レッドブルF1のRB19のフロア下側が撮影されるも「複雑すぎて理解不能」
F1モナコGPの予選でセルジオ・ペレスがクラッシュしたことで、レッドブル・レーシングのライバルたちはRB19のフロアのデザインを研究する重要な機会を得ることができた。

セルジオ・ペレスのレッドブルのF1マシンはサン・デボーテの事故現場からクレーンで持ち上げられ、近くにいたカメラマンがRB19の普段は隠されている下側を撮影することができた。

レッドブル・レーシングは、昨シーズンの初めに現行のテクニカルレギュレーションが導入されて以来、トップクラスに君臨しており、その速さの秘密はフロアデザインにあると信じられている。

しかし、あるデザイナーは、レッドブルのフロアレイアウトは非常に洗練されているため、今見ても真似するのは難しいだろうと語った。

ウィリアムズの車両性能責任者であるデイブ・ロブソンは、「あまりに複雑なので、2Dの写真では、光の当たり方と曲線の関係で、何一つわからない」と語った。

「ダウンフォースを得るために、あのような形にしたのは偶然なのだろう。でも、だからといってコピーを難しい!」

F1モナコGPメルセデス W14のフロア下側も露わに

ルイス・ハミルトンが最終プラクティスでクラッシュした後、メルセデスのF1マシンの下側も見られた。しかし、メルセデスのトラックサイドエンジニアリングディレクターのアンドリュー・ショブリンは、彼らの圧倒的なライバルは、彼らの秘密が世界に公開されることでさらにイライラするだろうと語った。

「彼らは、自分たちのクルマが空中に放置されることに、我々よりももっと腹を立てているんじゃないかと思う」とショブリンは語った。

「正直なところ、このレギュレーションで最も重要なのは、普段見ることのできない部分なんだ。だから、チームはそのような写真ばかりを撮っている。モナコは、そのような写真を撮るのにいい機会だ」

F1では重量配分が厳しく制限されているため、クレーンで宙に浮くマシンを見ても、かつてのような情報は得られないとショブリンは語る。

「数年前、重量配分が48%から43%の間であれば、人がどこにいるのかにもう少し注意を払うことができた。クルマを持ち上げれば、重心がどこにあるのかがわかる。最近は、規制によって、かなり狭い範囲でしか作業できない」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / F1マシン / F1モナコGP