

FORMULA 1 PIRELLI GRAND PRIX DU CANADA 2025
サーキット名: ジル・ビルヌーブ・サーキット
コース全長: 4.361kkm
周回数:70
レースディスタンス:305.27km
ラップレコード:1分13秒078 (バルテリ・ボッタス / 2019年)
カテゴリー: F1 / F1カナダGP / テレビ放送