F1 Topic:ピレリが声明で述べた当たり前の故障理由に込められた意地

2020年8月5日
F1 Topic:ピレリが声明で述べた当たり前の故障理由に込められた意地
ピレリは、F1イギリスGPのレース終了間際に多発したパンクの原因を“高い摩耗と過度の負荷”というごく当たり前の説明をしたが、そこにはタイヤメーカーとしての意地が感じ取れた。

国際映像に次々とタイヤが故障していく様が映し出されるのはピレリにとって打撃だ。そこにある背景を知らずにテレビやニュースを見ているファンには、あたかもピレリが“欠陥品”“不良品”を製造したと映り、実際にSNSなどでもそのような認識が多数見受けられる。

ピレリ 「マックス・フェルスタッペンのタイヤの切り傷はデブリが原因」

2020年8月5日
ピレリ 「マックス・フェルスタッペンのタイヤの切り傷はデブリが原因」 / F1イギリスGP 決勝
ピレリは、F1イギリスGPの決勝でレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンのタイヤに刻まれていた切り傷はキミ・ライコネン(アルファロメオ)のフロントウイングの破片によってついたものだと語った。

レッドブル・ホンダのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、F1イギリスGPのレース後に、マックス・フェルスタッペンの第2スティントで装着していたハードタイヤには50個の切り傷が確認されたと述べていた。

ピレリ、F1イギリスGPでのタイヤ故障は「高い摩耗と極度の負荷」が原因

2020年8月5日
ピレリ、F1イギリスGPでのタイヤ故障は「高い摩耗と極度の負荷」が原因
ピレリは、2020年のF1世界選手権 第4戦 F1イギリスGPの決勝の最後の2周で3台に発生したタイヤ故障の分析結果を発表。通常よりも長い使用による高い摩耗とスピードが増した2020年F1マシンの力によってかかった極度の負荷が原因だった説明した。

F1イギリスGPの決勝では、2番手を走行していたバルテリ・ボッタス(メルセデス)に残り3周で左フロントタイヤにパンクが発生して11位でフィニッシュ。カルロス・サインツ(マクラーレン)も同じ左フロントタイヤがパンクして4番手から13位に滑り落ちた。

ピレリ 「タイヤ交換しなければフェルスタッペンは勝っていた」

2020年8月4日
ピレリ 「タイヤ交換しなければフェルスタッペンは勝っていた」 / F1イギリスGP 決勝
ピレリF1のマリオ・イゾラは、F1イギリスGPの第2スティントでレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが履いていたタイヤをチェック。ゴムは問題なかったとし、タイヤ交換がなければフェルスタッペンが勝っていたことを示唆した。

F1イギリスGP終了間際のマックス・フェルスタッペンは、今シーズンのレース戦略で最も議論されたトピックとなっている。

F1 Topic:イギリスGPのタイヤバーストでピレリを強く批判できない事情

2020年8月4日
F1 Topic:イギリスGPのタイヤバーストでピレリを強く批判できない事情
通常、先週末のF1イギリスGPのように複数のマシンにタイヤバーストの問題が発生した場合、F1チームは安全性を大義名分としてタイヤサプライヤーのピレリを否定していたが、今回はそうもいかない。

F1イギリスGPでは、レース終了間際にバルテリ・ボッタス(メルセデス)、カルロス・サインツ(マクラーレン)、そして、トップを走行していたルイス・ハミルトン(メルセデス)のタイヤがパンク。3台すべてが左フロントタイヤだった。

ピレリ、F1イギリスGP決勝でのタイヤバースト問題の調査を開始

2020年8月3日
ピレリ、F1イギリスGP決勝でのタイヤバースト問題の調査を開始
ピレリは、2020年のF1世界選手権 第4戦 F1イギリスGPの決勝レースで多発したタイヤバーストについて調査を開始した。

F1イギリスGPの決勝では、レース終了間際にタイヤバーストが多発。残り3周には2番手を走行していたバルテリ・ボッタス(メルセデス)、残り2周には5番手を走行していたカルロス・サインツ(マクラーレン)、そして、ファイナルラプではトップを走行していたルイス・ハミルトン(メルセデス)の左フロントタイヤがパンクした。

F1イギリスGP 決勝:各ドライバーの持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

2020年8月2日
F1イギリスGP 決勝:各ドライバーの持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想
ピレリは、2020年のF1世界選手権 第4戦 F1イギリスGPの決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数を発表した。

ピレリは、シンガポールにC1(ハード/ホワイト)、C2(ミディアム/イエロー)、C3(ソフト/レッド)というコンパウンドを選択。決勝ではハードもしくミディアムのいずれか1セットを使用しなければならない。

ピレリ、F1トスカーナGP&F1ロシアGPのタイヤコンパウンドを発表

2020年7月23日
ピレリ、F1トスカーナGP&F1ロシアGPのタイヤコンパウンドを発表 / 2020年のF1世界選手権
ピレリは、2020年のF1世界選手権 第9戦 F1トスカーナGPと第10戦 F1ロシアGPのタイヤ配分を発表した。

ピレリは、2019年のF1世界選手権から新しいタイヤ命名システムを導入。ドライコンパウンドは5種類となり、最も硬いものをC1(コンパウンド1)、最も柔らかいものをC5(コンパウンド5)と名付け、各レースでハード(ホワイト)、ミディアム(イエロー)、ソフト(レッド)として配分される。

2020年 F1ハンガリーGP 決勝:ピレリ タイヤ戦略解説

2020年7月20日
2020年 F1ハンガリーGP 決勝:ピレリ タイヤ戦略解説
ピレリが、2020年のF1世界選手権 第3戦 ハンガリーGP 決勝でのタイヤ戦略を振り返った。

F1ハンガリーGPの決勝は、前日夜からの雨によってラバーが洗い流され、ウエットコンディションでレースはスタート。雨天用タイヤでのスタートによって2種類のタイヤ使用義務はなくなり、各マシンが異なる局面で様々なコンパウンドを装着することになった。
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