メルセデスF1、ギアボックス問題を解決すべく対策パーツを第2戦に投入

2020年7月9日
メルセデスF1、ギアボックス問題を解決すべく対策パーツを第2戦に投入 / F1シュタイアーマルクGP プレビュー
メルセデスF1は、先週末にレッドブル・リンクで両ドライバーのレースを脅かしたギアボックス問題を解決すべく、第2戦シュタイアーマルクGPにむけて新コンポーメントを導入する。

開幕戦F1オーストリアGPで“ブラックアロー”の2台は予選と決勝で圧倒的な速さを見せたものの、レースウィナーのバルテリ・ボッタスと4位入賞のルイス・ハミルトンは、ギアボックス問題によるリタイアを回避するために縁石を避けて走行しなければならなかった。

メルセデスF1 「ブラックの塗装はマシンの温度に悪影響を及ぼさない」

2020年7月9日
メルセデスF1 「ブラックの塗装はマシンの温度に悪影響を及ぼさない」
メルセデスF1は、2020年シーズンのF1マシンをブラックのカラーリングに変更したことでオーバーヒートの大きな危険に晒されることはないと主張した。

メルセデスF1は、世界的な人種的平等への動きをサポートするために、伝統のシルバーアローとペトロナス・グリーンのマシンカラーリングをブラックに変更した。

メルセデスF1 「DASは形勢を一変させるようなシステムではない」

2020年7月9日
メルセデスF1 「DASは形勢を一変させるようなシステムではない」
メルセデスF1のチーム代表トト・ヴォルフは、DAS(デュアル・アクシス・ステアリング)の重要性を否定。“ゲームチェンジャー(形勢を一変させるもの)”ではないと語った。

メルセデスF1は、2月のプレシーズンテストでDASを導入し、先週末の開幕戦F1オーストリアGPの週末を通して使用した。金曜日にはレッドブルF1がDASの合法性について抗議したが、FIAはそれを棄却。システムがレギュレーションに違反していないことを明確化した。

メルセデスF1、オーストリアGPでのギアボックス問題は“電気ノイズ”が原因

2020年7月8日
メルセデスF1、オーストリアGPでのギアボックス問題は“電気ノイズ”が原因
メルセデスF1は、オーストリアGPでバルテリ・ボッタスとルイス・ハミルトンのレースを脅かしたギアボックスの問題は、チームによく知られている“電気ノイズ”が原因だったと語る。

メルセデスF1の“ブラックアロー”の2台はレース序盤は快適に後続を引き離していたが、バルテリ・ボッタスとルイス・ハミルトンが1-2体制でリードを広げた際、チームはギアボックス問題のため縁石を避けるよう両ドライバーに伝えた。

メルセデスF1、レッドブルからの度重なる横槍に「堪忍袋の緒が切れた」

2020年7月8日
メルセデスF1、レッドブルからの度重なる横槍に「堪忍袋の緒が切れた」
メルセデスF1のチーム代表トト・ヴォルフは、F1オーストラリアGPでのレッドブルからの度重なる抗議活動は我慢できる許容量を超えるものだったし、「グローブは外された(本気で戦う)」と徹底抗戦を警告した。

レッドブルF1は、金曜日にメルセデスF1のDAS(デュアル・アクシス・ステアリング)の合法性に抗議したが、申し出は却下された。

ダイムラー会長、セバスチャン・ベッテルのメルセデスF1加入を完全否定

2020年7月8日
ダイムラー会長、セバスチャン・ベッテルのメルセデスF1加入を完全否定
メルセデスの親会社であるダイムラーのケレニウス会長は、2021年のセバスチャン・ベッテルのメルセデスF1加入の可能性を除外。2021年もルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスのラインナップを継続することを示唆した。

4回のF1ワールドチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルは、今シーズン限りでフェラーリF1の離脱が決定。ドイツ人であるベッテルは、メルセデスF1でルイス・ハミルトンと“ドリームタッグ”を組むことが期待とともに報じられている。

メルセデスF1 無線メッセージ“2-1”のチームオーダー説を否定

2020年7月7日
メルセデスF1 無線メッセージ“2-1”のチームオーダー説を否定
メルセデスF1は、F1オーストリアGPの無線で伝えられた『Urgent Chassis Default Two One』のチームオーダー説を否定した。レース後半にバルテリ・ボッタスに伝えられたことのメッセージは、ルイス・ハミルトンに順位を譲れというチームオーナーとも解釈された。

この無線は2013年のF1マレーシアGPでセバスチャン・ベッテルがマーク・ウェバーを勝たせるというメッセージを無視した『マルチ21』騒動を思い起こさせた。

フェラーリF1 「メルセデスに対してPUで1周あたり0.7秒失っている」

2020年7月6日
フェラーリF1 「メルセデスに対してPUで1周あたり0.7秒失っている」
フェラーリF1のチーム代表を務めるマッティア・ビノットは、F1オーストリアGPでメルセデスに対して0.7秒を失っていたとし、今シーズンのストレートスピードの決定を修正するのは“非常に難しい”と考えている。

昨年、シャルル・ルクレールはレッドブル・リンクでポールポジションを獲得していたが、1年後はポールからほぼ1秒遅いペースで7番手で予選を終えることになった。

バルテリ・ボッタス 「多くの弾丸をかわしての勝利」

2020年7月6日
バルテリ・ボッタス 「多くの弾丸をかわしての勝利」 / メルセデスF1 オーストリアGP
メルセデスF1のバルテリ・ボッタスは、2020年のF1世界選手権 第1戦 オーストリアGPで優勝。全てのラップをリードしての勝利だったが、チームメイトのルイス・ハミルトンからのプレッシャー、3回のセーフティカー、そして、“重大”なギアボックス問題といった“多くの弾丸”をかわす必要があったと語る。

ポールポジションから好スタートを切ったバルテリ・ボッタスは、チームメイトのルイス・ハミルトンが3グリッド降格ペナルティによって2番手から5番手に下がったため、序盤はレッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンを快調に引き離した。

メルセデスF1 「ルイス・ハミルトンへの5秒ペナルティは厳しすぎる」

2020年7月6日
メルセデスF1 「ルイス・ハミルトンへの5秒ペナルティは厳しすぎる」 / F1オーストリアGP
メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、F1オーストリアGPでのルイス・ハミルトンのアレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)への接触に対する5秒ペナルティは“厳しすぎる”と考えている。

F1オーストリアGPの残り10周、アレクサンダー・アルボンがターン4でルイス・ハミルトンにオーバーテイクを仕掛けた際に両者は接触。アルボンはスピンして表彰台争いから脱落し、ハミルトンには5秒ペナルティが科せられた。
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