佐藤琢磨 F1名車ウィリアムズ・ホンダFW11体験「本当に驚異的だった」
佐藤琢磨は、2025年モントレー・モータースポーツ・リユニオンで驚くべき体験をした。元F1ドライバーである佐藤は、1000馬力以上を誇る1986年のF1マシンであるウィリアムズ・ホンダFW11をドライブした後、その感動を語った。

モントレー・モータースポーツ・リユニオンは、カリフォルニア州モントレーのウェザーテック・レースウェイ・ラグナセカで毎年開催されるイベントで、歴史的なレーシングカーが走る舞台を提供することを目的としている。

2度のインディ500優勝経験を持つ佐藤琢磨は、このウィリアムズFW11・ホンダをドライブした後、インサイダーのマーシャル・プルエットとのやりとりでこう語った。

「本当に驚異的だよ。実現してくれた皆さんに大きな感謝を伝えたい。ウィリアムズのヘリテージが、このクルマを数カ月前に上から下まで見事にレストアしてくれた。そして実際、我々は数週間前にナイジェル本人がこのオリジナルのクルマをグッドウッドで走らせるのを見たんだ」

「それだけでも十分にすごいよね。このクルマをモントレーに持ち込めるなんて、歴史的な場所に歴史的なマシンを持ち込むんだから。1986年のコンストラクターズ・チャンピオンを獲得したクルマだろ?本当に素晴らしいよ。ガレージでエンジンを暖めると、人々はこのエンジンのエネルギーを全く予想していなかったんだ」と彼は付け加えた。

1986年のF1シーズンでは、ナイジェル・マンセルがFW11を駆ってドライバーズ選手権2位を獲得し、チームはコンストラクターズタイトルを手にしている。

佐藤琢磨 ウィリアムズ・レーシング ホンダ F1

佐藤琢磨、2025年インディ500予選で2番手獲得
48歳の佐藤琢磨は、モントレーでFW11をドライブするという夢の時間を過ごす一方で、5月にインディアナポリス・モーター・スピードウェイで行われたインディ500予選でも輝きを見せ、見事に2番手を獲得した。

ラーレ・レターマン・ラニガン・レーシングから参戦した佐藤は、インディカー・ルーキーでプレマ・レーシングのロバート・シュワルツマンにポールポジションを奪われたが、接戦の末の2位という結果を残した。予選後、ホンダ・レーシングを通じてこう語った。

「まずはHRCに大きな祝福を送りたい。本当に全員が力を合わせてきた。特に非常に難しい厳しい年の後で、HRCは驚異的な仕事をして復活したと思う」

決勝では2番手からスタートしたものの、200周のレースで順位を落とし、最終的には9位でフィニッシュした。#76フンコス・ホリンガー・レーシングのコナー・デイリーの後ろでチェッカーを受ける形となった。

その過程で佐藤は51周をリードし、合計5度のピットストップを経て完走した。優勝を飾ったのは、当時3度のインディカー王者で#10チップ・ガナッシ・レーシングのアレックス・パロウだった。




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カテゴリー: F1 / 佐藤琢磨 / ウィリアムズ・レーシング / ホンダF1 / F1マシン / インディカー