F1中国GP FP1展開:ジョージ・ラッセル最速 メルセデス1-2で好発進
2026年F1中国GPのフリー走行1回目が上海インターナショナル・サーキットで行われ、メルセデスのジョージ・ラッセルがトップタイムを記録した。チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリが2番手に続き、メルセデス勢が再び強力なパフォーマンスを示した。

スプリントフォーマットの週末となる中国GPでは、通常の週末とは異なりフリー走行はこの1時間のみ。その後すぐにスプリント予選が行われるため、各チームは短いセッションの中でマシンセットアップとデータ収集を急ぐことになった。

メルセデスが再び速さを見せた一方で、アービッド・リンドブラッドのマシントラブルや各車の小さなインシデントなど、慌ただしい1時間となった。

■ セッション開始直後から慌ただしい展開
セッション開始直後から各チームはコースへ一斉にマシンを送り出し、多くのドライバーがミディアムタイヤで走行を開始した。アストンマーティンのみがソフトタイヤを選択するなど、チームごとに異なるプログラムが展開された。

序盤はジョージ・ラッセルがトップに立ち、アンドレア・キミ・アントネッリがわずか0.029秒差で続くなど、メルセデス勢が早くも速さを見せた。シャルル・ルクレールが3番手につけ、フェラーリも上位争いに加わった。

一方で序盤にはインシデントも続発。ランド・ノリスとルイス・ハミルトンが接触する場面があり、ハミルトンはブレーキングでスピン。タイヤにはフラットスポットが生じた。また、アルピーヌのフランコ・コラピントも単独スピンを喫するなど、路面コンディションの難しさがうかがえた。

■ リンドブラッドにトラブル セッション序盤でストップ
セッション中盤にはレーシングブルズのルーキー、アービッド・リンドブラッドにトラブルが発生。ターン9付近でマシンを止め、バーチャルセーフティカーが導入された。

リンドブラッドはコックピットから煙が出る状況でマシンを停止。結局この日はわずか6周しか走行できず、トラック経験がほとんどないルーキーにとって厳しい結果となった。

チーム代表のアラン・パーメインは原因について次のように説明した。

「マシンを回収して確認するまで分からない。テレメトリーかステアリングホイールの問題で電源が落ちた。単なるスイッチの問題かもしれないし、大きなトラブルの可能性もある」

「簡単な原因であることを願っている」

■ メルセデスの優位は健在
セッション終盤、各車がソフトタイヤでアタックを行うと、ラッセルが1分32秒741を記録してトップタイムを確定させた。アントネッリが0.120秒差の2番手につけ、ランド・ノリスが3番手に浮上した。

フェラーリはシャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンが5番手と6番手に並び、レッドブル勢はマックス・フェルスタッペンが8番手、アイザック・ハジャーが13番手だった。

ラッセルはメルセデス以外の最速マシンに対して0.555秒差をつけており、開幕戦オーストラリアGPに続いて強力なパフォーマンスを見せた形だ。

■ 終盤にも小さな波乱
セッション終盤にはハースF1チームのオリバー・ベアマンがスピンを喫する場面があったが、大きなダメージはなく走行を続行。ベアマンはトップ10に入る速さを示し、今週末の中団争いでの存在感をうかがわせた。

チェッカーフラッグ直前にはシャルル・ルクレールが最終コーナーでコースオフしてグラベルへ飛び出す場面もあったが、マシンに大きなダメージはなくコースへ復帰している。

■ スプリント週末の鍵を握る1時間
スプリントフォーマットの中国GPでは、この1時間のフリー走行が週末唯一のプラクティスとなる。各チームはここで得たデータを基に、数時間後に行われるスプリント予選へ臨むことになる。

メルセデスが再び優位を示した一方で、フェラーリやマクラーレンも接近したペースを見せており、短いスプリント週末の中で勢力図がどう変化するのか注目される。

中国グランプリ 2026年のF1世界選手権

2026年F1中国グランプリ フリー走行 結果

1.ジョージ・ラッセル(メルセデス) - 1分32秒741(28周)
2.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス) - 1分32秒861(29周)
3.ランド・ノリス(マクラーレン) - 1分33秒296(29周)
4.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) - 1分33秒472(27周)
5.シャルル・ルクレール(フェラーリ) - 1分33秒599(27周)
6.ルイス・ハミルトン(フェラーリ) - 1分34秒129(25周)
7.オリバー・ベアマン(ハースF1チーム) - 1分34秒426(27周)
8.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング) - 1分34秒541(24周)
9.ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ) - 1分34秒639(26周)
10.ピエール・ガスリー(アルピーヌ) - 1分34秒676(27周)
11.リアム・ローソン(レーシングブルズ) - 1分34秒773(29周)
12.ガブリエル・ボルトレト(アウディ) - 1分34秒828(25周)
13.アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング) - 1分35秒856(25周)
14.エステバン・オコン(ハースF1チーム) - 1分34秒877(24周)
15.フランコ・コラピント(アルピーヌ) - 1分34秒947(25周)
16.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ) - 1分35秒480(30周)
17.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ) - 1分35秒679(17周)
18.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) - 1分35秒856(18周)
19.バルテリ・ボッタス(キャデラック) - 1分36秒057(25周)
20.ランス・ストロール(アストンマーティン) - 1分37秒224(20周)
21.アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ) - 1分37秒896(6周)
22.セルジオ・ペレス(キャデラック) - 1分39秒200(13周)

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カテゴリー: F1 / F1中国GP