レッドブルF1加入ロザートが語るフェルスタッペン親子「ヨスは本物のアウトロー」
マックス・フェルスタッペンと父ヨス・フェルスタッペンの“内側”を知る人物が、レッドブルF1の新体制に加わった。

フェラーリ黄金期を支え、2026年からレッドブルのコンサルタントに就任したジーノ・ロザートは、ポッドキャスト番組『Pitstop』でフェルスタッペン親子との関係を赤裸々に語り、ヨスについて「本物のアウトローだ」と表現した。

フェラーリ黄金期を支えたロザートがレッドブル入り
ジーノ・ロザートは1991年にフェラーリの物流スタッフとしてモータースポーツ界に入り、1997年からフルタイムでスクーデリアに加入。ミハエル・シューマッハ時代のフェラーリを支えた人物として知られている。

その後、2014年には管理職としてフェラーリへ復帰。そして現在は、レッドブルのコンサルタントとして新たな役割を担っている。

ロザートとフェルスタッペン家の関係は、ヨス・フェルスタッペンとミハエル・シューマッハの交流を通じて築かれたものだった。

1994年、ヨスはベネトンでシューマッハのチームメイトを務めた。コンビは1シーズンのみだったが、その後も親交は続き、幼少期のマックスも自然とその輪の中にいたという。

「ヨスは本物のアウトロー」
ロザートは、若き日のフェルスタッペン親子について次のように振り返った。

「彼らは僕のことを覚えていないかもしれないけど、僕は彼らをよく覚えている。ヨスは本当に、本当にアウトローだ。ヨスをナメちゃいけない」

さらにロザートは、現代F1では失われつつある“昔気質”の存在としてヨスを高く評価した。

「彼は純粋な人間だ。正直者だし、昔ながらのタイプだ。何を言える? 彼はF1最大級のモンスターを育て上げたんだから」

「マックスを見れば分かる。彼は偉大なドライバーであり、古い時代の労働倫理を持った人間だ」

“厳格な父”が育てたF1最強ドライバー
ロザートは、ヨスによる厳格な教育スタイルについても言及した。

「ヨスは時にはマックスをサーキットに置いて帰ったこともあったと聞く。でも、今の世界は少し甘やかしすぎなんだと思う」

「最高になりたいなら、それだけの覚悟が必要だ。そしてヨスは、ただ速いドライバーを作っただけじゃない。人間としても素晴らしい人物を育てた」

ロザートは、現在のマックス・フェルスタッペンについても独特な表現で称賛した。

「マックス・フェルスタッペンは“宇宙飛行士”みたいな存在なんだ。誰もが彼になりたがる。それが人間の本能だ」

「マックスはキミ・ライコネンに似ている」
ロザートは、マックスの素顔についても語っている。

「彼はキミ・ライコネンにすごく似ている。ただ、マックスの方が少しスパイシーで、感情を外に出すタイプだ」

「キミは黙って耐える。でもマックスは時々爆発する」

さらに、フェルスタッペン親子の“変わらない距離感”も明かした。

「今でも僕がマックスにメッセージを送れば、2分以内に返信が来る。ヨスも同じだ」

「彼らは金や利害で人を見ない。駆け引きもしない。ただ純粋に、いい人たちなんだ」

レッドブル内で高まる“フェルスタッペン包囲網”への備え
ロザートのレッドブル加入は偶然ではないとの見方もある。

2026年の新PUレギュレーションに強い不満を抱くマックス・フェルスタッペンは、現在のF1の方向性に対して繰り返し批判を展開している。また、レッドブル内部では長年の盟友ジャンピエロ・ランビアーゼの離脱も取り沙汰されており、周囲の支援体制が変化しつつある。

そうした中で、幼少期からフェルスタッペン家を知るロザートの存在は、単なるコンサルタント以上の意味を持つ可能性がある。

フェラーリ黄金期を知る男が、今度はレッドブルで“フェルスタッペン時代”を支えることになるのかもしれない。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン / レッドブル・レーシング