レッドブルF1代表 「2021年に無抵抗でメルセデスに王座を渡す気はない」
メルセデスF1はターボハイブリッド時代を支配しており、2014年以降に獲得可能なすべてのタイトルを手に入れている。先週末のF1エミリア・ロマーニャGPではフェラーリが保持してきたタイトル連覇の記録を破り、前人未踏のコンストラクターズタイトル7連覇を達成した。
また、またドライバーズタイトルでもレッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンがタイヤバーストによる不幸なDNFを喫したことで、数字上でタイトルを獲得できる可能性が残っているのはルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスというメルセデスの2名だけとなった。
今年はフェラーリがパフォーマンス不振に陥ったことで、メルセデスF1の支配を阻止できるのはレッドブル・ホンダだけだった。だが、今年の圧倒的な強さを考えれば、レギュレーションが安定している2021年にメルセデスのタイトル獲得を阻止するのは再び困難な仕事になると思われる。
それでも、レッドブルとホンダF1はモチベーションを失ってはいない。ホンダは2021年をもってF1から撤退することを決定しており、最後までメルセデスをプッシュすることを決意している。
「もちろん、空力的なパフォーマンスを向上させる必要がある」とクリスチャン・ホーナーは Channel 4 に語った。
「メカニカル的にやれることには制限がある。2021年はいくつか軽微な変更があるが、来年のタイヤへの空力削減に関して我々が試したことから見れば、それらは考えていたよりも大きいと思う」
「だから、諦めることはできない。今年メルセデスはスイートスポットにヒットし、素晴らしいマシンを生み出したが、来年は無抵抗でタイトルを与えるつもりはない」
「懸命に仕事を続けていけばどんなことでも可能だ。メルセデスはそれを実証したし、我々はその前にそれを実証した」
「我々の課題は、その次の一歩を踏み出すことだ。イモラのような日はイライラするが、我々はもっと多くの栄光の時がくるだろう」
メルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフも、レッドブル・ホンダF1を脅威と見なしており、特にマックス・フェルスタッペンを“懸念”していると語っている。
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