F1パワーランキング:ピアストリ優勝のベルギーGPのドライバー評価は?

しかし、ベルギーGPのパワーランキングはどうなったのか?最新のスコアとシーズン累計ランキングをチェックしていこう。
評価方法
F1パワーランキングは、F1.comの5人の審査員が5人の審査員が各グランプリ終了後、全ドライバーを10点満点で評価(マシン性能は除外)。審査員の平均スコアをそのレースでの評価とし、シーズンを通じて累積していく

スプリントではポールからの勝利を逃したが、日曜の決勝ではその鬱憤を晴らすような圧巻の走りを披露。スタート直後にチームメイトのノリスを抜いて首位に立つと、唯一のドライタイヤへのピットストップ後にはリードを9.1秒に広げた。ミディアムタイヤで安定したラップを刻み、今季6勝目を挙げて選手権リードを16ポイントに広げた。審査員もその走りに納得の評価を与えた。

スプリントではパワーユニットの問題によりトップ10圏外に沈んだが、決勝グリッドを決める予選では見事な最終ラップを決めて5番手を獲得。ウェットの序盤にラッセルに抜かれたものの、その後は安定した走りでリズムを掴み、ストレートの速さを武器に後方のハミルトンを抑え切り、6位フィニッシュを果たした。

マクラーレン勢に次ぐ3番手に予選で食い込み、決勝でもそのポジションを守り切った。インターミディエイトタイヤが限界に達する中でフェルスタッペンの猛追を凌ぎ、ピットストップ後も手堅く走行。フェラーリの新型サスペンションの効果を証明する走りとなった。

スプリントでは低ダウンフォース仕様で臨み、ポールのピアストリを1周目のケメルストレートで抜いて首位に立ち、マクラーレン勢の猛追をしのいで勝利。しかし、決勝ではダウンフォースを増やした仕様でもルクレールを抜くには至らず、4位でフィニッシュ。現世界王者としての存在感は見せたが、表彰台には届かなかった。

直線スピードに劣るアルピーヌながらQ2進出を果たし、13番手スタートからDRSトレインの先頭として粘りの走りを展開。角田裕毅やハースのベアマンの攻撃を抑え、ヒュルケンベルグが2度目のピットストップを行ったことで順位が繰り上がり、最終的に10位で1ポイントを獲得した。

スプリントで10位、グランプリ予選では9番手と目立たぬながらも堅実なパフォーマンスを披露。決勝ではチームメイトのアイザック・ハジャーより後方スタートだったが、ハジャーが2度目のピットとトラブルで後退したのに対し、ローソンは着実に順位を守り抜いて8位フィニッシュ。ここ6戦で3度目の入賞となった。


キック・ザウバーでの好調を持続し、今回も9位でフィニッシュして3戦2度目の入賞を果たした。予選では再びチームメイトのヒュルケンベルグを上回りQ3進出。序盤にポジションを落とす場面もあったが、再び前に出るとその後はローソンの後方を安定して走行し、ガスリーには大きく差をつけた。

スプリントとグランプリ予選の両方でスピンとトラックリミット違反によりQ1敗退。決勝ではピットレーンスタートからの追い上げとなったが、スリックタイヤへの切り替えを誰よりも早く実行し、大きくポジションアップ。最終的にアルボンの後方で7位まで順位を上げ、週末を立て直した。

ハースで4戦連続となる11位フィニッシュとなったが、スプリントでは7位に入りバーレーン以来のポイントを獲得。低ダウンフォース仕様で挑んだ予選ではQ3進出も果たし、堅実なパフォーマンスを示した。
ランキング圏外
ジョージ・ラッセル、エステバン・オコン、アイザック・ハジャーの3人は、あと一歩でトップ10入りを逃した。ラッセルは日曜の決勝で孤独な5位走行となった一方、オコンとハジャーはスプリントで存在感を発揮。オコンは5位、ハジャーも8位に入ったが、決勝では2度目のピットとマシントラブルにより順位を落とし、最下位に終わった。

カテゴリー: F1 / F1ベルギーGP