角田裕毅の“甘いアクセサリー”も登場 F1オランダGPファッション編
夏休み明け、パドックに新たなスタイルが戻ってきた。2025年F1オランダGPでは予測不能な天候に対応するため、濡れないための実用的な装いが目立ったが、それでもドライバー、チーム代表、パートナー、セレブゲストは、それぞれの個性をザントフォールトで表現していた。

グランプリ週末の4日間を通じて、到着時の装いがそれぞれの物語を語った。

雨に備えた機能的なレイヤー、権限を示すシャープなテーラリング、顔なじみのオフ感漂う週末スタイル、そして時折、雨の週末を明るく照らす大胆なルックも登場した。

木曜日 ― 到着日のリラックス感
2025年オランダGPの初日は、快適さを前面に押し出したスタイルが週末のトーンを決めた。多くのドライバーが控えめで移動に適したルックを選ぶ一方、チーム代表のローラン・メキース(レッドブル)とフレデリック・バスール(フェラーリ)は、シャープなテーラリングを取り入れ、プロフェッショナルさとリラックス感を両立させていた。

エステバン・オコン、リアム・ローソン、ランド・ノリス、ランス・ストロールといった面々のオフスタイルは、シンプルさが際立った。クリーンなライン、落ち着いた色調、そして天候の不安定さを示唆する巧みなレイヤリングが特徴だった。

F1 オランダGP 金曜日

金曜日 ― 実用性の中の創意工夫
最初の走行セッションが始まり、すぐにウェットコンディションとなった金曜も、到着時はリラックス感あふれる装いが主流だった。ジャケット、クォータージップ、オーバーサイズTシャツが支配的だったが、その実用性の中にも創意工夫が光った。

ピエール・ガスリー、アイザック・ハジャー、角田裕毅は、灰色の空模様に映える鮮やかな色を差し込み、マクラーレンのオスカー・ピアストリとランド・ノリスは通常のチームウェアではなく、チームのストリートウェアで登場した。

チームウェア以外の者たちは都会的な控えめさを取り入れつつ、カジュアルでも印象に残ることを証明してみせた。金曜は「機能が優先されても、スタイルは置き去りにされない」ことを示した日となった。

F1 オランダGP 金曜日

土曜・日曜 ― 雨対策と個性の交差
雨雲がザントフォールトに押し寄せる中、ドライバーたちは個性よりも実用性を優先し、重要な予選と決勝に向けてチームのレインコートを着用した。しかし、エステバン・オコンとニコ・ヒュルケンベルグは、レインジャケットにサングラスを合わせるというユーモラスな選択をし、海辺の楽観主義を感じさせる印象的な姿を見せた。

ドライバーの装いはレースデーに向けて控えめになった一方、パドックの他の人々が曇り空に輝きをもたらす場面となった。

F1オランダGP 土曜日・日曜日

土曜にはピエール・ガスリーのパートナー、フランシスカ・ゴメスが「モデルの休日」的なクールさを漂わせ、彼らの愛犬シンバもまたスターとなった。日曜にはガブリエル・ボルトレトのパートナー、イザベラ・ベルナルディーニが、ネイビーブレザーに散りばめられたグリッターでパドックを彩った。さらに最も装飾豊かだったのは、ランド・ノリスの母シスカ・ワウマンで、腕にはバングルやビーズブレスレットが増え続けていた。

そして、ザントフォールトらしさを体現するかのように、角田裕毅は「最高のアクセサリーは甘いお菓子である」ことを示してみせた。

F1オランダGP 角田裕毅

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カテゴリー: F1 / F1オランダGP