2026年F1シーズンは“クリスマス決着”も? 中東2戦復活で過酷日程案が浮上

イラン情勢の影響によって4月開催予定だったバーレーンGPとサウジアラビアGPが中止となったが、F1は現在、この2戦をシーズン後半に再組み込みする案を検討しているという。
DAZNのトマス・スラファー記者によると、F1側は特にサウジアラビアGPの復活開催を強く望んでおり、さらにバーレーンGP追加も視野に入れている。
“10戦を13週間”という過酷スケジュール案
現在議論されている案では、バーレーンGPを10月2〜4日に移動し、アゼルバイジャンGPとシンガポールGPの間に組み込む構想が検討されている。
この案が実現した場合、2026年後半戦は3連戦が3回組み込まれる極めて過酷な日程となる。
■ アゼルバイジャンGP
■ バーレーンGP
■ シンガポールGP
その後に1週間の休みを挟み、
■ アメリカGP
■ メキシコGP
■ ブラジルGP
さらに再び1週間の休みを挟んで、
■ ラスベガスGP
■ カタールGP
■ サウジアラビアGP
という構成になる見通しだ。
そして最終戦アブダビGPは12月20日に開催され、F1史上でも異例の“クリスマス直前フィナーレ”になる可能性がある。
マドリードGP以降は“消耗戦”に
この案が採用された場合、マドリードGP後からシーズン終了までの約13週間で10レースを消化することになる。
トマス・スラファー記者は、DAZNのカナダGP中継内で次のように説明した。
「F1はサウジアラビアGPを何としてもカレンダーに戻したいと考えている」
「現在はバーレーンGP追加も検討されている。ただし、残された空き枠はほとんどない」
さらに、後半戦の負担についても懸念を示した。
「9月中旬以降、13週間で10レースという日程になる」
最大の障壁は中東情勢の不透明さ
ただし、現時点でF1はこの改訂カレンダーを正式発表できる状況にはない。
背景には、依然として不透明な中東地域の地政学リスクがある。特にサウジアラビアとバーレーンを再び開催地として組み込めるかどうかは、今後の安全保障状況に大きく左右される。
一方で、F1側としては中東ラウンドを失うことによる商業的損失や契約上の問題も無視できず、代替開催ではなく“復活開催”を模索している状況だ。
仮にこの案が承認されれば、2026年シーズン終盤はタイトル争いだけでなく、チームスタッフや物流部門の“耐久戦”としても歴史に残るシーズンとなりそうだ。
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