ブリヂストン F1 ドイツGP 予選
ブリヂストンが、2009年F1ドイツGPの予選を振り返った。

ニュルブルクリンクで開催されたドイツGP予選は、ブリヂストンのスーパーソフト・タイヤのグリップを充分に生かしたきったレッドブル・レーシングのマーク・ウェバーが自己初のF1ポールポジションを獲得した。

ウェバーのタイムは1分32秒230で、2位のブラウンGPフォーミュラ1チームのルーベンス・バリチェロとの差は約0.1秒。3位はジェンソン・バトン(ブラウンGPフォーミュラ1チーム)だった。フォース・インディアのエイドリアン・スーティルが、チーム及び自身最高の7位で予選通過したことは注目に値する。

予選Q2は時折雨が降り、数多くの選手がブリヂストンの新しいインターミディエイト・タイヤを使用した。午前中のセッションの最速タイムは、ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスのルイス・ハミルトンがスーパーソフトのブリヂストンタイヤで記録した1分31秒121。

浜島裕英 (ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部長)
今日の走行のポイントを教えて下さい。
「今日は非常に興味深い1日で、マーク・ウェバーが初のポールポジションを獲得したのもエキサイティングでした。気温が低く、予選の最中に雨も降りましたので、タイヤ選択がより一層難しくなりました。ハンドルを握るドライバーたちにとっても、ピットウォールで戦略をねるチームスタッフにとっても難しい1日だったと思いますが、レッドブルとブラウンは素晴らしいリザルトを達成しました」

明日のレースではどのようなタイヤ戦略が考えられますか?
「ニュルブルクリンクに来ている誰もが天気が一番のポイントだと言うと思います。明日は、空を睨んで次に何が起きるのかを考えている時間が多くなるでしょう。2年前のニュルブルクリンクは天気が変わりやすい非常にエキサイティングなレースでしたが、明日も同じようなレース展開になるかも知れません。ドライで気温が低ければブリヂストンのスーパーソフトが好んで使われると思いますが、ウェットならば、その時々のコースコンディションに合ったタイヤをウェット、インターミディエイト、ドライの中から選ばなければならないことになります。天候が変化しやすい場合は非常に難しい仕事になりますが、非常にエキサイティングな仕事でもあります」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / ブリヂストン / F1ドイツGP