ルイス・ハミルトン 「シューマッハの後任としてのメルセデスF1加入は特権」
ルイス・ハミルトンが、メルセデスF1に移籍してから今日までの道のりを改めて語った。

先週末のF1エミリア・ロマーニャGPで、メルセデスF1はコンストラクターズ選手権7連覇という前人未踏の記録を打ち立てた。優勝したルイス・ハミルトンは、ミハエル・シューマッハを超えたF1史上最多勝利数を93勝に伸ばし、7回のF1ワールドチャンピオン獲得にむけて順調にシーズンを進めている。

今でこそ、強すぎるメルセデスのF1マシンとルイス・ハミルトンを批判する声があるが、2013年に常勝チームであるマクラーレンを離れてミハエル・シューマッハを擁してもF1ワークス活動再開後3年間で1勝しか上げていないメルセデスへの移籍を疑問視する声があった。

2013年にメルセデス移籍を結した心境から今日まで道のりをルイス・ハミルトンが語った。

「時間の経過とともに多くの変化があった」とルイス・ハミルトンは語る。

「僕にとって本当にクレイジーだったのは、最終的に自分がミハエルの後任として連れてこられたということだ。当然、僕はミハエルがスポーツを支配し、素晴らしいことを成し遂げるのを見てきたし、彼が引退して、僕が彼の代わりを務めるというのは本当に奇妙なポジションだった。僕が一緒に仕事をしたのは、彼の以前のメカニックとエンジニアだったし、本当に特権的なポジションだった」

「でも、彼らはかなり困難な時間を過ごしていたし、マシンは良くなかった。本当に素晴らしかったのは、僕が加入したとき、特に2013年に、個人的に懸案事項に採決を下して、たくさんの変更を加えることができたことだ。そこから僕たちはとにかく共同で一緒に仕事をした」

「僕たちが素晴らしいエンジンを持っていることはわかっていた。僕がチームに加入するという決断を下して、契約にサインする前にすでに彼らはエンジンの開発をスタートさせていた。僕はマクラーレンでメルセデスと一緒だったので、ファクトリーに行くことができたし、メルセデスがどんなことをやっているのかを分かっていたし、マクラーレンがメルセデスとの契約を解除することも分かったいた。そして、自分がメルセデス・ベンツと一緒にいたいとことを分かっていた。本当に象徴的なブランドだと思うし、彼らは自分たちが達成したいことに本当に情熱を持っていると思ったからね。彼らには本当に素晴らしい歴史があり、状況を好転させる力があることは分かっていた」

「でも、多くの信じられないくらい勤勉な人々が集まって、本当に革新し、いくつか信じられないくらいの…マシンの最も信じられないようないくつかを設計し、パズルを完成させるには時間がかかった。本当に大きなパズルだった。すべてが良い方向に進んでいくのを見るのは本当に喜びだったし、結局のところ、それを運転できるのは僕たち二人だけだ」

「それにスタッフたちは本当に冷静な人たちだと思う。表彰台に立っているときでさえ、彼らは過度に興奮することはない。彼らはお祝いもそこそこに今もすでにデスクに戻っている。彼らが今すぐデスクに戻り、すでにメールを送信し、次のレースのためのスペアパーツがあるかを確認し、先手を打つために次に何をするかに取り組んでいるのは確かだ。それがこのチームがずっと取り組んできたことだ」

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カテゴリー: F1 / ルイス・ハミルトン / メルセデスF1