角田裕毅は17番手に沈む:F1ハンガリーGP フリー走行1回目 プレイバック
マクラーレンが初日から速さを見せつけた2025年F1ハンガリーGPのフリー走行1回目。ランド・ノリスがトップタイムを記録し、オスカー・ピアストリもわずか0.019秒差で続き、1-2発進を決めた。コンディションはドライだったが、路面温度は高く、各車がグリップに苦しむ展開となった。

一方、技術トラブルやパーツ評価に時間を割いたチームもあり、波乱含みのセッションとなった。

ザウバー勢はダブルトラブルに見舞われ、レッドブル勢はセットアップ調整に専念。若手ドライバーたちの奮闘も目立ったFP1を、重要局面ごとに振り返る。

序盤:全車一斉にコースイン、ハードとミディアム中心
開始直後、全車がすぐさまコースイン。角田裕毅、ローソン、アルボンら8台がハードタイヤで走行し、その他はミディアム。空気温27℃、路面温度50℃と高温の中、グリップに苦しむ声が多く、ハミルトンも「クルマの感触が良くない」と無線で不満を伝えた。

中盤:アロンがストップ、ザウバー勢に相次ぐ問題
セッション半ば、ポール・アロンが9周でマシンをストップ。VSCが導入され、マシンはすぐに撤去されたが、セッション復帰は叶わず最下位に。さらにチームメイトのボルトレトも17周でピット作業に入り、以後走行できず。ザウバーは両車とも技術トラブルでセッションを棒に振った。

終盤:ソフトタイヤ投入でタイム更新、ノリスが最速
残り20分を切ったあたりから、ノリス、フェルスタッペン、ハミルトンらがソフトタイヤでのタイムアタックを実施。ターン1ではロックアップが続出したが、ノリスはファステスト・セクターを連発し、1分16秒052を記録。ピアストリも2回目のアタックで0.019秒差まで迫ったが及ばなかった。

注目:ハジャーとベアマンがトップ6入り、角田裕毅は後方
レーシングブルズのアイザック・ハジャーが4番手、ハースのオリバー・ベアマンが6番手と若手が光る結果に。一方で角田裕毅は17番手と後方に沈み、ソフトタイヤでのロングラン中心の走行内容となった。

FP1結果:マクラーレン1-2、7チームがトップ10に
最終的にノリスがトップ、ピアストリが2番手、ルクレールが3番手。ハジャー、ハミルトン、ベアマン、アントネッリ、ラッセル、フェルスタッペン、ストロールまでがトップ10入りし、7チームがバランスよく上位を占める結果となった。

ハンガリーグランプリランド・ノリスが僅差でピアストリを抑えて初日最速を記録

2025年F1 ハンガリーGP フリー走行1回目 結果・ラップタイム

1.ランド・ノリス(マクラーレン) - 1分16秒052
2.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) - 1分16秒071
3.シャルル・ルクレール(フェラーリ) - 1分16秒269
4.アイザック・ハジャー(レーシングブルズ) - 1分16秒681
5.ルイス・ハミルトン(フェラーリ) - 1分16秒734
6.オリバー・ベアマン(ハース) - 1分16秒878
7.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス) - 1分16秒880
8.ジョージ・ラッセル(メルセデス) - 1分16秒925
9.マックス・フェルスタッペン(レッドブル) - 1分16秒940
10.ランス・ストロール(アストンマーティン) - 1分16秒958
11.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ) - 1分16秒984
12.エステバン・オコン(ハース) - 1分17秒004
13.ピエール・ガスリー(アルピーヌ) - 1分17秒123
14.リアム・ローソン(レーシングブルズ) - 1分17秒184
15.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ) - 1分17秒195
16.フェリペ・ドルゴビッチ(アストンマーティン) - 1分17秒269
17.角田裕毅(レッドブル) - 1分17秒393
18.フランコ・コラピント(アルピーヌ) - 1分17秒464
19.ガブリエル・ボルトレト(ザウバー) - 1分17秒652
20.ポール・アロン(ザウバー) - 1分19秒788

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カテゴリー: F1 / F1ハンガリーGP